また、今回の譲渡にともない、Production I.Gが本権利を新作アニメのリメイクなどに活用していくとの意向も発表された。
当社のグループ会社である株式会社プロダクション・アイジー(以下 I.G)は、アニメーション作品『フリクリ FLCL』原作権を原作者である株式会社ガイナックスより譲渡を受け、これを獲得いたしましたので、お知らせいたします。
本作は、2000 年から 2001 年にかけて株式会社ガイナックスと I.G により共同制作されたオリジナルビデオアニメーションシリーズとなり、TVアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』副監督を務めた鶴巻和哉の初監督作品です。吹き替え版がテレビ放送された北米地域を中心に、海外では今なお高い人気を誇る作品です。
今回の譲受に伴い、I.G は当権利を新作アニメのリメイク等に活用して参ります。「アニメーション作品『フリクリ FLCL』原作権取得のお知らせ」より抜粋
国内外で高い人気を誇る伝説的OVA作品
『フリクリ』は、2000年から2001年にかけて全6巻のOVAとして発売された、ガイナックスとProduction I.Gによる共同制作作品。地方都市に住む少年・ナンダバ・ナオ太の周りで巻き起こる、さまざまな奇妙な出来事を描く。映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの監督・鶴巻和哉さんが初監督をつとめ、挿入歌やテーマ曲をロックバンド・the pillowsが担当した。
また、TVアニメ「〈物語〉シリーズ」のEDアニメーションや、劇中のイラストなどを手がける漫画家・ウエダハジメさんによるコミカライズが行われたことでも知られている。
当時としては斬新な映像表現が国内外で高い評価を受け、北米地域でも吹き替え版がTV放送され、2003年にはカナダのファンタジア映画祭にてアニメーション部門銅賞を受賞した。
新文芸坐でオールナイト上映、トークセッションも
9月26日(土)には、東京・池袋の新文芸坐にてオールナイト上映会も予定されている。当日は、漫画家・大友克洋さん原作のアニメ作品『老人Z』や、『ニルスのふしぎな旅』で知られる鳥海永行さんが監督をつとめた『雲のように風のように』が同時上映となる。
さらに、鶴巻監督や『フリクリ』のヒロインであるハルハラ・ハル子の声をつとめた新谷真弓さんらが登壇するトークショーも開催される。
発売から15年近く経つ今もなお根強いファンを持つ本作だけに、ネット上では大きな話題となっている。
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イベント情報
新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 73 『フリクリ』+2(プラスツー)
- 日時
- 2015年9月26日(土)22:30〜05:30(予定)
- 場所
- 新文芸坐(東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F)
- チケット
- 一般2800円、前売・友の会2600円
- ※9/5(土)より、当館窓口・チケットぴあにて前売り券発売
- 上映作品
- 『フリクリ』/雲のように風のように/老人Z
- トークショー
- 鶴巻和哉、新谷真弓、小黒祐一郎(アニメスタイル)
【上映】
『フリクリ』全6話(2000-2001/156分/BD)監督:鶴巻和哉 声:新谷真弓
雲のように風のように(1990/80分/DVD)総監督:鳥海永行 声:佐野量子
老人Z(1991/80分/35㎜orBD)監督:北久保弘之 原作:大友克洋 声:松村彦次郎
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1件のコメント
AOMORI SHOGO
鶴巻監督で新作希望であります!