お尻と太ももとひかがみと…フェチとアートの深淵を覗く写真展レポート

250点以上のおしりとひががみとその陰影

一方、浅草橋にあるTODAYS GALLERY STUDIOでは、9月2日(金)から9月25日(日)まで、写真家・伴田良輔さんによる「おしりとひかがみ展」が開催中だ。

これまで1万作品以上のおしりを撮り続けてきた伴田さんの、「100人のモデルがいれば決して同じおしり・同じ構図は存在しない、そんな部分にアートの可能性を感じてほしい」という思いから実現した写真展。

ひかがみ(膕)とは、ひざの裏側のくぼみのこと。あまり馴染みのない箇所でありながら、「じつはとても繊細で、微妙な陰影と質感をもった、日本人女性を語るときに欠かせない場所」(伴田さん)だ。 そんなひかがみとおしり、合わせて250点以上の作品が展示された会場は、性的な嗜好と芸術的な感性が融合した異空間。なかでも、無数のおしりとひかがみの写真でつくられたA0サイズの特大作品は注目だ。

ひかがみを通じてのぞくフェティシズムアートの深淵

いずれもエロティックな魅力に加え、ふとももへ続くおしりのしなやかな流線形からは、確かな生命力を感じる。手を置かれたり、布で包まれたりすることで、それらはより質感を伴って見る側に迫ってきた。 一方、ひかがみは、くぼんでいるがゆえに、陰影による表情の変化が際立つ。ひざの曲げ伸ばしで見える面積が変わるのは、瞳にも似ている。まさに、ひかがみという深淵をのぞき、またのぞかれているような感覚だ なお、会場物販では、ポストカードやクリアファイルのほか、おしりの石膏像やフォトグラビュール(銅板プリント)など、本展ならではの作品が展示販売されている。 「ふともも写真の世界展」と「おしりとひかがみ展」では、両会場を“はしご”することでもらえる限定特典を用意。浅草橋の入場特典と渋谷マルイの入場半券、それぞれをもう一方の会場で見せると未公開ポストカードがプレゼントされる(※入場者に限る。数量限定、なくなり次第終了)。

イベント情報

ふともも写真の世界展

期間9月3日(土)〜19日(月)
時間11:00〜21:00 ※日・祝は20:30まで 渋谷マルイの営業時間に準ずる
会場渋谷マルイ 8階イベントスペース〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-6
入場料600円(ポストカード付き)
URLhttp://www.tgs.jp.net/girlsart2.html

イベント情報

おしりとひかがみ展

期間9月2日(金)〜25日(日)
時間11:00〜19:00 ※日・祝は20:30まで 渋谷マルイの営業時間に準ずる
会場TODAYS GALLARY STUDIO 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-27-6 5F
入場料500円/3歳以下は入場無料
URLhttp://www.tgs.jp.net/oshihika.htmll

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