草なぎ剛主演『台風家族』公開 娘役に17歳のファッションアイコン 甲田まひる

草なぎ剛主演『台風家族』公開 娘役に17歳のファッションアイコン 甲田まひる
草なぎ剛主演『台風家族』公開 娘役に17歳のファッションアイコン 甲田まひる

映画『台風家族』出演者10名

POPなポイントを3行で

  • 草なぎ剛主演映画『台風家族』キャスト解禁
  • 中村倫也や尾野真千子、新井浩文ら10名
  • 娘役には注目の逸材・甲田まひる
草なぎ剛さんが主演する映画『台風家族』が6月に公開決定。『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督が手がける。

共演として、草なぎさんとは『クソ野郎と美しき世界』に続く夫婦役となる尾野真千子さんをはじめ、Yahoo!検査ランキング俳優部門で1位の中村倫也さん、新井浩文さん、MEGUMIさんら10名のキャストが明らかになった。

草なぎさんは「僕が演じた小鉄の役は、本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました」とコメントしている。

草なぎ剛が演じるのはクズ一家の長男

『台風家族』は2000万円の銀行強盗後、行方不明となった両親の財産を目的に、仮想葬儀を行うべく10年ぶりにきょうだいが集結するブラックユーモア溢れる物語。

草なぎさんが演じるどんな仕事も長続きしない長男・小鉄を筆頭に、新井さん演じる次男・京介、MEGUMIさん演じる長女・麗奈、そして中村さん演じる末っ子の千尋と、いずれもクズばかりという家族たち。

2018年に稲垣吾郎さんや香取慎吾さんとともに出演した『クソ野郎と美しき世界』は、限定2週間の公開で25万人を動員。好きなYouTuberランキングでは2位を記録するなど、新たな活動が注目を集める草なぎさん。

「映画を観てくれた人には、必ずあの真夏の暑さと、僕らの“パッション”がスクリーンの中から『ぶわ~ん』と伝わると思います!」と自信をみせている。「ダメダメだけどそこが魅力」と評するクズ一家の長男を、愛すべき人物として演じる彼の演技に注目したい。

草なぎ剛(くさなぎつよし)/長男:鈴木小鉄(すずきこてつ)役コメント
とてつもなく暑い真夏の撮影でした。撮影の序盤、市井監督に「草彅さんの中に小鉄は十分居るから、作り出そうとしなくて良い」と言ってもらえて、それが難しくもあり、だけど新しい自分を引き出してくれたと思っています。改めて、市井監督、すこいなぁ、と。脚本を読んだときも、面白いと思ったんだけど、現場に入って実際に演じてみると本当に笑っちゃって。そんな現場の空気がとても良かったです。僕が演じた小鉄の役は、本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました。撮影を重ねていくうちに、自分では気づいていないんですけど、自然と「鈴木家」っていう、家族のリアルな感じが出来上がっていった気がします。ラストカットの撮影は、なんかすごいジーンときちゃいましたね。映画を観てくれた人には、必ずあの真夏の暑さと、僕らの“パッション”がスクリーンの中から「ぶわ~ん」と伝わると思います!

草なぎの娘役は17歳の逸材、甲田まひる

発表されたキャストの中でも注目なのが、草なぎさん演じる小鉄の娘役に抜擢された甲田まひるさん。SNSのフォロワーは合計15万人以上。ティーンを代表するモデル/ファッションアイコンでありながら、プロのジャズピアニストとして活動する逸材だ。

甲田さんは2001年生まれ。小学6年生ではじめたInstagramをきっかけにファッションスナップサイトでブロガーデビュー。ファッションアイコンとして業界の注目を集め、東京コレクションのフロントロウに招待されている。

2018年5月には、甲田まひる a.k.a Mappyとしてアルバム『PLANKTON』で16歳でソニー・ミュージックからメジャーデビューを果たした。
甲田まひる a.k.a. Mappy 『クレオパトラの夢』
映画初出演となる甲田さんは、ピアノという自身と役柄との共通点に言及。そして「演技は初めてでしたが、父親を嫌悪する女の子の役がすっと自分の中に入ってきて、自然にユズキとしてその空間にいることができたと思います」と語った。

甲田まひる(こうだまひる)/小鉄の娘:鈴木ユズキ(すずきゆずき)役コメント
鈴木ユズキ役を演じました、甲田まひるです。本作は自分にとって奇跡的な出会いだと思っています。私もピアノをもともと弾いていたので、重なる部分がたくさんありました。でも久しぶりにクラシックを弾いたし、演奏シーンでは演奏と演技が同時に決まったテイクを出すのに苦労しました。演技は初めてでしたが、父親を嫌悪する女の子の役がすっと自分の中に入ってきて、自然にユズキとしてその空間にいることができたと思います。とにかく現場がとても暖かく、撮影が進むにつれ、本当の家族になったような感覚で過ごしていました。

新井浩文、MEGUMI、尾野真千子ら、キャスト監督コメント

新井浩文/次男:鈴木京介役コメント
MEGUMIさんのすっぴんと、うちの顔は非常に似ているので、兄妹設定は説得力があるかと思われます。

MEGUMI/長女:鈴木麗奈役コメント
エンディングに向かうにつれて分かりやすく役者陣やつれていきます笑。それくらい汗かいて、ぶつかって、剥き出しで演じました。人との関わりが気薄なこの時代に、やっぱり人間ってイイなぁーなんて思って頂けたら。。

