ドミノ・ピザ ジャパン、「ダジャレ」を社内公用語に！！

宅配ピザチェーンを展開する「ドミノ・ピザ ジャパン」が、社内公用語に「ダジャレ」を採用することを発表した。6月24日（月）より、試験運用を開始する。公式サイトでは、代表取締役社長のスコット・オルカーさん直々に、ダジャレを社内公用語化するに至った背景を語った動画も公開されている。 ユニクロや楽天など、グローバル企業を目指して社内公用語を英語にする企業は近年増えているが、「ダジャレ」を社内公用語にするというのは聞いたことがない。なぜ、ダジャレを社内公用語にするのだろうか……。発表によると、以下の3点が背景になっているとのこと。

1.ドミノ・ピザらしい独自の活動へのチャレンジ

ドミノ・ピザのユニークな取り組みとして、「初音ミク」とのコラボレーション企画が記憶に新しい。ドミノクルーによるボカロ曲の制作や、ミク仕様のピザ注文アプリの制作、そして、ミクのイラストがプリントされたスペシャルピザBOXは一時在庫切れになるなど、大反響を集めた。そんなドミノ・ピザの次なる挑戦が、ダジャレ、なのだそうだ。

2.スコット社長のダジャレへの強い思い

実はこれまでの活動として、ダジャレにハマったスコット社長が自慢のダジャレを公開していくサイト「DAJARE-A-DAY | ダジャレやで〜」を、2013年6月10日（月）に公開していたドミノ・ピザ ジャパン。このサイトでは、1日1ダジャレが毎日公開され、視聴者が「いいね！」と思ったダジャレに「ピザぶとん」をあげることができる。公開1週間でなんと3000枚を超えるピザぶとんが集まったという。どうやらスコット社長は、ただのダジャレ好きではないようだ……。

3.独自調査

ドミノ・ピザ ジャパンが独自に行った、ダジャレが及ぼす効果についての調査が参考資料として丁寧にまとめられており、公式サイトで読むことができる。調査によると、ダジャレがある職場では、「その場のムードが明るくなる」、「やる気がアップする」、「従業員満足度が38%高い」、「平均年収が約3割高い」、「節電効果も期待できる」など、ダジャレ公用語化には価値が認められるという結果が出た。ただの思いつきや、スコット社長の趣味で実施されるというわけではないようだ。


本部内でのみ実施される、6月24日からの試験運用では、会議中1度はダジャレを発するよう心がける「1会議1ダジャレ」、社内のクラウドシステムで良いダジャレを共有する「ダジャレシェアシステム（開発中）」、「DAJARE-A-DAY」を中心にダジャレの勉強をする「自主トレーニング」、たまに多摩で開催する「ダジャレ合宿」の、4つの取り組みがスタートする。また、すぐれた笑いを提供した社員を表彰するダジャレオブザイヤー、ダジャレ賞与、外部講師によるダジャレセミナー、リアルピザぶとんを今後導入予定とのこと。

果たしてドミノ・ピザは、どこへ向かおうとしているのだろうか……！？ 今後も目が離せそうにない。

文：たかはしさとみ