仙台のヒップホップクルーGAGLEを知っているか? 珠玉の『Vanta Black』

  • 0
仙台のヒップホップクルーGAGLEを知っているか? 珠玉の『Vanta Black』
仙台のヒップホップクルーGAGLEを知っているか? 珠玉の『Vanta Black』

POPなポイントを3行で

  • 仙台を拠点とするヒップホップクルー・GAGLEが4年ぶりアルバム
  • それぞれのソロ活動を経て、パワーアップした3人
  • 『Vanta Black』は豪華な客演含めて珠玉の名盤だ
4年間の音楽的な進化、更なるメッセージの広がりと深み…再び怪物的な成長を遂げた仙台を拠点とするヒップホップクルー・GAGLEの集大成として届いたのが、本作『Vanta Black』。

文字通り新しい領域の”黒”ミュージックへの挑戦となる。

ソロ活動を経たGAGLEの集大成

前作から4年間のインターバルの間、GAGLEの3人は個々で目まぐるしく活動を行ってきた。 

HUNGERはモンゴル、アメリカ、オーストラリア、タイ、韓国、日本という6カ国のアーティストとのコラボレーションも展開したソロ・アルバム『SUGOROKU』を2016年にリリースし、RHYMESTERの最新アルバム『ダンサブル』収録の「爆発的」をはじめ、フューチャリングアーティストとして数多くの作品で客演。
DJ Mitsu the Beatsは、世界的トランぺッターとして活躍する黒田卓也とのコラボレーション『Autumn Leaves』、『Celebration of Jay』や『Beats Installments』シリーズ・アルバム2作品と、ソロ作をワールドワイド・リリース。

DJ Mu-Rも、Mix CD作品のリリースやDJ活動の展開と、各メンバーのソロ・ワークやサイド・プロジェクトも精力的に展開してきた。

こんな3人の個々の活動を持ち寄り集約させたものが、本作『Vanta Black』になる。 
アルバムはDJ Mitsu the Beatsによるプロデュース作品を中心に展開。ソウル、ジャズをはじめとするブラックミュージックルーツなサウンドを軸に、ダブ、エレクトリック・サウンド、ハウス、ディスコ、ワールドミュージック等を取り入れた多彩な音楽性、革新的なビートやグルーヴを展開した、刺激的なサウンドになっている。

ゲストミュージシャンには黒田卓也金子巧(cro-magnon)が参加。

ハープ、オルガンが温かく雄大なムードを色づける「Vanta Black」に始まり、エキゾチックなリズムに鎮座DOPENESS KGE THE SHADOWMENとのスリリングなセッションが繰り広げられる「和背負い」、黒円盤=音盤=音楽への愛と想いと共に”Life With Music”をソウルフルに唄う菅原信介をFeatした「小こい円盤」、そして Mitsuyoshi Nabekawa (ATATA) によるシンガーソングライター的歌世界とヒップホップの融合がハートフルに展開される「日日Living」、そしてGAGLEの音楽人生の集大成ともいえる名曲の風格を漂わせる「Always」まで。

珠玉の12曲の音の旅路が、ここに温かく刻まれている。

先日行われたRHYMESTERの「KING OF STAGE Vol.13~ダンサブルRELEASE TOUR 2017-2018~」の東京公演でフロントアクトを務めた際に披露された本作の楽曲たちは、ステージ功者・RHYMESTERのライブに勝るとも劣らない盛り上がりをみせた。
これから日本全国で待っているファンは『Vanta Black』の楽曲を生で堪能出来る機会も期待していることだろう。

あなたもユーザー記事を書いてみませんか?

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。