最近、ラジオでその名前や楽曲を頻繁に耳にするようになった韓国のバンド・HYUKOH(ヒョゴ)。彼らの音楽が、あまりにかっこいい。一度ちらりと聴いて以来、すっかり惚れ込んでしまった。
1993年生まれ、同級生4人で結成されたHYUKOHの一番の魅力は、なんといっても楽曲の多彩さだろう。切なげに歌い上げたかと思いきや、不敵に笑って軽やかに歌い、観客の心をわし摑みにする。彼らの生み出す楽曲の表情に翻弄されるファンは韓国内外問わず多いはずだ。
3月30日(土)には日本のフェス「ツタロックフェス2019」にも出演する。これを見逃さない手はない。
音楽評論家の田中宗一郎さんは、Spotifyのポッドキャスト「POP LIFE」にて、「ラップミュージックがポップ・ミュージックのベースになった韓国にあって、道具としてのロックを本当にうまく使った特殊なバンド。海外をみても、HYUKOHのようなサウンド(出音)、ソングライティングをするバンドはいない」と評する。
10月にはワールドツアーを行い、現在はヨーロッパ13都市のツアーの真っ最中。4月には、アメリカで行われる世界最大の音楽フェス「コーチェラ」にも出演が決定している。HYUKOH(혁오) - LOVE YA! M/V
ボーカルであるオ・ヒョクの、力強くも撫でるように優しい歌声と、それに寄り添うイム・ヒョンジェのメロディックなギターに耳を奪われる『Love Ya!』。この曲を聴いただけでもHYUKOHを好きになってしまうかもしれないが、これは彼らのほんの一面にすぎない。
HYUKOH(혁오) - Leather Jacket(가죽자켓 뮤직비디오)M/V
『Leather Jacket』は、時にささやくように、時にしゃがれ声でがなるように歌うオ・ヒョクの声や、弾むように、流れるように演奏するアンサンブルの色気に惹きつけられる。
また、彼らの楽曲の歌詞は英語と韓国語が混在しており、ジャンルレスで越境的な空気感はこうしたところからも伝わってくるのではないだろうか。
昨今、中国のラップクルー「Higher Brothers」を筆頭に、一部の楽曲は母国語であるにも関わらず欧米のグローバルチャートでヒットを生み出していることからみても、HYOKOHの海外での人気はうなづける。
今年のはじめには、同じくジャンルレスな雰囲気を醸し出す多国籍バンド・Superorganismが彼らの楽曲「Gang Gang Schiele」をリミックスし、コラボを果たしている。
2016年には、毎年、国内外の注目アーティストが多数出演する夏フェス・SUMMER SONICに出演。その直後に代官山SPACE ODDでワンマンライブを敢行。400人前後のキャパシティをもつライブハウスだが、チケットは一瞬で完売した。
2018年10月にも、新EP『24: How to find true love and happiness』の配信リリースを記念して来日し、東名阪ツアーを行っている。
1993年生まれ、同級生4人で結成されたHYUKOHの一番の魅力は、なんといっても楽曲の多彩さだろう。切なげに歌い上げたかと思いきや、不敵に笑って軽やかに歌い、観客の心をわし摑みにする。彼らの生み出す楽曲の表情に翻弄されるファンは韓国内外問わず多いはずだ。
3月30日(土)には日本のフェス「ツタロックフェス2019」にも出演する。これを見逃さない手はない。
海外でも存在感を高める「特殊なロックバンド」
HYUKOHがデビューしたのは、2014年の秋。それからわずか1年でアルバム完売、2015年の年間ダウンロードチャートで4位を獲得するバンドへと変化を遂げた。その勢いは、韓国・ソウルでワンマンライブを開催すればキャパシティ4000人の会場が満員に。2016年に上海で行われた公演のチケットも即完売したほどだ。South Korea's finest young indie rock stars, @hyukohh, will be coming back to Singapore this year! Tickets are now out so snap 'em up before they're all gone ✨ pic.twitter.com/6WLMy4jTin
— MTV Asia (@mtvasia) 2019年1月15日
音楽評論家の田中宗一郎さんは、Spotifyのポッドキャスト「POP LIFE」にて、「ラップミュージックがポップ・ミュージックのベースになった韓国にあって、道具としてのロックを本当にうまく使った特殊なバンド。海外をみても、HYUKOHのようなサウンド(出音)、ソングライティングをするバンドはいない」と評する。
10月にはワールドツアーを行い、現在はヨーロッパ13都市のツアーの真っ最中。4月には、アメリカで行われる世界最大の音楽フェス「コーチェラ」にも出演が決定している。
— Coachella (@coachella) 2019年1月3日ファッション、ヒップホップ、文学など、韓国のコンテンツが日増しにグローバルマーケットでの存在感を増す中で、ロックバンドとして世界で頭角を表すのは、韓国のみならず、ヒップホップ全盛という現在の音楽シーンの潮流を考えても稀有な存在といえる。
表情豊かに聴かせる楽曲たち
冒頭でも触れたが、HYUKOHがみるみるうちに音楽ファンを虜にしたのは、その楽曲の多様さが理由のひとつだ。また、彼らの楽曲の歌詞は英語と韓国語が混在しており、ジャンルレスで越境的な空気感はこうしたところからも伝わってくるのではないだろうか。
昨今、中国のラップクルー「Higher Brothers」を筆頭に、一部の楽曲は母国語であるにも関わらず欧米のグローバルチャートでヒットを生み出していることからみても、HYOKOHの海外での人気はうなづける。
今年のはじめには、同じくジャンルレスな雰囲気を醸し出す多国籍バンド・Superorganismが彼らの楽曲「Gang Gang Schiele」をリミックスし、コラボを果たしている。
3月には来日も控える「HYUKOH」
HYUKOHの人気は、日本のリスナーの間でもすでに高まっている。2016年には、毎年、国内外の注目アーティストが多数出演する夏フェス・SUMMER SONICに出演。その直後に代官山SPACE ODDでワンマンライブを敢行。400人前後のキャパシティをもつライブハウスだが、チケットは一瞬で完売した。
2018年10月にも、新EP『24: How to find true love and happiness』の配信リリースを記念して来日し、東名阪ツアーを行っている。
今度の来日は、3月30日(土)に幕張メッセで行われる「ツタロックフェス2019」。HYUKOHをいま知った人も、これまでの来日公演を逃してしまっていた人も、ぜひ彼らのパフォーマンスを目撃してほしい。🌹TOKYO 🌹 pic.twitter.com/RuK4P3Hyuf
— HYUKOH (@hyukohh) 2018年10月18日
POPなカイユウレビュー
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イベント情報
ツタロックフェス2019
- 開催日
- 2019年3月30日(土)〜31日(日) ※HYUKOHの出演は30日(土)
- 開催時間
- 開場/開演/終演 10:30/12:00/21:30(30日) 9:30/11:00/20:30(31日) ※変更の可能性あり
- 会場
- 幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホール
- 料金
- 2日通し券/17,400円(税込) 1日券/8,900円(税込)
- 公式HP
- http://tsutaya.jp/tsutarockfes2019/
- 主催
- CCC ミュージックラボ(株) / ライブマスターズ(株)
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