シューゲイザーファン唸らせるリンゴ・デススター ファンが見た来日公演

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シューゲイザーファン唸らせるリンゴ・デススター ファンが見た来日公演
シューゲイザーファン唸らせるリンゴ・デススター ファンが見た来日公演

『SPARKLER』リマスター版にサインをもらえた

POPなポイントを3行で

  • バンド・RINGO DEATHSTARRが日本デビュー10周年
  • シューゲイザーファンを虜にするオルタナロックバンド
  • 東京で開催された来日公演に行ってきた
アメリカのオルタナティブロックバンド・RINGO DEATHSTARR(リンゴ・デススター)が、2月におよそ4年ぶりに来日を果たしました。

日本デビュー10周年を迎えた2019年。2月に発売したアルバム『SPARKLER(リマスター盤)』収録曲を中心に披露されたライブに行ってきました。

オルタナロックバンド「RINGO DEATHSTARR」とは

2月6日、10年前に日本デビューを飾ったアルバムのリマスター版『SPARKLER』を発売したアメリカのオルタナティブロックバンドであるリンゴ・デススター。

同アルバムのオリジナル盤を発売した当時はギターのレナンもいて4ピースだったけど、現在は3人で活動しています。

「My bloody valentine直系のサウンド」とメディアから評価された同作は当時、洋楽ファン、とりわけシューゲイザーファンを中心に多くの人を惹きつけ、2011年にはフジロックフェスティバルにも出演しました。
Ringo Deathstarr - Kaleidoscope
私がリンゴ・デススターを初めて知ったのは、おそらく知人が話題にしていたから。音楽仲間だったか、もしくはSNS上での誰かのコメントだったか。

それも、最初は「ベースのアレックスが可愛い」とかちょっぴりミーハーなネタであったような気もする(美人でかっこよくて私も憧れてしまった……)。 楽曲は、My bloody valentineなどのシューゲイザーのレジェンドと言われるバンドと同じくノイジーだけど、官能性や儚さというより、疾走感や時に甘酸っぱさや爽やかさも感じられ、「あ、こういうのいいな」と率直に思いました。

2月20日からは、前回の来日からおよそ4年、東京・名古屋・大阪で行われるジャパンツアーが発表され、私もアルバムを事前に買って行ってきました!

疾走感のあるラウドなサウンドで満たされた会場

画像は会場に貼ってあったチラシ

渋谷TSUTAYA O-nestが会場となった東京公演のチケットはソールドアウトで当日券もなし。フロアも多くの人で埋め尽くされていました。

19時の開演後、東京公演のみあったオープニングアクトのKAIMY PLANTSが会場を温めたあと、リンゴ・デススターが登場。

下手にベース・ボーカルのアレックス、中央後方にドラムのダニエル、そして上手にギター・ボーカルのエリオット

今回のライブは事前のアナウンス通り、アルバム『SPARKLER』収録曲を演奏する第1部、ベスト曲を演奏する第2部という構成。「SWILRY」の凶暴なサウンドから始まった彼らの演奏は、人がいっぱいでまったくステージが見えなかったものの感動モノ。
RINGO DEATHSTARR E.P.
私はSWILRYの間奏部分が大好きで、彼らの音がフロアに満ちたとき、なんともいえない高揚感を覚えました。素敵な幕開けをありがとう、リンゴ・デススター…。

続いてライブは「STARRSHA」「SOME KIND OF SAD」と疾走感のある曲が続くアルバム通りの流れ。

アルバム後半に位置する楽曲「SUMMER TIME」では、バンド内紅一点のベーシスト・アレックスがボーカルをつとめ、冷たく透明感のある歌声で、サウンドに瑞々しさを与えていました。

アルバム『SPARKLER』収録曲の演奏が終わり、ライブ後半はベスト曲を演奏。だんだん音量が大きくなってきたように感じられました(念のためにマイ耳栓を持参してきていたので途中から装着)。
Frisbee
Some Kind Of Sad
私も大好きな「FRISBEE」「KALEIDOSCOPE」「HEAVY METAL SUICIDE」「GUILT」などの楽曲たちが演奏され、「TAMBOURINE GIRL」で演奏終了。

3ピースバンドながら、渋谷O-nestのフロアはラウドなサウンドで満たされていました。3人でもあれだけのサウンドって生み出せるんだからすごい。

リンゴ・デススターのサウンドは、凶暴でヘビーで尖っていて、それでいて最高にカッコよかった。

新作アルバムにも期待のRINGO DEATHSTARR

終演後には、指定額以上のグッズの購入でミート&グリーティングという写真撮影ができたり、ちょっとお話ができたりという企画も用意されていたり(私は金欠で参加できませんでしたが…)。

東名阪の日本ツアーに加え、急遽、東京でのゲスト公演が2本決定。

そのうちのひとつ、2018年に10周年を迎えたシューゲイザー系のイベント「TotalFeedback」にはなんとか行くことができ、念願のミート&グリートも叶い、アルバムにサインをもらうことができました。 さらに、彼らの帰国後、マネージメントを担当するVINYL JUNKIE RECORDINGSの公式Twitterでは「現在新作アルバムレコーディング中」とのツイートが…!

新作にも期待しつつ、それがリリースされるタイミングでは、ぜひまた日本にも来てほしいと切に願います。
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