奔放すぎるアニメ『異種族レビュアーズ』放送中止 TOKYO MXは「編成上の都合」

『異種族レビュアーズ』/画像は公式Twitterから

POPなポイントを3行で

  • TOKYO MXが『異種族レビュアーズ』の放送を中止
  • 理由はTOKYO MXの「編成上の都合」
  • 原作者も懸念していた地上波での放送
TVアニメ『異種族レビュアーズ』が、TOKYO MXで放送中止となることが番組公式Twitterで発表された。 番組公式Twitterによれば、TOKYO MXの編成上の都合という理由で、今後の放送が中止になるという。

なお『異種族レビュアーズ』は、Amazon Prime Videoなどの配信サイトや、BS11などの放送局でも放送中。TOKYO MXが放送中止となったため、地上波の放送局は残りKBS京都サンテレビの2局となっている。

ほとんどの作品において放送話数があらかじめ決まっているテレビアニメにおいて、放送途中でテレビ局が“編成上の都合”で放送を取り止めるのは異例。

原作者も地上波での放送を懸念(?)

『異種族レビュアーズ』(KADOKAWA)は、原作・天原さん、作画・mashaさんによる漫画作品。

ニコニコ静画内の漫画誌『ドラドラしゃーぷ#』で連載されている。

人間、エルフ、獣人、悪魔、天使などあらゆる異種族が暮らしているファンタジーの世界にある風俗店を舞台にした物語。

攻めたネタも多々含まれているが、種族間の感覚のズレを、天原さん独特の視点でネタ化したコメディ色の強い作品となっている。

フィクションにおいて当たり前に描かれてきた多種族の共生について、性風俗という観点から掘り下げられていて、原作も一部から支持を集めてきた。

2019年にアニメ化が発表されたが、その内容がかなりきわどいため、原作である天原さんを含めて地上波での放送を懸念する声が、当時も多数上がっていた。 テレビアニメ版『異種族レビュアーズ』は、事前の期待を凌駕する原作の再現度と奔放さで、毎話ごとに賛否両論を巻き起こしている。

北米版の配信サイトでは作品が削除される

また、同作の北米版配信サイト「Funimation」(ファニメーション)が、2月1日までに配信を停止(作品をラインナップから削除)。

Funimationは配信停止の理由について、「慎重に検討した結果、このシリーズは当社の基準外であると判断しました。同作のクリエイターへ最大限の敬意を払うため、コンテンツを大幅に変更するのではなく、削除することが最も尊敬すべき選択だと判断しました」と、ニュースサイト「AnimeNewsNetwork」からの取材に答えている。(外部リンク

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