この技術をアピールするためのイベント「バ美肉紅白2021」が12月4日にバーチャルSNS・clusterで開催された。
発声技術を極めて女声を出す「両声類」シンガー4名とボイスチェンジャーと呼ばれる機械を使って女声をだす「ボイチェン」シンガー4名が歌唱技術を披露し、その「人工kawaiiボイス」に1700名が熱狂した。メタバース文化振興のため、アーカイブは全編無料で公開された。
メタバース音楽ライブ「バ美肉紅白2021」
バ美肉バーチャルYouTuber(VTuber)がボイチェン組4名と両声類組4名に分かれ、その「kawaiiボイス」技術をアピールするメタバース内の歌合戦イベント「バ美肉紅白2021」。今回は2020年に続く第二回目の開催であり、12月4日に「cluster」内で行われた。
各組4名が交互に歌唱を披露したのち、来場者投票により「32対44」で今年の勝者チーム「紅組」の栄光は両声類組に与えられた。
お互いに健闘を称え合い、全メンバーでの合唱も行われた。メタバースの特設開場への来場者は710名にも達し、YouTube LIVEの視聴者952名と併せて合計1,662名もの観客が「人工kawaiiボイス」に熱狂した。
「バ美肉」とは?
メタバース世界では美少女キャラクターとして生活することが一大トレンドとなっており「バーチャル美少女受肉」略して「バ美肉」と呼ばれている。1,200名のメタバースユーザーを調査した「ソーシャルVR国勢調査2021」によれば、「中の人」の性別を問わず8割近くのユーザーが女性型アバターを使って生活しているとされている。
「両声類」「ボイチェン」とは?
ボイストレーニングにより筋肉の力で声帯を制御し、男声・女声を自在に出し分ける発声技術を会得した人の事を「両声類」と呼ぶ。元々はニコニコ動画の歌い手から生まれた文化だが、メタバースでは好きな姿になれるアバターと組み合わせて、元と違う性別で暮らしている住人も多い。両声類のキャストだけで構成されたガールズバーも存在する。 一方、「ボイチェン」とは「ボイスチェンジャー」のこと。機械を利用して、元の声にエフェクトをかけることにより可愛い女声等を出してコミュニケーションするメタバースの住人を「ボイチェン勢」と呼ぶ。 男声と女声は約1オクターブの高さの違いが有り、両声類にせよボイチェンにせよ、いかに声を高くして魅力的な声を出すか、魅力的な喋り方をするかという技術勝負になる。
さらにボイチェンで歌う場合はこれに加えて変換時の遅延をいかに少なくするかが重要になる。 同調査によれば、メタバース内の約5%のユーザーが両声類、約9%がボイチェン勢であるとされる。本来とは違う声で喋るメタバース内の2大勢力である。 わざわざ現実と違う声を使ってコミュニケーションする理由の第一位は「男声を女声に変換するため」であった。驚くべきことに「中の人」が女性の場合も39%がこれを理由として選んでおり、男女共に可愛い声を出したいメタバースユーザーの傾向が見て取れる。
出演者
両声類組
VTuber・halが主催する両声類VR音楽イベント「かえるの音楽会」から厳選メンバー4名で盤石のチームを結成した。・「歌のおねにいさん」hal: Twitter
・「ガールズバーで鍛えたバブみ」噛ませ戌:Twitter
・「完全合法ろりあにき」あまちじょんこ:Twitter
・「27歳OLボイス」みるにぃ:Twitter
ボイチェン組
VTuber・バーチャル美少女ねむが主催した歌唱コンテスト「ファントムセンス歌ってみた」の総選挙上位メンバーから精鋭ボイチェン美少女シンガー4名を選抜し決戦に挑んだ。・「人類美少女計画」バーチャル美少女ねむ:Twitter
・「ボイチェン男の娘」もこねもこ:Twitter
・「関西弁デジタル美少女」月山縁:Twitter
・「メンヘラ系最強ボイチェンおじさん」松尾悠里:Twitter
バーチャルの世界へ
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バーチャル美少女ねむ
お前は誰だ…⚡ 世界最古の個人系VTuber「バーチャル美少女ねむ」ですっ(≧∇≦)/ 仮想通貨・VR技術で【人類美少女計画】を企む正義の美少女アイドル♪ NHKねほりんぱほりん「バ美肉」出演 Tag: #ねむちゃんねる Blog: http://nemchan.com Skeb: http://skeb.jp/@nemchan_nel
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