6月16日(日)に開催された「ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive!」にて、「ラブライブ!」のアニメ第2期の制作が決定したことが発表されました。放送は2014年春を予定しているとのこと。ますます盛り上がりをみせる「ラブライブ!」ですが、ここで、まだ「ラブライブ!」を知らない、よくわからないという方の為にも、一度簡単にまとめてみようと思います。
「ラブライブ!」は、アニメーション制作会社のサンライズと、レコード会社のランティス、アスキー・メディアワークス発行の月刊誌「電撃G's magazine」の3社が合同で行っているプロジェクトです。アニメ作品というよりは、音楽・ライブ・アニメ・雑誌・ラジオなど、他媒体で展開されるプロジェクトの総称が「ラブライブ!」だと言えます。
電撃G's magazine誌上では、マンガの連載や、キャラクターの人気投票などのユーザー参加型企画が行われています。ラブライブに登場するスクールアイドル「μ's(ミューズ)」の名前が決まったのも、電撃G'sマガジンでのグループ名募集企画でした。また、ランティスから発売されるシングルCDには、サンライズ制作のアニメPVのDVDが同梱されるなど、プロジェクト参加3社がそれぞれの特色を生かした運営となっています。
「ラブライブ!」のストーリーは厳密には媒体によって違いがありますが、共通しているのは「国立音ノ木坂学院を廃校の危機から救うため、スクールアイドルになって宣伝、知名度を上げて入学者を増やそう!」ということ。事務所にも所属しておらずプロデューサーも居ない彼女たちは、すべてを一からみんなでやらなければなりません。当然様々な壁にぶち当たって行きますが、それをみんなで乗り越えて成長していく、〝スポ魂アイドル物語〟になっています。
では、簡単にメンバーをご紹介します!
【1年生】 左:小泉花陽(こいずみ はなよ)
CV:久保ユリカ / 白いごはんが大好き。アイドル大好き。
中:西木野真姫(にしきの まき)
CV:Pile / ツンデレなお嬢様。歌がとても上手。
右:星空凛(ほしぞら りん)
CV:飯田里穂 / 元気いっぱいのスポーツ少女。語尾は「~にゃ」。
【2年生】 左:高坂穂乃果(こうさか ほのか)
CV:新田恵海 / 明るく元気が取り柄。μ'sの発起人であり、エンジンであり、牽引者。
中:園田海未(そのだ うみ)
CV:三森すずこ / 大和撫子。真面目で超照れ屋さん。
右:南ことり(みなみ ことり)
CV:内田彩 / おっとりした癒し系。天然。
【3年生】 左:絢瀬絵里(あやせ えり)
CV:南條愛乃 / ロシア人クォーターの美人。愛称はエリーチカ。
中:東條希(とうじょう のぞみ)
CV:楠田亜衣奈 / 関西弁。スピリチュアル方面に凝っている。
右:矢澤にこ(やざわ にこ)
CV:徳井青空 / アイドルオタク。にっこにっこにー♪
また、電撃G's magazineでの企画でユニット編成・ユニット名の投票が行われ、以下3つのミニユニットも生まれました。
・Printemps:ことり・穂乃果・花陽
・BiBi:真姫・絵里・にこ
・lily white:凛・海未・希
※画像は、公式サイトで配布された、フォロワー10000人突破記念のツイッターアイコンを使用しています。
TVアニメがはじまった2013年1月にはベストアルバム「ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection」をリリース。TVアニメからはオープニング・エンディング・挿入歌として5枚のシングルがリリースされました。そして、6月26日(水)リリースの「微熱からMystery」(lily white)を皮切りに、3ヶ月連続でユニットシングルがリリースされることや、μ'sの6thシングルが制作されることも発表されています。
これらの音楽は全て、畑亜貴さんが作詞されています。畑亜貴さんといえば、「ハレ晴レユカイ」(『涼宮ハルヒの憂鬱』)や「もってけ!セーラーふく」(『らき☆すた』)、「太陽曰く燃えよカオス」(『這いよれ! ニャル子さん』)など、数えきれないほどのアニソン作詞をてがけている、アニソンを語る上で欠かすことのできない作詞家です。
もう一つの「ラブライブ!」楽曲の特徴は、μ'sシングルのPVアニメです。メンバーによるダンスとショートストーリーを、2D作画と3DCGを融合させて描いているのですが、このクオリティが非常に高いです。2Dと3Dが切り替わる瞬間も、回を重ねる毎に違和感なく仕上がっており、振り付けの動きも微妙にズレているなど、細かい所までこだわりが見られます。さすがはサンライズです。(TVアニメもサンライズが制作をしていますが、個人的に一番ヤバかったのは、第6話の「これからのSomeday」のシーンです。)
また、某アイドルグループ同様、次回シングル曲のセンターポジション争奪総選挙も行われています。ちなみに、先日発表された第5回総選挙では、西木野真姫ちゃんが1位になり、6thシングルのセンターを飾ります! 楽しみ!
