『MdN』は2018年11月発売の12月号より、刊行ペースを隔月へ移行することを発表したばかりだった。
編集長の本信光理さんは『MdN』ホームページでの「雑誌『MdN』休刊のお知らせ」において、読者のニーズに適した情報を深さとスピード感のバランスをもって届ることが現在の刊行ペースでは難しくなったと述べ、今後はWebメディアとして展開していくとしている。(外部リンク)
1989年の創刊以来、皆様に並々ならぬご支援を頂戴してまいりました『MdN』でございますが、4月号(3月6日売り)を持ちまして休刊させていただくことになりました。
デザイン専門総合雑誌として、創刊以来一貫してクリエイティブ業界の方々が必要とする最新情報をお届けしてまいりましたが、月刊での刊行ペース、そして2019年2月号(1月5日売り)からの隔月刊行ペースで、読者のニーズに適した情報を深度やスピード感のバランスを見ながらお届けすることが難しいと判断致しました。そこで紙媒体としてのMdNはその役割を終え、新たにWebメディアとして展開していくこととなりました。
発行から29年もの期間、多大なるご支援とご声援をいただきましたことを、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 今後はWebメディアとして、いままでに変わらぬご愛顧とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 「雑誌『MdN』休刊のお知らせ」より
独自の道を突き進んで来た『MdN』
長い歴史を持つデザイン誌だが、近年はアニメーションやゲーム、映像、芸能などのサブカルチャーをクリエイティブというスコープを通して発信し、デザイン雑誌としては独自の路線をひた走って来た。「デザイナーが読むマガジンと言えばMdNだった」「MdNとBRUTUSとpenは愛読書」「デザイナーを志したときに最初に手に取ったのがMdNだった」などなど、ネット上では休刊を惜しむ声も多く出ている。
ちなみに、ジャケット写真や衣装などの乃木坂46をめぐるアートワークが展示される「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」は、『MdN』編集長の本信光理さんが手がけており、2019年1月11日(金)より開催される。
MdNの数々のユニークな特集と美しい表紙たち
好きな雑誌よ、なくならないで
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