今、「最も自由な漫画は何か？」と聞かれたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか…？
個人的には、LINEマンガにて連載中のWebtoon（ウェブトゥーン）『神之塔（英題：Tower of God）』を推したい。
全世界累計45億PVを突破し、なんと、6月9日（金）まで300話無料公開中の同作。
その勢いある展開で、今最も「そんなのアリ!?」と思わせてくれる『神之塔』の魅力を紹介する。
※この記事には、『神之塔』のネタバレが含まれます
日本では2018年から「LINEマンガ」で毎週木曜日に更新中。
これまでに28カ国語に翻訳されており、全世界累計閲覧数が45億回を突破。2020年春にはNAVER WEBTOON作品で初となるTVアニメシリーズとしてアニメ化もされた人気作だ。
「この世のすべての喜びと栄光、そして真実」があるという「神之塔」を舞台に、唯一の友達である少女・ラヘルを追いかけて塔にやってきた主人公・二十五日の夜の冒険と成長が描かれている。15分で分かる！『神之塔 -Tower of God-』1話～5話ダイジェスト
そのため、日本や世界の漫画文化、さらにはアニメや映画などのいいとこどりをして吸収しながら新たな表現が生み出されていっているという自由な気風がある。
そんなWebToonにおいても『神之塔』が一層自由だと思うのが、世界観のリアリティレベルや展開が、その時々のノリで割とフワッとしたまま進んでいってしまうからだ。
しかし、フワッとしてはいるもの、むしろフワッとさせてでも盛り上がりがつくられているため、勢いを損なうことなくテンションの高いまま物語は進行していく。
その最たる例が、現在更新中の、要塞にとらわれた主人公の師匠を救出する長編だ。
この画像を見るとわかる通り……完全に宇宙戦争が始まってしまっている。
これだけでも驚きなのだが、この要塞戦では、防壁を突破したらしたで、敵からの提案によって人質を賭けた「各自同生」という異様に複雑なルールのゲームがスタートする。
説明はしてくれるのだが、結局、双方どれだけ敵を倒せるかというフィジカルの勝負になっているため、「あ～、ノリと勢いで行けるやつね？」となる。
サポート組には戦略が試されそう要素もあるのだが、いかんせん競争相手がしゃべるデカいカニなので、めちゃくちゃブラフに引っかかってくれ、頭脳戦という感じはしない。
しかし、このエピソードを読んだ際、宇宙戦争のような絵が目に飛び込んできて、「そ、そんなのってありなのか!?」と驚愕した。しかも、そこを突破したかと思いきや脈絡なく謎のゲームが始まったとあっては、笑わずにはいられなかった。
いずれも、普通だったら「そうはならないんじゃない？」「これゲームとして複雑な割に戦略性が無くない？」と言われてしまいそうなものだが、エンタメ性が重視されているWebToonでは、勢いがあればそういった突飛さはあまり気にされていない。
この破天荒さは、むしろ読んでいて新鮮だった。
個人的には、LINEマンガにて連載中のWebtoon（ウェブトゥーン）『神之塔（英題：Tower of God）』を推したい。
全世界累計45億PVを突破し、なんと、6月9日（金）まで300話無料公開中の同作。
その勢いある展開で、今最も「そんなのアリ!?」と思わせてくれる『神之塔』の魅力を紹介する。
※この記事には、『神之塔』のネタバレが含まれます
＼全世界累計45億view突破⚡️／
— LINEマンガ (@LINEmanga) May 19, 2022
超人気作品『#神之塔』が
なんと…3⃣0⃣0⃣話無料‼️
6/9(金)までの期間限定です📢
この機会に一気読みしませんか？
▶ https://t.co/Ygrf9AP6xl#LINEマンガ pic.twitter.com/TIwZyQ7ats
目次
全世界で45憶PVを達成したWebToon『神之塔』
『神之塔』は、SIUさんによって2010年から韓国のサービス「NAVER WEBTOON」で連載されている冒険ファンタジー作品。日本では2018年から「LINEマンガ」で毎週木曜日に更新中。