μ'sの初ライブは2012年2月、横浜BLITZにて開催された「ラブライブ! μ’s First LoveLive!」。TVアニメ化が発表されたのもこのライブで、以降、ラブライブのプロジェクトは加速していったように感じます。そして、「ラブライブ!」の知名度を一気に底上げしたのは、2012年8月の「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」でしょう。この〝アニサマ〟は、アニソンを歌うアーティストなら誰しもが憧れる舞台であり、アニソンが大好きなファンが集うライブです。アニソン好きが集まっているとはいえ、当時μ'sを知っていた人は恐らく半分もいなかったと思います。それでもμ'sは見事に会場のファン心を掴み、受け入れられたのでした。
さらに、6月16日の「ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive!」では、とんでもないことが起きました。チケットは速攻で売り切れましたが、あまりの人気ぶりに、ライブビューイング(全国の映画館での衛星生中継)を急遽決定。その数なんと51箇所! アイドルゲーム・アニメでトップを走り続ける、「THE IDOLM@STER」が昨年行った7周年ツアーのライブビューイング会場が50箇所だったことを考えると、ラブライブの勢い・凄さを感じますね。
そして、次のライブも発表されました。なんと次回は2014年2月8日(土)、9日(日)の2DAYS! しかも会場は今年のアニサマとも同じ、さいたまスーパーアリーナです! さいたまスーパーアリーナは最大約37000人を収容する大会場ですが、今の勢いがあれば、それもあっという間に埋まってしまうでしょう。楽しみです!
2014年春には、PS Vitaでゲーム化されることも発表されました。6月18日(火)に新たに発表された情報によると、『ラブライブ! School idol paradise(仮)』というリズムアクションゲームとのこと。開発は「初音ミク -Project DIVA-」シリーズをてがける株式会社ディンゴということで、期待度大です!
「ラブライブ!」がここまで人気を集めるプロジェクトとなったのは、ファンやスタッフ〝みんな〟に育てられてきたから、だと思います。μ'sのメンバーはほとんどが新人声優さんで構成されていましたが、だからこそ、頑張っている姿を応援したくなるファンも多かったし、成長していく姿を見守るような感覚もあったのではないでしょうか。ユニット名募集や人気投票など、ファンが参加できるような企画を積極的に行ったスタッフの取り組みも素晴らしかったと思います。
また、「ラブライブ!」のファンは〝ラブライバー〟と呼ばれており、いわゆる〝にわか〟も含め、古参・新参問わず「ラブライブ!」を愛するファンとして、一部で評価されています。一般に〝オタク〟と呼ばれる層は、にわかを毛嫌いする傾向にあるので、ちょっと珍しい現象です。
今回決定したTVアニメの第2期や、さいたまスーパーアリーナでのライブは、μ'sメンバー、スタッフ、ラブライバーのみんなで叶えた夢です。今からでも遅くはありません! 入り口もたくさんありますので、是非あなたもラブライバーになって、「ラブライブ!」を応援していきませんか!?
文:たかはしさとみ
ラブライブ! とは?
