もともとは朝日新聞の夕刊において連載されていた作品だが、一時的に執筆を中断。本人はこの小説を《情け容赦ない締切の重圧によって、登美彦氏を、そして挿絵を描いてくださったフジモトマサル氏を徹底的に苦しめ抜いた作品である。(フジモト氏の苦しみの大半は、登美彦氏に責任がある)。》(引用:http://d.hatena.ne.jp/Tomio/20130318)と評している。
2011年8月にスケジュールの過密さと体調不良を理由にしての作家活動の休止後、初の単行本ということで、多くのファンが待ちに待った作品であることは間違いない。『聖なる怠け者の冒険』というタイトルの通り、森見登美彦という聖なる怠け者がこの数年でどんな世界を拡張させたのか、期待したい。
森見登美彦公式ブログ この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