会場では未公開の新作を含む500点以上の作品を展示。およそ1000脚のふとももが文字どうり集“脚”した。
また「360度ふともも尽くしの空間展示」や、女性限定の足湯「ふともも温泉」と、同展ならではの“ふともも空間”を体験できる。
ここはふとももの楽園か!?
会場に足を踏み入れた瞬間から、目の前に広がる無数のふともも。制服のスカート、水着、スーツ、ブルマなどから、素足、ソックス、ニーハイ、ストッキングと、さまざまなふとももが顔をのぞかせる。
正面からシンプルに撮影したものだけでなく、骨盤越しだったり、水がしたたっていたり……。さらには、けん玉のけん先をふとももが包んだり、ふともも同士が絡み合ったり、ふともものあいだから夕日が見えたりと、構図やシチュエーションは多彩。 ゆりあさん本人に聞いてみると、「ふともものやわらかさを表現したいので、構図はもちろん、やわらかそうなライティングを意識しています。光が強く当たるときれいに見えやすいんです」と、作品のこだわりを熱弁。 比較的、制服の写真が多いのにも、ゆりあさんならではの理由があるようだ。
「制服はより記号として受け入れられると思います。私服の場合、被写体である個人を感じやすい。あくまでも、ふとももの写真として見てほしいので、個人を感じさせるようなホクロなどは消しているんです」
圧巻!360度ふとももに囲まれる小部屋
フェティシズム、さらにはアートとも形容されるゆりあさんのふともも写真。2011年から撮り始め、その数はおよそ40000枚に及ぶ。もともと「個人的にふとももが好きだった」というゆりあさん。以前はコスプレ写真やポートレートのなかの1枚として撮影していたが、5年前に撮った1枚のふとももにインスピレーションを感じて、本格的にふともも写真家として活動していく。
今回の個展では、これまでに撮影した写真をすべて見返してセレクト。配置も自身で考えたという展示は、1枚ずつ見るのはもちろんだが、ふとももが集合した空間として楽しんでもらいたいという。 「空間として展示することで、モニターで1枚だけ見るのとは違う、ここでしか味わえないものがあると思います」
その象徴ともいえるのが、小展示スペースを活用した「360度ふともも尽くしの空間展示」。四方がふとももで埋め尽くされる空間は、ゆりあさんも「若干の狂気を感じるのではないでしょうか(笑)」と話す。 ただ、「踏むのに抵抗があった」ため、床への展示は泣く泣く断念したという。
限定イベントやグッズ販売も充実
文字通り、さまざまなふとももを堪能できる今回の個展。5月4日(水)には、女性限定の足湯「ふともも温泉」が用意される。ギャラリー外のバルコニーで、大型のパノラマふとももを鑑賞しながらリラックスできる。 そのほか、会場物販では、週替りでポストカードの配布や、未公開や新作のショットを収録した数量限定公式ガイドブックを販売。
レザーブランド・OJAGA DESIGN(オジャガデザイン)によるパスケースなど、限定アイテムを取り揃えている。パスケースはレザーとスウェードを使い分けることで、ニーハイを表現したこだわりの一品だ。 また、ゆりあさんとしては初めて、作品の展示販売も行われている。次のページでは、会場の写真をさらにたっぷりと掲載しています。
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