トップクリエイターたちの語るアニメの未来への展望
トークセッションの最後には、それぞれの未来の展望がテーマとなった。櫻井さんはアニメは「無限」だと回答。アニメはまだ別扱いをされているが、「今後いろんな境界がなくなって、いつかアニメって呼ばれなくなるんじゃないか」とアニメ文化のさらなる普及を語った。 田中さんは、それに共感しつつ「アニメでは珍しいのですが、監督が脚本をやったり、脚本家さんが監督をやったり、技術の進化もあって新しい表現が生まれている。そうしたクリエイターのボーダレス化を支えられるスタジオでありたい」と、制作の立場から変化への想いを語った。 奇しくも櫻井大樹さん自身が、もとは「櫻井圭記」名義で『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などに脚本家として参加してきたという異色のキャリアをもつプロデューサーでもある。
最後に、ヤマザキマリさんは、アニメは「世界が共有するコミュニケーションツール」だと語る。
言葉ではなく絵、アニメーションであるアニメは、「どこの国にいっても、言語が通じなくても食べるものが違っても文化が違っても溶け込める大きな扉」だと例え、「アニメがその役割をすでに成していることを、私は世界で暮らす中で体験しています」と力強くコメントした。 【画像】Nertflix アニメフェスティバル 2020会場の様子
クリエイターたちの見据えるアニメの未来
2
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント