「ガルパンはいいぞ」って何!? 今さら聞けない戦車道の魅力を徹底レビュー

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「ガルパンはいいぞ」って何!? 今さら聞けない戦車道の魅力を徹底レビュー
「ガルパンはいいぞ」って何!? 今さら聞けない戦車道の魅力を徹底レビュー

『ガールズ&パンツァー 劇場版』/公式Twitterより

劇場版の大ヒットで話題沸騰中のアニメ『ガールズ&パンツァー』(通称:「ガルパン」)。

11月21日の公開以来、その勢いはとどまるところを知らず、1月14日には公式ブログにて、劇場版の興行収入が9億円を突破したことが発表されました。

劇場版を観た多くの人々が呆然と口にする「ガルパンはいいぞ」という言葉もSNS上でよく見かけるようになりましたが……

でも、「いいぞ」だけじゃ何がいいのかわからない。本当に「ガルパン」って何がいいの?

「ガルパン」を観たことないという人も、劇場版まで何度も観たよ! という人にも、今一度「ガルパン」とはどういう作品なのか、その魅力をお伝えします。

文:shan_shizu

『ガールズ&パンツァー』とは?

「ガールズ&パンツァー」第1弾PV
『ガールズ&パンツァー』は、2012年10月から放送された全12話+総集編2話からなるTVアニメ。

2014年にはOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』がリリースされ、2015年11月からは劇場版が上映開始されたほか、漫画やゲームも展開されています。

監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『SHIROBAKO』などで知られる水島努さん。脚本・シリーズ構成は、『カレイドスター』『けいおん!』などを手がける吉田玲子さんが担当。

キャラクターデザインは『ストライクウィッチーズ』や『艦隊これくしょん-艦これ-』にも参加する島田フミカネさん、そしてキャラクター原案協力にはミリタリー系漫画の重鎮・野上武志さんと、豪華スタッフが数多く参加しています。

『ガールズ&パンツァー』のあらすじ

西住みほ率いる大洗女子学園・あんこうチーム

物語の舞台は、戦車を使用した武道「戦車道」が、華道や茶道と並んで乙女の嗜みであるとされている世界。

主人公は、戦車道の有名な流派「西住流」家元の娘である西住みほ。彼女は、訳あって戦車道から逃げるため、戦車道が行われていない学校・大洗女子学園に転校してきます。

しかし、彼女の望みとは裏腹に、大洗女子学園でも過去に行っていた戦車道が復活することに。さらに、みほは生徒会長から戦車道の履修と、戦車道全国大会への出場まで強要されます。

戦車道の経験者は、みほ1人のみ。戦車道全国大会出場のために集まったのも、一癖二癖もあるメンバーばかり……果たして、みほの運命は!?

『ガールズ&パンツァー』の個性あふれる「ガールズ」に注目!

『ガールズ&パンツァー 劇場版』ティザービジュアル/公式Twitterより

「ガルパン」に登場するキャラクターは、主人公のみほが所属する大洗女子学園の戦車道チームだけでも32人。しかし、誰ひとりとして他の生徒の中に埋もれない個性を放っています。

熱烈な戦車オタクで戦車を見るとテンションが上がりきってしまうあんこうチームの秋山優花里や、戦車ネットゲームの世界ではプロ級の腕前を持ちお互いをハンドルネームで呼び合うアリクイさんチームの面々。

そしてライバル校にも、試合中も紅茶を手放さないお嬢様・聖グロリアーナ女学院のダージリン、見た目も言動も子どもだけど部下からの信頼が厚いプラウダ高校のカチューシャなどなど……きっと、あなたのお気に入りのキャラクターもいるはず。

大洗女子学園の戦車道チームは、物語の中である重大な問題を突きつけられることになるのですが、それに立ち向かっていく彼女達の成長、そして深まっていく友情……

キャラクターが可愛いだけじゃない、そんな熱くてスポ根要素満載な物語も「ガルパン」に引き込まれるポイントです。

ミリタリーファンも釘付けの「パンツァー」!

麗しき乙女と戦車は、最高のカップリング!/公式Twitterより

もちろん「ガールズ」の部分だけではなく、彼女たちが乗り込む「パンツァー(戦車)」も魅力あふれるものばかり。

でも、戦車ってよくわからないし、なんだか物騒だし……と、「ガルパン」の視聴をためらっている方もいるのではないでしょうか。

「ガルパン」に登場する戦車は実在するものですが、機動力が特徴の戦車はとことん速く、火力が特徴の戦車は爆発的な突破力という風に、登場する戦車の特徴がわかりやすく描かれているので、戦車になじみのない人でも十分に楽しめる内容になっています。

「38(t)改 ヘッツァー」/公式Webサイトより

例えば、車高の低さ・防御力の高さが特徴の「ヘッツァー」は、劇中では敵戦車の足下をちょろちょろと動いて挑発したり、その特徴的な形から、上に他の戦車が乗ったりすることもしばしば。

実際では不可能であろう、表情豊かな「ガルパン」仕様の戦車たちのコミカルな動きにも注目です。

また、「ガルパン」を観て戦車に興味を持ったら、お気に入りの戦車のことを少し調べてみることもおすすめします。その後にもう1度視聴すると、キャラクターの発言の中に潜む小ネタに気づくことができたりと、何度でも楽しめる作品になっているのです。

戦車におけるフィクションとノンフィクションのバランスが、アニメファンだけではなく、本格ミリタリーファンをも巻き込んだ「ガルパン」の魅力のひとつであると言えるでしょう。

戦車に興味のなかったあなたも、いつの間にか「固定砲塔かわいい〜」なんて言っているかも?

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