曲のヒットにより小児性愛を扱う歌詞に批判も
ただし、今回のバズは決して手放しでは喜ぶことができない状況にもなっている。「粛聖!! 口リ神レクイエム☆」は「口リコン」──つまり小児性愛に関する強烈な歌詞やテーマが含まれていることが特徴だ。
音楽的な冒険もありながら、そのテーマ性や「9歳のしぐれうい」に口リコンが“ういちゃん!”や“かわいいよォ〜!”と声をかける様子を罵倒する歌詞に高い注目が集まっているのは間違いないだろう。 一方、曲のヒットもあって、しぐれういさんのキャラクター性や電波ソングの文化に馴染みのない層にもリーチすることで、その歌詞が「児童を性的な目線で見ることは公共倫理に反する」と批判する声も大きくなっている。
特にその反応が大きかった件の1つに、防犯ブザーなど学校教材や教育玩具の製造販売を手がける株式会社アーテックの一連の投稿があげられる。
同社は、MVに自社が製造する防犯ブザーを想起させるイラストが含まれている旨を好意的にポスト(ツイート)し、YouTube shortsに動画を投稿した。
後日、一部のユーザーがこの投稿を不適切と指摘したことで、同社は公式サイトで謝罪文を公開し、投稿を削除している。 また、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で11代目うたのおにいさんをつとめた横山だいすけさんも、9月に「粛聖!! 口リ神レクイエム☆」の踊ってみたをTikTokに投稿。
しかしその後には「今回、曲の歌詞、及び背景を把握せず、流行りという理由だけでダンスを真似て投稿してしまいました」とブログで謝罪。
10月4日に当該の動画を削除(外部リンク)。同日にTikTokアカウントを削除した(外部リンク)。
こうした動向の中でも、VTuberファン側からは「粛聖!! 口リ神レクイエム☆」は“口リコンソングではない”との反論も聞こえてくる(外部リンク)。
記事執筆現在、さらに加速度的に再生数は上昇しており、しばらくは議論の的になることは間違いないだろう。
(※)記事初出時、一部の名称に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:9316)
文脈ありきのロリ神(広く見れば内輪ネタ)と、TikTokに顕著な文脈を共有しないバズが組み合わさったところに、自身の立場を弁えない発信者が乗っかっての炎上、という印象
都築 陵佑
この度はコメントありがとうございます。KAI-YOU編集部の都築です。
ご指摘いただいた件、大変失礼いたしました。
先ほど該当箇所を訂正いたしました。
今後ともKAI-YOU.netをよろしくお願いいたします。
p5mnxwdhl
「粛清」じゃなくて「粛聖」