これまでに28カ国語に翻訳されており、全世界累計閲覧数が45億回を突破。2020年春にはNAVER WEBTOON作品で初となるTVアニメシリーズとしてアニメ化もされた人気作だ。
「この世のすべての喜びと栄光、そして真実」があるという「神之塔」を舞台に、唯一の友達である少女・ラヘルを追いかけて塔にやってきた主人公・二十五日の夜の冒険と成長が描かれている。
新興ジャンル・WebToonでも『神之塔』は最たるライブ感
そもそも『神之塔』のようなWebtoonは、スマホなどの縦画面で読みやすいように、近年勃興した新たなカルチャーだ。そのため、日本や世界の漫画文化、さらにはアニメや映画などのいいとこどりをして吸収しながら新たな表現が生み出されていっているという自由な気風がある。
そんなWebToonにおいても『神之塔』が一層自由だと思うのが、世界観のリアリティレベルや展開が、その時々のノリで割とフワッとしたまま進んでいってしまうからだ。
しかし、フワッとしてはいるもの、むしろフワッとさせてでも盛り上がりがつくられているため、勢いを損なうことなくテンションの高いまま物語は進行していく。
その最たる例が、現在更新中の、要塞にとらわれた主人公の師匠を救出する長編だ。
この画像を見るとわかる通り……完全に宇宙戦争が始まってしまっている。
唐突に始まるスペースオペラ／画像はLINEマンガのキャプチャー
そんなのアリ!? ファンタジーかと思いきや宇宙戦争始まった…
厳密には、「巨大な浮遊石（周囲のものを浮かせることができる石）が浮かぶ重力の低い暗い空間」という限りなく宇宙っぽい塔の階層に浮遊船（空を飛ぶことができる乗り物）が集結しているだけなのだが……ビジュアルは完全に宇宙戦争だ。これだけでも驚きなのだが、この要塞戦では、防壁を突破したらしたで、敵からの提案によって人質を賭けた「各自同生」という異様に複雑なルールのゲームがスタートする。
しかもこのゲーム、勝っても別に師匠を助けられるわけではない（このゲームの人質は別口で囚われた主人公の味方の部下）／画像はLINEマンガのキャプチャー
説明はしてくれるのだが、結局、双方どれだけ敵を倒せるかというフィジカルの勝負になっているため、「あ～、ノリと勢いで行けるやつね？」となる。
サポート組には戦略が試されそう要素もあるのだが、いかんせん競争相手がしゃべるデカいカニなので、めちゃくちゃブラフに引っかかってくれ、頭脳戦という感じはしない。
しゃべるデカいカニ、頭はあまりよくない／画像はLINEマンガのキャプチャー
エンタメ重視！ その破天荒さが逆に新鮮
筆者はそれまで、この『神之塔』という作品が『HUNTER×HUNTER』のようなファンタジックな世界に文明が築かれた世界観だと思いながら読んでいた。しかし、このエピソードを読んだ際、宇宙戦争のような絵が目に飛び込んできて、「そ、そんなのってありなのか!?」と驚愕した。しかも、そこを突破したかと思いきや脈絡なく謎のゲームが始まったとあっては、笑わずにはいられなかった。
いずれも、普通だったら「そうはならないんじゃない？」「これゲームとして複雑な割に戦略性が無くない？」と言われてしまいそうなものだが、エンタメ性が重視されているWebToonでは、勢いがあればそういった突飛さはあまり気にされていない。
この破天荒さは、むしろ読んでいて新鮮だった。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:5482)
45億PVという累計の数字は一見凄いが、現在はほとんど話題になってない漫画です。
まずグーグル検索量ではワンピースが100で神之塔が1。TIKTOKでの動画再生数はNARUTOが2230億で神之塔は4億。
日本の漫画が全世界で毎日のようにトレンド入りしてるのに対して、神の塔は2021年は韓国とブラジルで1回ずつしかトレンド入りせず。
紙の本の売上も鳴かず飛ばず、アニメは円盤化もされず1期で打ち切り。キャラクター認知度も非常に低い。
日本のヒット作に比べると大した作品ではないです。