「武道館アイドル博」でのハグチェキ会や、グループ始動1年未満での恵比寿リキッドルームワンマンなど、アイドル界の新たな起爆点となることが期待されるCY8ERが、6月28日(水)にニューシングル『かくしぇーむ』をリリースする。
シングルレビューとともに、CY8ERが魅せるアイドルカルチャーのネクストステップについてまとめた。
苺りなはむ、ましろ、小犬丸ぽちの3名で始動し、新たに藤城アンナ(ex.BELLRING少女ハート/ICE CREAM SUICIDE)、なぁたんコロ虫、病夢やみいの3名を迎えてリリースするのが『はくちゅーむ』だ。
トラックメーカーのyunomi氏の創造するクラブ映えする、心地よい浮遊感のあるサウンドに、苺りなはむ自身がBPM15Q時代の『はくちゅーむ』のアンサーソングとして作詞した『かくしぇーむ』。
楽曲・歌詞・MV・衣装とアイドルを構成する各要素で群を抜いた個性を発揮しており、2017年のアイドルカルチャーを語るにおいて欠かすことのできない1曲となっているといっても過言ではない。
楽曲についてや、その他周辺情報については彼女たちのライブやTwitterを通してダイレクトに受け取ってほしいのだが、CY8ERを見る上で感じるアイドルカルチャーのネクストステップ感について言及させていただきたい。
それは個性である。
「もっと個性を出したほうがいいよ」という運営やファンの言葉や、個性を出さないと推してもらえない! といった自分と向き合うことに追いかけられ、個性という言葉に縛られた結果、グループの中だけで伝わる没個性的な個性や自分自身が傷つきながら前に出続けるといった諸刃の剣のような個性に日々心をすり減らせる。
アイドルグループが結成と解散を日々繰り返す昨今、そんな誰がつくったかもわからない個性に縛られた没個性が溢れているように感じる。
そもそも個性という言葉はアイドルだけのものではなく、普遍的なものである。
例え話をするならば、
あなたが企業の人事担当で採用面接をしているとする。
「幼少期から音楽が大好きでいつか自分も音楽の業界で働きたいと思い、志望しました!音楽が好きな気持ちは誰にも負けないので何事も頑張りたいと思っています!」
という大学生Aと、
「中学の頃から○○というバンドに影響を受け、音楽に関わりたいと思っていたのですが、バンドをやっても自分にはあまり才能がなく、イベントを企画したりその宣伝をすることに注力しました。そういった経験を活かして頑張っていきたいです。」
という大学生Bのどちらに魅力を感じるだろうか?
答えがない問題提起ではあるがAとBの違い、それは
ここに立つまでに何をやってきたか? の違いである。
好きだけできたAと、好きと向き合ってトライアンドエラーを繰り返したB。きっと多くの人はBに輝く個性を感じるに違いない。
「好きな気持ち」や「周りと比べて自分をアピールできそうなポイント」はあくまで初期衝動や差別ポイントでしかなく、個性とは、「好きなものに向き合って何をやってきたか?の蓄積」で滲み出てくるものなのである。
これはアイドルにも、もちろん言い換えることができる。
グループメンバーの中の些細な違いや、なんとなく付け焼刃的に作った個性に人は惹きつけられることは少ない。
でんぱ組.incのようにメンバーそれぞれのバックボーンありきで活躍するパターン、WACK所属アイドル(BiS、BiSH、GANG PARADE)のようにハードな環境での活動の中で自ら見出していくパターンなど様々だが、アイドルにとっての個性もここに立つまでに何をやってきたか?が重要であるということができるだろう。
他のアイドルグループを経て参加したメンバーや、DJとしての活動やSNSで話題になり沢山の目に触れてきたメンバーが集まっている。
そして、その個性を元にさらなる活動を行い、同時進行でアイドルの器としてのCY8ERというグループが存在する。
そんなメンバーそれぞれの個が立っており、なおかつグループとしても活動する彼女たちはアイドルカルチャーのネクストステップであると言える。
一つの活動が終わったから、そこで終了ではない。
諦めたら即終了ではない。
ここに立つまで何をやってきたか?を積み重ね続ける彼女たちの軌跡を、是非とも追いかけていってほしい。
シングルレビューとともに、CY8ERが魅せるアイドルカルチャーのネクストステップについてまとめた。
新たなメンバーを迎えリリースする『かくしぇーむ』
苺りなはむ(ex.BiS/アキシブproject)と、にかもきゅの2人で活動していたBPM15Qを前身とするCY8ER。苺りなはむ、ましろ、小犬丸ぽちの3名で始動し、新たに藤城アンナ(ex.BELLRING少女ハート/ICE CREAM SUICIDE)、なぁたんコロ虫、病夢やみいの3名を迎えてリリースするのが『はくちゅーむ』だ。
