連載 | #8 古今東西ボードゲーム探検!

「ゲームマーケット2017春」で散財しまくり! 気になったボドゲを紹介していく

ここからは、ブースをめぐる中で、筆者が個人的に気になって購入したゲームを駆け足でご紹介しましょう。

『FINAL BATTLE DX』

「Desk Game Theory」が頒布していた『FINAL BATTLE DX』。古き良きドット絵の描かれたカードを使って、ラスボスとのバトルを楽しむカードゲームとなっています。

ドット絵の可愛さと、某有名RPGを思わせる意匠に惹かれて購入。今回の「DX」は拡張版とのことで、前作とは違って、一体だったラスボスが最終形態では三体に分裂します。『クロノトリガー』の経験上、多分、ラスボスの本体は右側だと思います(違う)。 また、ブースに並ぶ『90日で-10kgラクラクやせる方法』『ヤバオクでラクラク月10万円稼ぐ方法』といった、怪しい広告商材のような書籍風のカードゲームも気になりますね……。

『BABEL』

ブース「こぐま工房」で頒布されていた『BABEL』は、その名の通り、プレイヤーらが順々に紙を使ってバベルの塔を組み上げていくゲーム。ただみんなで塔をつくっていくだけでなく、プレイヤーの中に裏切り者(狂信者)がいて、こっそりと塔を崩そうと試みる“正体隠匿モード”や、バベルの塔を再建させるため、それぞれの言語でしかコミュニケーションを取れない状態で塔を組み上げる“協力モード”など、3つのゲームモードで楽しむことができます。

正体隠匿系ゲームが大好きな筆者は否応なく食指が動き、バベルの塔の神話になぞらえて、バラバラの言語でコミュニケーションを取るという、設定とシステムの見事な融合に胸キュン。

『猫と死体と12人の容疑者』

「KITERETSU」で頒布していた推理ゲーム。15枚のカードを使って、容疑者の中から犯人を探していくゲームです。『The Bloody Inn』を彷彿とさせるイラストや、『CLUE』や『犯人は探偵の中にイる』といった推理ゲームに惹かれる身としては即購入の一品でした。

『Rook&RAIDERS』

こちらも一目惚れで購入した、「蓑竹屋GAMES」の『Rook&RAIDERS』。今にも動き出しそうなドット絵の魅力もさることながら、キャッスルディフェンスをテーマとしたボードゲームで、1人から遊べるというのも嬉しいところ。複数人プレイの場合、協力型ではなく、迫り来る敵から誰が一番うまく城を防衛できるのかを競うというゲームシステムもユニークです。拡張カードセットの味方ユニット「アルケミスト」を使いたい一心で購入。

――以上、駆け足で見て来ましたが、これが今回、筆者が体験した「ゲームマーケット2017春」でした!

ちなみに、編集者と共に丸1日取材をしつつ、手にした戦果は以下の通りです。

2人で3万円強、使いましたとさ。ゲームのテーマが偏ってますね…。

ゲーム好きは、ついつい財布の紐が緩んでしまうゲームマーケット。もちろん、ふらっと訪れて試遊スペースをめぐってみても十分すぎるほど楽しめるイベントとなっています。もしアナログゲームに少しでも興味が出てきたら、ぜひ一度ゲームマーケットを訪れて、面白そうなゲームをプレイしてみてはいかがでしょうか?

そして、遊んでみて気に入ったゲームを買って持ち帰れば、きっとあなたもアナログゲームの虜。次々とさまざまなアナログゲームをやってみたくなるはずです。

ゲームマーケットとは、好事家の集まりというだけでなく、アナログゲームの最初の一歩としてもピッタリのイベントなのです

なお、次回「ゲームマーケット2017秋」は、ゲームマーケット史上初の2デイズ! 12月2日、3日の開催を予定しています。2日間開催ということは、初日に買ったゲームをその日の夜に遊んで、次の日にはまた新しいゲームを遊びに行くことだって可能ということです!

ますます盛り上がりを見せるゲームマーケットとアナログゲーム業界。さらなる面白いアナログゲームが登場することを祈って、次回の開催を心待ちにしましょう!!

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イベント情報

ゲームマーケット2017秋(次回)

日時
2017年12月2日(土)10時~17時
2017年12月3日(日)10時~17時
会場
東京ビッグサイト(東京国際展示場)東7ホール

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