珍しく考え事をした結果「フリーになってみようかな」

──9月にはフリーランスとして活動していくことを発表されました。別のインタビューで、コロナ禍でなければフリーは選ばなかったとも話されていましたが、この特殊な事態の中で活動に対する考え方が変わっていったのでしょうか?

上坂 フリーになる先輩声優さんは結構いらっしゃったんですが、自分には縁がないことだと思っていました。でも今年に入り世界の情勢が大きく変わって、3月くらいには仕事にも行けなくなっちゃって。珍しく長い休みができたときに、日記とかつけながらいろいろと考える機会があったんです。

私が声優を始めたのが2011年なので来年には活動10周年、年齢も30歳になると考えると、意外とやってきたなと感じて、「自分の力でやれることってもっとあるのかも?」って思うようになりました。

人間アホほど忙しいと何も考えられないんですが、暇になると考え事をしてしまいますよね。世界的に見ても、あの時期に自分を振り返った人は多かったと思いますが私もその1人で、珍しく考え事をした結果、フリーになってみようかなって考えに繋がりました。 ──フリーランスとして3か月ほど活動していますが、率直な実感としてはいかがでしょう?

上坂 以前よりもよく働いてる印象はありますね(笑)。声優はオーディションに行って、自分に合うキャラクターを頑張って勝ち取るという、いい意味で実力が試される世界です。

フリーランスとなるとやる気がないと死んでしまうので、毎日本当に全力で頑張らないとダメだって気持ちを持てるようになりました。

「私は声優の中で“なんでもやる族”の上位だと思う」

──フリーランスへの転身のほかにも、Instagramを頻繁に更新されたりYouTubeで配信されたりと、新しいことに挑まれている印象もあった一年でした。

上坂 世界的にできないことがいっぱいあって、ライブもイベントもないしどうしようと。上半期はそんなムードでしたよね。でも、その中でできることはなんだろうと考えて、インスタを頻繁に更新するようにしたり、配信も今までになくいっぱいやりました。

私はYouTuberになる自信がないので、YouTubeはあまりやってないんです。雑談くらいならできるかなと思ったので、インスタライブの頻度は高かったですね。

今までのイベントは東京でやることが多かったですけど、地方に住んでる方々も配信なら見れるっておっしゃってくれたので、やってよかったなと思えました。今年は充電しつつも、確かに新しいものを試すことが多かったような感覚です。

──加えてディズニーランドに初めて行かれたり、愛飲されていたストロングゼロを卒業されたりと様々な変化があったようですが、それもフリーランスに転身しての意識の変化が大きく影響しているのでしょうか?

上坂 考える時間が増えたことで、今まで触れてこなかったものがいっぱいあるなってことに気づいたんです。ディズニーランドはさすがに1人じゃいけないですけど、誘ってくださった方がいたので行ってみようってくらいの感覚でした。

今までは、失敗するのは恥ずかしいから、そんな思いをするなら一生未経験でいいって気持ちが強かったんです。でも「今経験しておかないとこのまま70代になるぞ! それでいいのか?!」と感じて。未経験なことリストのチェックボックスをどんどん埋めていくのも気持ちがいいものだなって考えるようになりました。

なので、今ならまだ間に合うぞという気持ちでいろいろな新しいことに挑戦しています。私にとって、70代になってからディズニーランドに初挑戦はちょっとハードルが高いので(笑)。 ──様々な挑戦があった一年でしたが、既存の声優像を更新し続ける上坂さんが描く声優の理想像は、どのような存在でしょうか?

上坂 「あの人すごかったよね、何がすごいかわかんないけど」みたいに言われる存在になるのには少し憧れますが、後世に語り継がれるためにやってるという意識はありません(笑)。

でも「これは私のキャラじゃないからやらない」みたいなことを極力なくしたいと思っていて、いろんな曲にも挑戦するし、写真集を出したりもして、キャリアを積みながら、できることも増えるといいなっていう気持ちはあります。

声優の中で“なんでもやる族”というのがあったらだいぶ上位のほうだと思うんですけど、保守的になるのが怖いんですよね。あれもNGこれもNGになると「あの人面倒だな」みたいに思われちゃうかもしれませんから。「いくつになってもなんでもやる、でもやりたくないことは線引きをする」──そんな意識で、常に面倒ではない人でありたいですね。

──具体的に「この人みたいになりたい」と思うような存在はいらっしゃるんですか?

上坂 声優を志したきっかけが桃井はるこさんへの憧れだったので、桃井さんのようなマルチで次元を飛び越えた存在になりたいという夢はあります。

一方で、私はずっと同志の方に支えられてきているので、みなさんの見たい“私”を考えつつ、まだ踏み出してない“私”も開拓していく。想定内のいいこともしてくれるし、想定外のいいこともしてくれるような、イイ感じのエンタメな女性声優になりたいです。

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http://king-cr.jp/artist/uesakasumire/news/#201219_04

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上坂すみれさんの感じた煌めき『ラピスリライツ』の世界へ

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プロフィール

上坂すみれ

上坂すみれ

声優

1991年12月19日生まれ・神奈川県出身。2012年にTVアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』で本格的に声優デビュー。主な出演作品は、『メジャーセカンド2』(藤井千里)、『スター☆トゥインクルプリキュア』(キュアコスモ)、『アイドルマスターシンデレラガールズ』(アナスタシア)など。2013年TVアニメ『波打際のむろみさん』の主題歌「七つの海よりキミの海」でアーティストデビュー。現在までにシングル10枚、アルバム4枚をリリース。ソ連・ロシア研究、ミリタリー、香港映画、ロリータ服、テクノ歌謡、オカルト、中野ブロードウェイ散策など多岐にわたる趣味でも注目を集めている。

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onda

恩田雄多

コメントありがとうございます!編集を担当した恩田です!
このタイミングでお話をうかがえたことで、非常に読み応えのある内容になりました。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん

上坂さんのフリーになった理由、今の考える仕事へのスタンス、何より演技とキャラクターへの真摯さと愛が感じられる読み応えのある記事でした

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