トラックメーカーのyunomi氏の創造するクラブ映えする、心地よい浮遊感のあるサウンドに、苺りなはむ自身がBPM15Q時代の『はくちゅーむ』のアンサーソングとして作詞した『かくしぇーむ』。
楽曲・歌詞・MV・衣装とアイドルを構成する各要素で群を抜いた個性を発揮しており、2017年のアイドルカルチャーを語るにおいて欠かすことのできない1曲となっているといっても過言ではない。
楽曲についてや、その他周辺情報については彼女たちのライブやTwitterを通してダイレクトに受け取ってほしいのだが、CY8ERを見る上で感じるアイドルカルチャーのネクストステップ感について言及させていただきたい。
アイドルの「個性」は誰が創るのか
たくさんいるアイドルグループの中で見つけてもらうために、グループにいる大人数の中で自分の推しを増やすために、ある意味盲信的に利用される言葉。それは個性である。
「もっと個性を出したほうがいいよ」という運営やファンの言葉や、個性を出さないと推してもらえない! といった自分と向き合うことに追いかけられ、個性という言葉に縛られた結果、グループの中だけで伝わる没個性的な個性や自分自身が傷つきながら前に出続けるといった諸刃の剣のような個性に日々心をすり減らせる。
アイドルグループが結成と解散を日々繰り返す昨今、そんな誰がつくったかもわからない個性に縛られた没個性が溢れているように感じる。
そもそも個性という言葉はアイドルだけのものではなく、普遍的なものである。
例え話をするならば、
あなたが企業の人事担当で採用面接をしているとする。
「幼少期から音楽が大好きでいつか自分も音楽の業界で働きたいと思い、志望しました!音楽が好きな気持ちは誰にも負けないので何事も頑張りたいと思っています!」
という大学生Aと、
「中学の頃から○○というバンドに影響を受け、音楽に関わりたいと思っていたのですが、バンドをやっても自分にはあまり才能がなく、イベントを企画したりその宣伝をすることに注力しました。そういった経験を活かして頑張っていきたいです。」
という大学生Bのどちらに魅力を感じるだろうか?
答えがない問題提起ではあるがAとBの違い、それは
ここに立つまでに何をやってきたか? の違いである。
好きだけできたAと、好きと向き合ってトライアンドエラーを繰り返したB。きっと多くの人はBに輝く個性を感じるに違いない。
「好きな気持ち」や「周りと比べて自分をアピールできそうなポイント」はあくまで初期衝動や差別ポイントでしかなく、個性とは、「好きなものに向き合って何をやってきたか?の蓄積」で滲み出てくるものなのである。
これはアイドルにも、もちろん言い換えることができる。
グループメンバーの中の些細な違いや、なんとなく付け焼刃的に作った個性に人は惹きつけられることは少ない。
でんぱ組.incのようにメンバーそれぞれのバックボーンありきで活躍するパターン、WACK所属アイドル(BiS、BiSH、GANG PARADE)のようにハードな環境での活動の中で自ら見出していくパターンなど様々だが、アイドルにとっての個性もここに立つまでに何をやってきたか?が重要であるということができるだろう。
CY8ERのメンバーが生み出す個性の輝き
上記のとおり、CY8ERの各メンバーはそれぞれここに立つまでに何をやってきたか?が生み出す個性が輝いている。他のアイドルグループを経て参加したメンバーや、DJとしての活動やSNSで話題になり沢山の目に触れてきたメンバーが集まっている。
そして、その個性を元にさらなる活動を行い、同時進行でアイドルの器としてのCY8ERというグループが存在する。
CY8ERと並行してShachi名義でラッパーとしても活動するましろ
アクセサリーブランド「UNCLOD」を運営する病夢やみい
【yAmmy BLOG】
『”unclod”リリース記念イベント』店頭でおまちしてますhttps://t.co/TlDuRUk5DR pic.twitter.com/w2yZVvnUWT
— 病夢やみい(yAmmy) (@yAmmy_TOKYO) May 13, 2017
一つの活動が終わったから、そこで終了ではない。
色んな活動を経て、つらいことや苦しいことがあったとしても、なりたい自分を実現するために、立ち上がり続けることでそれぞれの個性が輝き、人を惹きつけるものとなっていく。ああ僕の足跡は159からさ
そうだ僕の音楽は鳴り止まない
ああ此処にいさえすれば
そうだ僕の音楽は鳴り止まない
(CY8ER「リミックスタート」の歌詞より引用)
諦めたら即終了ではない。
ここに立つまで何をやってきたか?を積み重ね続ける彼女たちの軌跡を、是非とも追いかけていってほしい。
この記事どう思う?
キャン
インターネットが大好きです!
0件のコメント