村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』発売が話題

村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』発売が話題
村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』発売が話題

特設ページのキャプチャ

村上春樹さんの3年ぶりの長篇書き下ろし小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』が、いよいよ4月12日(金)から発売される。

2013年2月に新作刊行が発表されて以来、読者はその話題で持ち切りだ。

前作『1Q84』は、国内だけで単行本3巻あわせて400万部を突破し大ベストセラーを記録。その後、村上春樹さんがカタルーニャ国際賞の受賞式に出席した際、刊行を明言したわけではないながら、続編となる4巻への言及があり、その動向に注目が集まっていた。

今回、前作の新潮社とは異なる文藝春秋から新作の告知がされたため、続編ではなく完全な新作だということが判明。その後、正式なタイトルと村上さん本人によるコメントが発表された。

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『1Q84』がいわば
ジェットコースター的な物語だったので、
それとは少し違うものを
書いてみたいという気持ちがありました。
それがどんなものなのか、
書いてみないとわからなかったけど。(筆者談)

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既に発売前の予約時点で3刷45万部というベストセラーとなっている新作の発売を控えて、各書店では迎撃準備を行っている。

前作同様、早いところでは、発売日となる4月12日の午前0時(11日24時)から発売開始となるほか、開店時間の繰り上げや売り場の拡大などのイベント販売が行なわれる。都内では、山下書店渋谷南口店などが0時からデモ販売を開始するとのことで、いち早く購入したいファンによる混雑が予想される。

また、代官山 蔦屋書店では、11日23時から、評論家の福田和也さんが出演するカウントダウンイベント&深夜の読書会も行われる(既に定員に達したため予約は締め切り)。

毎年、ノーベル文学賞の筆頭候補に挙げられ、受賞への周囲からの期待がますます高まっている村上春樹さん。今回の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』刊行後の翌月5月6日には、国内では珍しく公の場に姿を見せることも決まっている。

4月12日、歴史を塗り替える村上春樹旋風が巻き起こるか。


村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』特設ページ
http://hon.bunshun.jp/sp/tsukuru


関連記事:京都大学で村上春樹の公開インタビューが開催決定

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