番組後に個別にお話しを聞いてみると……!
番組終了後、それぞれの方に荒牧監督に個別でお話もうかがうことができた。──完成した今作をご覧になった庵野さんの反応はいかがでしたか?
荒牧 そういえば聞いていないですね。知りたいけど、あんまり公にではなく、コッソリと聞きたいですね。
──原作のエヴァンゲリオンで好きなシーンはどこですか?
荒牧 やっぱりヤシマ作戦(第六話「決戦、第3新東京市」)が好きです。あとは、空から降ってくる使徒を手で受け止める(第拾弐話「奇跡の価値は」)シーンですかね。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の走るエヴァが好きなので、今回もエヴァを走らせてみました。でも、本編みたいに凄いスピードで走るのではなく、ゆっくり走るんです。
本編では、エヴァが地上に出てくるときにズドンッと勢いよく射出されますが、今回の作品ではゆっくり射出されるようにしました。ゆっくりした動きにはこだわりがあるんですよね。
──今作を完成させてからのユーザーの反応はいかがでしたか?
荒牧 思っていた以上の反響で、「エヴァンゲリオン」というコンテンツの偉大さに、改めて驚きました。
それから、「パシフィック・リム」の造形作家であるサイモン・リーさんから一緒に仕事がしたいという話が舞い込んできました。まさに今日、Facebookメッセージが来たんです(笑)。ビックリしましたね。
「エヴァンゲリオン」という作品がつなげたクリエイターたちの縁が、今後どのような形の作品となって実現するのか楽しみだ。
ハリウッドの作家までも惹きつける「日本アニメ(ーター)見本市」は今作で第1期が終了する。
次回作は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』などで監督を務め、日本アニメ(ーター)見本市でも「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」の監督をつとめた前田真宏さんによる「Kanon」。3月上旬の公開予定となっている。
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