2013年1月から放送されたTVアニメの大ヒットの影響もあり、「ラブライブ=アニメ」というイメージは少なくないと思いますが、実は違います。「ラブライブ!」は、アニメーション制作会社のサンライズと、レコード会社のランティス、アスキー・メディアワークス発行の月刊誌「電撃G's magazine」の3社が合同で行っているプロジェクトです。アニメ作品というよりは、音楽・ライブ・アニメ・雑誌・ラジオなど、他媒体で展開されるプロジェクトの総称が「ラブライブ!」だと言えます。
電撃G's magazine誌上では、マンガの連載や、キャラクターの人気投票などのユーザー参加型企画が行われています。ラブライブに登場するスクールアイドル「μ's(ミューズ)」の名前が決まったのも、電撃G'sマガジンでのグループ名募集企画でした。また、ランティスから発売されるシングルCDには、サンライズ制作のアニメPVのDVDが同梱されるなど、プロジェクト参加3社がそれぞれの特色を生かした運営となっています。
「ラブライブ!」のストーリーは厳密には媒体によって違いがありますが、共通しているのは「国立音ノ木坂学院を廃校の危機から救うため、スクールアイドルになって宣伝、知名度を上げて入学者を増やそう!」ということ。事務所にも所属しておらずプロデューサーも居ない彼女たちは、すべてを一からみんなでやらなければなりません。当然様々な壁にぶち当たって行きますが、それをみんなで乗り越えて成長していく、〝スポ魂アイドル物語〟になっています。
μ'sのメンバー
μ'sは国立音ノ木坂学院に通う女子高生9人によるスクールアイドルグループ。今までこのメンバーに変更はなく、演じる声優さんもずっと同じです。これも「ラブライブ!」の特徴の1つ。キャラクターと声優さんの距離が非常に近く、キャラクターを応援することと、声優さんを応援することがほぼ同じ感覚になっています。では、簡単にメンバーをご紹介します!
【1年生】 左:小泉花陽(こいずみ はなよ)
CV:久保ユリカ / 白いごはんが大好き。アイドル大好き。
中:西木野真姫(にしきの まき)
CV:Pile / ツンデレなお嬢様。歌がとても上手。
右:星空凛(ほしぞら りん)
CV:飯田里穂 / 元気いっぱいのスポーツ少女。語尾は「~にゃ」。
【2年生】 左:高坂穂乃果(こうさか ほのか)
CV:新田恵海 / 明るく元気が取り柄。μ'sの発起人であり、エンジンであり、牽引者。
中:園田海未(そのだ うみ)
CV:三森すずこ / 大和撫子。真面目で超照れ屋さん。
右:南ことり(みなみ ことり)
CV:内田彩 / おっとりした癒し系。天然。
【3年生】 左:絢瀬絵里(あやせ えり)
CV:南條愛乃 / ロシア人クォーターの美人。愛称はエリーチカ。
中:東條希(とうじょう のぞみ)
CV:楠田亜衣奈 / 関西弁。スピリチュアル方面に凝っている。
右:矢澤にこ(やざわ にこ)
CV:徳井青空 / アイドルオタク。にっこにっこにー♪
また、電撃G's magazineでの企画でユニット編成・ユニット名の投票が行われ、以下3つのミニユニットも生まれました。
・Printemps:ことり・穂乃果・花陽
・BiBi:真姫・絵里・にこ
・lily white:凛・海未・希
※画像は、公式サイトで配布された、フォロワー10000人突破記念のツイッターアイコンを使用しています。
ラブライブ! の音楽
2010年8月13日のコミックマーケット78で限定版を先行販売した「僕らのLIVE 君とのLIFE」から始まり、TVアニメが始まる2013年1月までに、μ'sのシングルCDを5枚、ミニユニットシングルを3枚、デュオ・トリオシングルを4枚、ソロ・アルバムを3枚、ラジオのテーマソングCDを1枚、計16枚をリリースしました。TVアニメがはじまった2013年1月にはベストアルバム「ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection」をリリース。TVアニメからはオープニング・エンディング・挿入歌として5枚のシングルがリリースされました。そして、6月26日(水)リリースの「微熱からMystery」(lily white)を皮切りに、3ヶ月連続でユニットシングルがリリースされることや、μ'sの6thシングルが制作されることも発表されています。
これらの音楽は全て、畑亜貴さんが作詞されています。畑亜貴さんといえば、「ハレ晴レユカイ」(『涼宮ハルヒの憂鬱』)や「もってけ!セーラーふく」(『らき☆すた』)、「太陽曰く燃えよカオス」(『這いよれ! ニャル子さん』)など、数えきれないほどのアニソン作詞をてがけている、アニソンを語る上で欠かすことのできない作詞家です。
もう一つの「ラブライブ!」楽曲の特徴は、μ'sシングルのPVアニメです。メンバーによるダンスとショートストーリーを、2D作画と3DCGを融合させて描いているのですが、このクオリティが非常に高いです。2Dと3Dが切り替わる瞬間も、回を重ねる毎に違和感なく仕上がっており、振り付けの動きも微妙にズレているなど、細かい所までこだわりが見られます。さすがはサンライズです。(TVアニメもサンライズが制作をしていますが、個人的に一番ヤバかったのは、第6話の「これからのSomeday」のシーンです。)
また、某アイドルグループ同様、次回シングル曲のセンターポジション争奪総選挙も行われています。ちなみに、先日発表された第5回総選挙では、西木野真姫ちゃんが1位になり、6thシングルのセンターを飾ります! 楽しみ!
