映画『羊の木』の記者会見での錦戸亮さんの写真が、Webメディアでも掲載されている。
2018年に入って、ジャニーズ事務所が運営する公式ファンサイト「Johnny's net」で所属タレントの写真が掲載され始めていることは既報の通りだが、さらに踏み込んだ施策に、ファンは「こんな日が来るとは」とどよめいている。
ネット解禁の背景
2月3日(土)に公開を控えている『羊の木』は、山上たつひこ原作・いがらしみきお作画という異才タッグによる同名漫画を原作に、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』や『桐島、部活やめるってよ』などを手がけてきた吉田大八さん監督で実写映画化。その記者会見において、ジャニーズ事務所に所属するタレントの「記者会見、囲み取材、舞台挨拶」などの写真利用が解禁された。
ジャニーズ事務所が「スマホを中心とした情報伝達・情報処理が大きな比重を占めるようになった市場の変化に段階的に対応してまいりました」と近年の動向を振り返っているように、前述の公式ファンサイトでの写真公開以前にも、その前兆はあった。今夜は日本外国特派員協会の会見に、錦戸さんと吉田監督が登壇✨
— 映画『羊の木』 (@eigahitsujinoki) 2018年1月31日
錦戸さんが「エンタテインメントでありつつ、社会的な側面もある映画」と流暢な英語で本作をアピールし、記者の皆さんの質問に答えました‼️
後ほど、レポートをアップしますので、お楽しみに🐑#羊の木 #錦戸亮 #吉田大八 pic.twitter.com/ARSlFO54Zq
2017年時点で、一部CDやDVDのジャケット写真がネット上でも公開されていたり、年末に放送された「FNS歌謡祭」の公式サイトでも嵐やKinKi Kidsの写真が掲載されていたりと、解禁の流れが垣間見える。
ただ、公式では触れられていないものの、元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの影響もあると考えるのが自然だろう。
2017年に3人が出演したAbemaTVでのネット番組「72時間ホンネテレビ」は総視聴者数7400万人を超え、大きな反響を呼んだことも記憶に新しい。この4月からは、レギュラー番組「新しい別の窓」が月1で放送されることも決まったばかり。
少なからず、ジャニーズ事務所を離れた後の3人のネット上での破竹の快進撃が、結果的にジャニーズ事務所の決断を後押しした側面はあったはずだ。
ちなみに、ジャニーズ名物と言える雑誌表紙のくり抜きシルエットは、2月1日時点では特に変化はない。 Hey! Say! JUMPの知念侑李さんが表紙を飾る雑誌『Cinema★Cinema』は、Amazonなどの販売サイトでは相変わらず『かまいたちの夜』状態のままだ。
なぜ『羊の木』、錦戸亮だったのか?
なぜ、『羊の木』での錦戸亮さんが記念すべき解禁の1発目となったのだろうか。会見が日本外国特派員協会という国内外の報道陣が集まった場所だったということが1つにはあるだろう。
もう1つは、錦戸亮さんという点にあると指摘する。
KAI-YOUには、元ジャニーズ事務所所属の編集者が存在する(と言っても、幼少期のごく短い期間だが)。
恩田というその編集は、自分の古巣でもあるジャニーズの動向については人一倍の興味を持っているが、曰く「ネットでの写真解禁の1人目が錦戸亮という判断はすごくいいと思います」とのこと。
理由としては、当然イケメン揃いのジャニーズタレントの中でも「一際しっかりとした顔立ちで、修正なしでも通用するから」と豪語する。
声が高かった頃から錦戸さんを推していたという恩田は、「錦戸くんは、ご飯を食べる際、本当に美味しそうに食べる。それは、木村(拓哉)くんに通じるものがあります」とコメントした。
「ただ、人見知りな性格(本人談)のためか、関ジャニ∞というグループが純粋に好きすぎるためか、宣伝でもなければあまりソロで露出することもないのが残念です」
そんな彼だからこそ、ネット上ではプッシュしていきたい、解禁1発目に相応しいと事務所が判断した、というのは考えすぎだろうか。
「◯◯にならずに済んだのに」大喜利が流行中
一方、ネット上では、「◯◯にならずに済んだのに」大喜利(外部リンク)が盛り上がりを見せている。これまでは販促用の写真などで、ジャニーズタレントだけ映れないということがあった。もはやお馴染みの光景だが、あと数日早ければ、錦戸さんだけのけ者にされることはなかったのに…。事務所の写真解禁があと数日早ければ錦戸くん木にならずに済んだのに… pic.twitter.com/1i00ngKHaC
— マノ (@manowaku) 2018年1月31日
楽器になったり石になったり…。ジャニーズ写真のネット解禁はうれしいけど「ホルンに姿を変えられた佐藤勝利くん」とか「賢者の石になってしまった山田涼介くん」みたいな味わい深い映画ポスターがもう見れなくなってしまうのはちょっとだけさみしい。 pic.twitter.com/9iDI3LVwAc
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) 2018年1月31日
のけ者にされるのは心苦しいので、たまになぜかイラスト化されていたり…。なかまるくんもこわい絵画にならずに済んだかもしれない pic.twitter.com/3OnN6xvCh4
— uca (@oniku__osushi) 2018年1月31日
公式サイトで、写真がなぜか飛行機だったり…。流星くんだって飛行機にならずに済んだのに pic.twitter.com/HMhmvfdWIn
— みー (@mssssk_818) 2018年1月31日
とはいえ、ファンを含めたみんなが望んでいた流れに傾きつつあることには違いない。
時代が変わりつつあるジャニーズの背景には
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CKS
〝『かまいたちの夜』状態〟