「山」大盛況! Maltine Records、次回はGWに開催

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「山」大盛況! Maltine Records、次回はGWに開催
「山」大盛況! Maltine Records、次回はGWに開催
日本のインターネットレーベル・Maltine Records(マルチネレコーズ)が12月20日にオールナイトパーティ「」を開催。会場となった渋谷WWWに人が詰めかけたその日、同レーベル主宰のtomadさんから、次回、2014年5月5日(月・祝)に次なるイベントを開催することが発表された。

日本のネットレーベル・Maltine Records

「ネットレーベル」とは、個人や団体によって主宰される、ネット上で楽曲などを無料配布するレーベルのこと。元々は海外でのインターネットムーブメントだったが、特に2000年代に国内でも増え始め、インターネット・音楽好きの若者を中心に、海外とも全く異なる独自の盛り上がりを見せるようになっている。

その中でも、2005年に設立されて以来、着実にリリースを重ねファンを拡大し続けているレーベルが、自身もDJとして活動するtomadさんが主宰するMaltine Recordsだ。これまで、海外のトレンドを横目に、国内外の尖ったアーティストの作品をリリースする一方で、その時々でリアルなイベントも開催。その都度、コンセプトを打ち立て、インターネットミュージックシーンをリアルに落とし込むイベントを成功させてきた。

12月20日に開催された「山」も、2013年のMaltine Recordsのイベントとして注目を集めていた。

ネットとリアルを行き来するマルチネの「山」

当日、メインフロアだけでキャパ450人ほどの渋谷WWWは、待望のイベント開催に目を輝かせるファンでいっぱいとなり、一時は入口付近まで人がひしめき合っていた。イベントの当日券は、用意していた以上の人が殺到したため抽選で販売され、不幸にもチケットを手に入れられなかった人の「山に入れず遭難した」などという声もTwitterなどで散見された。

出演者は、これまで何度もMaltine Recordsのイベントに参加したお馴染みの面々に加え、2013年に同レーベルから楽曲をリリースしたトラックメイカー・DJ、さらにBoredoms(ボアダムス)のフロントマンとしても知られるEYヨさんら。

彼らの最先端の良質なDJアクトによって、フロアは喧噪の渦に飲み込まれ、宴は21日の6時半頃まで続いた。 さらに、会場には「Exhibition」として、画家・山口俊郎さんによる、山を描いた絵画作品が展示されていた。 ミラーボールに照らされる山口さんの山がそびえ立つ渋谷WWWの様は、一夜限りしか顕現しない伝説の「山」として、多くの人の心に刻まれたことだろう。惜しくも参加できなかったという人も、当日のその熱狂は、「#山」から辿ることができる。

次回、2014年5月5日にイベント開催!

そして、イベント終了時、Maltine Records主宰のtomadさんが、壇上でマイクを握って、次回イベントについて言及した。それは、2014年5月5日(月・祝)、世間ではゴールデンウィーク真っ直中となる「こどもの日」に、渋谷WWWよりも大きな会場でイベントを行う、ということだ。

数百人規模の大がかりなイベントは、数ヶ月から半年、下手をすれば1年も前から準備にとりかからなくてはならない。それを、これほどのイベントが終了したその日に、次回の開催日について言及するというのは、過去のMaltine Recordsイベントにおいても珍しい。

果たして次回イベントではどのようなコンセプトをひっさけ、どこで開催するのか──詳細は不明だが、毎回やらかしてきたMaltine Recordsだけに、今から期待に胸が膨らむ。
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