「Twitch DJプログラム」開始後にBAN
秋葉原MOGRAを運営する、株式会社モグラの代表取締役を務めるD-YAMAさんは、9月4日にXでMOGRAおよび自身のTwitchチャンネルがBANをされたことを公表した。
TwitchはDJプログラムを説明するうえで「このプログラムは任意ですが、現状を変化させるものです」と説明している一方で(外部リンク)、こうしたBANの状況からも、実質的に参加しなければDJ配信ができないものとも受け取れる。
DJセットをライブ配信していて、本プログラムとは別にライブ配信を行う権利を持っていない場合は、DJプログラムに参加しなければ、削除や警告、アカウント停止のリスクにさらされることになります。Twitch「Twitch DJプログラムへようこそ」より
MOGRAチャンネルの今回のプログラムへの加入には、こうした背景や経緯がある。
DJプログラム参加による制約
今後MOGRAは、アカウント停止を気にすることなく、著作者と収益を分配できる恩恵を得ることができる。ただし、配信に際してはアメリカの法律であるDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に従わなくてはならない(外部リンク)。
例えば前述の通り、音楽にまつわる配信のアーカイブが公開できなくなる。DMCAでは、アーカイブ映像はライブ配信とは異なる権利が発生するためだ。同様の理由で、クリップやイベントのダイジェストをアップロードするのも不可能となる(外部リンク)。
これまで多数のイベントを配信してきたMOGRAだが、これらすべてのアーカイブが見られなくなるのは、ファンとって名のごり惜しいものだろう。
また、配信上では一部の楽曲の使用が制限される。加えて、いたずらな削除要求を受ける可能性からTwichは「リリース前の音楽を再生しないでください」と警鐘を鳴らしている(外部リンク)。
これに伴うMOGRAでの今後のイベントへの影響については、記事公開時点で明らかになっていない。
また、当然ながら今後、音楽関連の他のTwitchチャンネルでも、同様の事態が発生する可能性がある。
アーカイブが残らなくてもMOGRAは続く
MOGRAのマネージャーであるharaさんは、アーカイブの転載は法的な問題に発展する可能性があることを警鐘。
一方で、アーカイブが消えうることを悲嘆しながらも、「みんなが絶対に忘れられない夜を作ります」と今後のイベント制作への意欲を見せている。
これからも、店舗・配信ともにMOGRAでのダンスは続いていくだろう。
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