ホロライブ運営カバー社、下請法に違反 アバター修正を243回以上無償でやり直させる

ホロライブ運営カバー社による不当なやり直し・支払い遅延の例

事例1 
カバーは、令和4年4月8日、下請事業者1名に対し、動画用2Dモデルの作成を発注し、同月18日に給付を受領した後、同年9月15日までの間に、発注書等で示された仕様等からは作業が必要であることが分からないやり直しを無償で7回させていた。
当該7回のやり直しのうちの3回は、検査期間を納入後7営業日以内としていたにもかかわらず、当該期間を経過した後にさせたものであった。
当該3回のやり直しのうちの2回は、本発注により作成された動画用2Dモデルを利用するVTuberが修正を希望していることを理由として、カバーが当該事業者に「制作完了」したとの通知を行った令和4年7月11日よりも後にやり直しをさせたものであった。
カバーは、その後も経理処理を失念するなどし、本発注の下請代金が支払われたのは、給付の受領日である令和4年4月18日から619日経過した令和5年12月27日であった。

事例2
カバーは、令和4年10月27日、下請事業者1名に対し、動画用2Dモデルの作成を発注し、同年11月21日に給付を受領した後、令和5年5月23日までの間に、発注書等で示された仕様等からは作業が必要であることが分からないやり直しを無償で5回させていた。
当該5回のやり直しは、いずれも検査期間を納入後5日以内としていたにもかかわらず、当該期間を経過した後にさせたものであり、本発注において、カバーが当該事業者に「社内、タレント共に全ての確認が完了」したとの通知を行ったのは、本発注の給付の受領日である令和4年11月21日から277日経過した令和5年8月25日であった。
 本発注の下請代金が支払われたのは、給付の受領日である令和4年11月21日から312日経過した令和5年9月28日であった。

事例3  
カバーは、令和5年1月24日、下請事業者1名に対し、動画用2Dモデルの作成を発注し、同年2月8日に給付を受領した後、同年3月22日までの間に、発注書等で示された仕様等からは作業が必要であることが分からないやり直しを無償で3回させていた。
当該3回のやり直しのうちの2回は、検査期間を納入後5日以内としていたにもかかわらず、当該期間を経過した後にさせたものであり、本発注において、カバーが当該事業者に「納品」が完了したとの通知を行ったのは、本発注の給付の受領日である令和5年2月8日から230日経過した同年9月26日であった。
カバーは、令和5年4月頃には、本発注により作成された動画用2Dモデルを用いて動画配信を行っていたが、本発注の下請代金が支払われたのは、給付の受領日である同年2月8日から266日経過した同年10月31日であった。 (令和6年10月25日)カバー株式会社に対する勧告等について/公正取引委員会

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2件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:10981)

これは再発するとやばい。
実態は色んな意味で知らなかった、忙しかったんだろうが、是正する力を試されてると思ってやらないといけない。
マジで信用問題

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:10976)

社会的な力関係に差が開いて行くと、なぜかこのような問題が幾度となく起こり、真っ当な言い訳のようでもとても真実ではないのだろうなとしか思えない言い訳めいた謝罪を大手は行う。Vtuberではないが私もクリエイティブなお仕事の製造部分に長く携わった経験があり、急拡大した、力の大きな某会社さんから理不尽な無償奉仕を何度も強いられそうになった経験がある。

巨大化しても社会的信頼、コンプライアンスをしっかり育てている会社であれば一番気をつけているはずの部分を、置き去りにする会社は多い。絶対的に今回の謝罪を虚偽だと断定する事は無論出来ないが、規模には相応の社会的責任が必ずつく事は絶対に意識し今後同じ言い訳は通用しない。飛ぶ鳥を落とす勢いと急激な拡大をしたこの会社は、この反省をちゃんと活かしていけるのか、と思う。

忙しかった、手が足りなかった、大変で対応しきれなかった、なんていうのただの幼稚な言い訳でしかない。