あの日渋谷で何が起きたのか? #サザエbotを探す会 完全レポ

サザエbot初のオフ会

最初にサザエbotを認識したのは、いつの時だろう? 少なくともニコニコ超会議より前のことだから、文フリだろうか? それともコミケ? そんなことを考えながら、恐る恐る「やまがた」に足を踏み入れた。

オフ会には参加せずに帰った方もかなりいたが、宝探し中に何度も顔を合わせた参加者たちの一部は既に座敷に座っていた。そして、筆者が入ってきたのとは別の入口で、「サザエbotオフ会の参加者はこちらでお金を払ってくださーい」と声をかけている、主宰と思しき人たちがいた。それは、怪しい雰囲気満載の、奇妙な3人組だった。 金髪の方「どーもー! 本日、オフ会の幹事をつとめさせていただきます、ベアーです!
女性の方「シラーです!
メガネの方「……

お話をうかがったところ、お二人はFacebookで幹事に立候補され、この場を任されているとのことだ。とるものもとりあえず、まずはオフ会を始めようということで、釈然としないながらも会費を払って空いていた席に着く。 テーブルには、「サザエbotを探す会」二部・オフ会の案内が。写真では伝わらないが、無駄に良い紙使ってる! インクジェット紙かな?

謎のメガネの人

乾杯の音頭は、幹事のお二人。と、その後ろにはメガネの方。 そして始まったオフ会。みんな色々な話をしているが、話題の中心は当然、サザエbotの中の人について。ただ、オフ会が始まった段階で、幹事の方いわく「今日はサザエbotはここに来ていない」ということを、先に到着していた人は聞かされていたようだ。

では、あの、いかにもな感じのメガネの方は……? これまた幹事の方いわく「彼はこの場には存在しないことになっています」とのこと。話がさっぱり読めない((´^ω^))

Twitter上でも、サザエbotの中の人の登場を期待する声が多数あったが、今日は現れないかもしれないと聞いて、みんな様々な反応を示している。 当の本人はこうツイートしているが、幹事はその存在を否定している。ますますもってよくわからない((´^ω^))

ただ、やはり他の参加者も気になってはいるようで、「あのメガネの人が中の人なんじゃないですかね?」とはっきり疑っている方も。 この不敵な笑みである。直接話を聞きにいこうとするも、メガネさんの隣はがっちりシラーさんに固められていて、うかつに話しかけるのも難しそう。

と、ここで、オフ会にはつきもの、恒例の自己紹介タイムが始まった。 ベアーさんが口火を切って、全員順番に、名前、趣味、『サザエさん』の中で好きなキャラクターを言っていくことに。「いささか先生が好きです」「アナゴくん」「フネさんみたいな人になりたい」「カオリちゃんです」など、様々なキャラの名前が挙がる中、「花沢さんが好きです」と宣言した勇敢な男性には、全員から「おおー」という賞賛(?)の声も。

やまがた? 山形?

と、一通り自己紹介が済んだところで、 え? 山形県?? え、中の人はあのメガネさんじゃないの??

そばにいた幹事のベアーさんに尋ねてみると、「そうかー、本当に山形に行ったんですね! そんなようなことを聞いていたんです」と。

どうも、ベアーさんたちが幹事に立候補した際に、正体はわからないもののサザエbotの中の人とやりとりする中で、当日、東京を離れているかもという発言も出ていたようなのだ。

いてもたってもいられなくなり、直接メガネさんのところに行って「あなたは中の人ではないんですか?」と問いただしたところ、「そんなわけないじゃないですか(笑)」ときっぱり言われてしまった。では一体誰なのか? 「幹事の知り合いです! 遊びにきました!」\(^o^)/

他のテーブルのオフ会参加者もサザエbotのツイートを見て、「あ〜やっぱり!」などと叫んでいた。なんてこった…参加者はやまがたに、サザエbotは本当の山形に!? がびーん。

じゃんけんぽん!うふふふふ

サザエbotのツイートによって、いよいよ「ここに中の人はいない」という事実を認めざるを得なくなった。

周囲の人の反応はと言うと、もちろん、一目見たい、話がしたいという気持ちで参加していた方がほとんどだったので、ガッカリする声もあった。

しかし、同時に、「どうせそんなことだろうという予感はあった」、「実はホッとしてるかも。あっさり本人が現れなくて」という感想も多かった。ふーむ、そういうもんですか。


最後に、『サザエさん』と言えばジャンケン大会で締めくくろうということで、全員参加することに。しかも、山形の温泉を堪能しているだろうサザエbotによって、豪華賞品も用意されているとのこと! 熾烈な争いの末、ついに勝利をものにした方が! そして、いよいよ豪華賞品の贈呈。 袋に包まれている何かと…… サザエさん! そして袋の中身は… これは、『サザエさん音楽大全』

説明しておくと、『サザエさん音楽大全』とは、「『サザエさん』にまつわるあらゆる音楽を集めた」と豪語する、12月4日にリリースされたばかりの話題のサントラCDのことだ。タマの鳴き声も4種類収録されている。

「もう持ってるよー!」という声もちらほらあったが、受け取った方はまだ入手できていなかったそうなので、これは「サザエbotオフ会」に相応しい景品だろう。

この後、筆者はオフ会の最後までは参加せずに失礼したが、その後も夜遅くまで宴は続いたという。

現地組に関して、参加者のほとんどがサザエbotのフォロワーで、普段そのツイートに楽しませてもらっている方々が多かったようだ。

もちろん、ガチで『サザエさん』好きな方や、逆に友だちに誘われてよくわからずに参加しましたという人もいて、しかしオフ会では分けへだてなく交流していたように見えた。

サザエbotの目論見通り、共同作業を通じて他人との距離が縮まり、そこからのオフ会という流れは仲良くなるには最適な展開だったのではないか。
これが、あの日起こったことの全容である。現地組はそれぞれ心から楽しみ、満足していた。ハッシュタグ「#サザエbotを探す会」にも、「サザエbotすげえええーーー」「完全にサザエbotの勝利」「こんな企画力あって頭がきれる中の人にますます興味がわく」など、サザエbotを賞賛する声が今も続々と届いている。

サザエbotがFacebook上で企画のアンケートをとり、その舞台が渋谷に正式決定したのが11日(水)。開催が15日(土)。実に4日という短期間でクイズを用意し、オフ会の準備、そして自分は当日山形にいる。同時に、当日隠したのだろう宝物の仕込みはもちろん、オフ会の準備、さらに当日のTwitter上の進行など、それらをすべてほぼ完璧にこなしたサザエbotという存在。

自ら企画した「サザエbotを探す会」にも「オフ会」にも本人は姿を現すことはなく、それでいて文句を言われるどころか賞賛を集めるその手法は、見事と言わざるを得ない。

多くの企画botが乱立する現在、頭一つ抜きん出ているサザエbot。今後その姿を現す機会がもしあれば、その時こそ是非立ち会ってみたいと思う。
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