中村倫也/三男:鈴木千尋役コメント
今回、鈴木家4兄妹の末っ子、千尋役を演じさせていただきました、中村倫也です。映画のタイトル通り、気温も湿度も風速も高い「濃ゆい」作品に参加できて、思い出の多い夏を過ごすことができました。ワケありまくりの暗雲立ち込める鈴木家に、果たして台風一過は訪れるのか。ぜひご期待ください。

尾野真千子/小鉄の妻:鈴木美代子役コメント
市井組に参加できた事はとても嬉しい事でした。一人一人の人物の裏設定から、性格、色んなことを大切にしながらの撮影、皆んなで作っているんだという雰囲気がとても素敵でした。そして共演者との真夏での撮影、大変でしたが助け合いながら和気藹々と楽しい撮影でした!草彅さんとの2度目の夫婦役、また違った草彅さんに出会えてもっともっと違う草彅さんに会いたくなりました!

若葉竜也/麗奈の彼氏:佐藤登志雄役コメント
炎天下での撮影、しかも室内。キャストスタッフ、汗と埃まみれになりながら映画を撮りました。僕自身、5人兄弟の三男として育ってきたので、長男のあのかっこ悪さも、次男の優しさも、妹のムカつく感じも、全て生々しくて、可笑しくて、愛らしく思いました。すごく個人的な事ですが、なかなか僕が出てる映画を観てくれない兄や弟にも、観てほしいなぁと思う作品です。

長内映里香/富永月子役コメント
テーマを背負った役を初めて映画でさせていただきました。「とにかく役作りをしないでほしい」というなんともざっくりした市井監督の言葉に最初翻弄されそうになりましたが、自分が自分自身でそこに居られることを気をつけてみました。いざ現場に入ると、私の不安を吹き飛ばしてくれるような監督の包容力と、スタッフの方々の熱量に食らいついていました。そしてキャストの方々の体温高めの心配りに、そういう環境が当たり前ではないと感じつつ、私にとって、役にとっても、それが何よりの救いでした。皆さんのエネルギーをバシッと受けて、その後の作品への姿勢に影響するほど、有難い現場でした。

榊原るみ/一家の母:鈴木光子役コメント
高齢者の母親役 光子をやらせて頂きました。初めてのノーメークで、髪も白髪を増やして、よりリアルな役作りをしてみました。勿論、何もしなくても既に充分高齢者なんですけどね。現場の雰囲気もとても暖かく、その上ラストに近いシーンでは、私達の世代にとって憧れの藤竜也さんに手を握ってもらうカットがあったのです。NGが出たお陰で、なんと3回も握って頂き、まあ、嬉しくて、心臓がドキドキ、ドキドキ。こんな事もあるから、年をとるのも決して悪くはありませんよ。監督はじめ皆さま、ありがとうございました。

藤竜也/一家の父:鈴木一鉄役コメント
「ウハッなんだこれは!これは面白い!!」これが市井さんの脚本を一読したあとの感想でした。草彅さんをはじめ、良い俳優さんたちとの現場は楽しかったですね。ひさしぶりに殴り合いのシーンなんかあって昔を思い出しましたよ。試写を観たんですが、とても短く感じました。面白い映画の証拠ですね。

市井昌秀監督コメント
富山に住む両親と離れて、僕は長年東京に住んでいます。両親の誕生日や結婚記念日に二人のことを考えることはあっても、普段は忙しさにかまけて二人の存在はほとんど頭の中にありません。そんな自分の薄情さに気づき、胸がチクリと痛んだ時、どうしても家族の映画を作りたい、作らなければと思ったのが、12年前です。長年に渡り温め続け、ようやく出来上がったシナリオを元に、最高の環境をスタッフが作ってくれました。そして、それに応えた魅力溢れる役者たちがちゃんと血の通った人間として演じ切ってくれました。映画「台風家族」は、地元を離れた兄弟たちが実家に帰省した際に起こる騒動を描いた、一日だけのお話です。一人でも多くの方の心の琴線に触れることができたなら幸せです。

(c)2019「台風家族」フィルムパートナーズ

ユーチューバー草なぎとしての活躍

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作品情報

台風家族

公開
2019年6月初夏全国ロードショー
出演
草彅 剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也
尾野真千子、甲田まひる、長内映里香、若葉竜也/榊原るみ・藤竜也
監督
市井昌秀(『箱入り息子の恋』『僕らのごはんは明日で待ってる』『ハルチカ』)
配給
キノフィルムズ/木下グループ

【STORY】
2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄(藤)とその妻・光子(榊原)の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄(草彅)が妻の美代子(尾野)と娘のユズキ(甲田)を引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈(MEGUMI)がやってくる。遅れて次男の京介(新井)がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋(中村)はやって来ない。とうとう葬儀が終わった時、実家のインターホンが鳴る。ドアの外には千尋ではない、チャラチャラした男が立っていた・・・。

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