“表現の自由の範囲”であれば賛否はエールに
発表当初から賛否があったプロジェクトだけに、番組が配信されて以降も、視聴者からオーディション参加者に対して様々な意見が生まれることは避けられない。
「この人を応援したい」「この人はちょっと……」など、審査員のような反応を示すのは、程度の差こそあれどファンや視聴者としての権利でもあるはずだ。
運営の言葉を借りると、“表現の自由の範囲”であれば、企画や候補者への反応は、賛否を含めて広い意味でエールになるだろう。
しかし、「timelesz project」が注意喚起しているのは、そうした類のものではない。問題視されているのは、誹謗中傷や虚偽事実の拡散だ。
「timelesz project」に様々な過去を持つ参加者
前述したようにオーディション参加者それぞれには様々な過去がある。地下アイドル、TikToker、元ジュニア、アナウンサー、別のオーディション番組の参加者経験者などなど。
オーディション参加者が明らかになった段階から、SNS上では参加者の経歴が複数投稿されている。加えて、過去の問題発言や問題行動も(真偽は不明ながらも)暴露されてしまっている状況だ。
運営も今回の発表で、「大変残念なことですが、SNS等に投稿された内容の中には、timeleszメンバーや候補生に対する心無いコメントや誤った情報の投稿も確認されております」と言及。
SNS上に投稿されたオーディション参加者の情報には、事実と異なるものがあると指摘している。
愛するがゆえに生まれるハレーション
自分が大好きなアイドルグループのメンバーが減り、残ったメンバーが相当な覚悟を持って新メンバーオーディションを実施する。
ファンからすれば、仮にオーディション自体は受け入れたとしても、その参加者に対して、厳しい目が向くの仕方ない。
それだけ「timelesz project」が斬新で新しく、ファンにとってもアイドル自身にとっても初の試みだということだ。
このオーディション企画の末に選ばれた新メンバーは、Sexy Zone、そしてtimeleszの歩んできた、約13年の歴史という重みを背負わなければならない。
timeleszの既存メンバーを愛するがゆえに、(たとえ真偽は定かでなかったとしても)オーディション参加者の黒い噂に目がいってしまうというファン心理も理解できる。
一方で、それゆえに既存のメンバーは、できうる限りファンの思いを背負おうとしているように見える。
少なくとも番組内では、「ファンの人の思いも乗っかってる」「timeleszのことを知ってくれているか」と何度も口にしている。
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