ラブライブ! のライブ
μ'sは、キャラクターを担当している声優さんが実際に結成しているグループでもあります。本人たちが歌って踊るライブも、「ラブライブ!」人気における重要な要素です。特に見どころなのは、シングル曲のPV振り付けが再現されたパフォーマンス。そのため、メンバーには一般的なライブよりも密度の濃い練習が課せられるそうです。μ'sの初ライブは2012年2月、横浜BLITZにて開催された「ラブライブ! μ’s First LoveLive!」。TVアニメ化が発表されたのもこのライブで、以降、ラブライブのプロジェクトは加速していったように感じます。そして、「ラブライブ!」の知名度を一気に底上げしたのは、2012年8月の「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」でしょう。この〝アニサマ〟は、アニソンを歌うアーティストなら誰しもが憧れる舞台であり、アニソンが大好きなファンが集うライブです。アニソン好きが集まっているとはいえ、当時μ'sを知っていた人は恐らく半分もいなかったと思います。それでもμ'sは見事に会場のファン心を掴み、受け入れられたのでした。
さらに、6月16日の「ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive!」では、とんでもないことが起きました。チケットは速攻で売り切れましたが、あまりの人気ぶりに、ライブビューイング(全国の映画館での衛星生中継)を急遽決定。その数なんと51箇所! アイドルゲーム・アニメでトップを走り続ける、「THE IDOLM@STER」が昨年行った7周年ツアーのライブビューイング会場が50箇所だったことを考えると、ラブライブの勢い・凄さを感じますね。
そして、次のライブも発表されました。なんと次回は2014年2月8日(土)、9日(日)の2DAYS! しかも会場は今年のアニサマとも同じ、さいたまスーパーアリーナです! さいたまスーパーアリーナは最大約37000人を収容する大会場ですが、今の勢いがあれば、それもあっという間に埋まってしまうでしょう。楽しみです!
ラブライブ! のゲーム
ラブライブはゲームでも楽しめます。その名も、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」通称〝スクフェス〟。これはスマートフォン向けの音ゲーアプリです。μ'sの楽曲を使ったリズムアクションと、全編録りおろしのフルボイスが聴けるストーリーパートで人気を集め、iOS版、Android版ともにリリースからゲームアプリのランキング上位にランクインし続けています。また、赤字決算が続いていた、アプリの開発元であるKLab株式会社の営業利益の黒字化に大きく貢献したと、あらゆるメディアで報じられたことも。2014年春には、PS Vitaでゲーム化されることも発表されました。6月18日(火)に新たに発表された情報によると、『ラブライブ! School idol paradise(仮)』というリズムアクションゲームとのこと。開発は「初音ミク -Project DIVA-」シリーズをてがける株式会社ディンゴということで、期待度大です!
〝みんなで叶える物語〟──それがラブライブ!
と、ここまで「ラブライブ!」の歴史について追いかけていきました。「ラブライブ!」について、少しでも興味関心が増していただければ幸いです。「ラブライブ!」がここまで人気を集めるプロジェクトとなったのは、ファンやスタッフ〝みんな〟に育てられてきたから、だと思います。μ'sのメンバーはほとんどが新人声優さんで構成されていましたが、だからこそ、頑張っている姿を応援したくなるファンも多かったし、成長していく姿を見守るような感覚もあったのではないでしょうか。ユニット名募集や人気投票など、ファンが参加できるような企画を積極的に行ったスタッフの取り組みも素晴らしかったと思います。
また、「ラブライブ!」のファンは〝ラブライバー〟と呼ばれており、いわゆる〝にわか〟も含め、古参・新参問わず「ラブライブ!」を愛するファンとして、一部で評価されています。一般に〝オタク〟と呼ばれる層は、にわかを毛嫌いする傾向にあるので、ちょっと珍しい現象です。
今回決定したTVアニメの第2期や、さいたまスーパーアリーナでのライブは、μ'sメンバー、スタッフ、ラブライバーのみんなで叶えた夢です。今からでも遅くはありません! 入り口もたくさんありますので、是非あなたもラブライバーになって、「ラブライブ!」を応援していきませんか!?
文:たかはしさとみ
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