優勝はTENGAを宇宙船に見立てた怪作 ロンブー淳のTENGA CMコンテスト

  • タイアップ
  • 0

医療現場も認めた、TENGAで早漏/遅漏改善のアプローチ

イベント中に驚かされたのは受賞作品だけではありません。松本代表が話すTENGAの取り組みは、単なるアダルトグッズの枠を超え、単身者やカップルの「性の時間」を豊かにする試みに満ちています。

たとえば、上映作品中で男性が部屋から走り去るシーンでのコメント。男性はTENGAを多く取り扱う「ドン・キホーテ」へ駆け込んだのだろうと会場が笑う中、松本代表いわく「今、TENGA SHOP(TENGAプロデュースによる店舗内特設コーナー)を全国に広げていて、大阪や秋葉原にもあります。明るく楽しい雰囲気で女性やカップルも多くいらっしゃって、1店舗で3倍くらい売上が伸びているほどに大好評」とのこと。

TENGA SHOP 買取りまっくすなんば店(TENGA 公式サイトより)

TENGAは男性用のアダルトグッズをポップな存在へと押し上げた立役者といえますが、女性用のグッズ開発にも力を入れています。開発メンバーはすべて女性、食品耐用レベルのシリコンを使い、表面をさらさらに保つアンチダストコートといった特殊加工を施した「iroha」シリーズも好評です。

iroha(iroha 公式サイトより)

欧米ではアダルトグッズの顧客は女性が多く、日本では男女比が「7:3」のところ、欧米では逆に女性が7割を占めます。テレビでハリウッドセレブが家庭での性生活の話をすると「自立している感じがしてかっこいい」と捉えられるのも一因とのこと。日本とは空気の違いを感じるエピソードですが、TENGAはショップとプロダクトの両面から、アダルトグッズや性への意識を変えるきっかけづくりにチャレンジしている好事例でしょう。

他にも、上映会の合間に行われた「性のお悩み相談コーナー」の一コマ。「早漏で悩んでいる」という男性に、松本代表はTENGAが医療現場で採用されたアプローチを紹介します。

TENGAの定番シリーズである赤いラベルの「STANDARD(RED TENGA)」には、刺激に強弱をつけた兄弟商品の「HARD(BLACK TENGA)」と「SOFT(WHITE TENGA)」があります。早漏であれば白→赤→黒と使い、遅漏であれば黒→赤→白と使うことで改善が見込めるという研究論文も発表されるほど。松本代表は「深刻に悩んでいらっしゃる人をなんとかしたい。今後も改善の研究をしていきたい」と意欲を見せました。

“使い手”のアイデアを刺激するTENGA

グランプリを受賞した跡地淳太朗さん+RYO SAITOHさん。おめでとうございます!

受賞作を選出すると共に、性のお悩みコーナーも盛り上がりを見せ、およそ3時間強にわたるイベントは閉幕。受賞者は目録を抱き、観客はこのイベントのための特製ステッカーとおみやげの「EGG」を手に、明るい表情で会場を後にしました。

ちなみに、受賞者に贈られるTENGAは「分割受け取り」と「一括受け取り」が選べるそう。「(たくさんあるので)壁に高さを変えて横向きに並べて、今日はどれに挿そうかな……なんてこともできますね」と森本英樹さんは笑いますが、「TENGAを横向きに固定して自ら挿しに行く」というアイデアは秀逸。

TENGAというプロダクト、そのフォルムや設計思想から新しいクリエイティブな「遊び」が生まれる。イベント中の小さな一幕ではありますが、今回のCMコンテストを象徴するような瞬間にも感じました。

閉会の挨拶では「こんなに素晴らしいイベントになったのは嬉しいし、映像の力は強いなとあらためて思いました」と松本代表。次回の開催は現状では未定ですが、期待しながら待ちたいところです。

淳の休日×TENGA CMコンテスト 上映作品一覧

跡地淳太朗+RYO SAITOH『我が輩のポコチンの夜明け』
市原賢治『MCバトル』
市原賢治『聞こえる』
市原賢治『てんが昔話』
がじゅまる『場所は選んで!』
鴨近夕樹『典雅寺〜快楽菩薩の誕生〜』
劇団ドブストライク『経験豊富な男性にテンガはどれか当ててもらいました!』
劇団ドブストライク『誰にも見つかる事なくテンガを挿したまま地中に埋もれるかコンテント!』
KEN『ガッテン!』
近藤匠『びしょびしょ美女』
ジーニー堤・涼南佳奈『理想の彼女』
チーム木曜会Z『家族の摩擦にもTENGAを。』
中島彰人『色はイロイロ』
ハタケダ『SELFLESS LOVE』
ピータンズ『公衆TENGA』
藤井克樹『天狗の苦労』
フラッグスタジオ『ある男の休日』
森江康太『「愛やエッチよりまえに」篇』
吉岡秀峰『TENGA made PEACE?』
Litstlip Films『CALLING』

1
2

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

CMコンテスト情報

「TENGA×淳の休日」CMコンテスト(現在は終了)

応募資格
18歳以上の日本在住者 プロでも素人でも、個人でもグループでもOK!
作品の規定
15秒~1分以内の作品 映像・音声・ナレーション・CGなど作品構成素材の全てが未発表でオリジナルなCM作品とします。
※他のコンテストに応募した作品は受け付け兼ねます。
禁止事項
男性器、女性器、バストの露出はNG ※上記が含まれるもの、規定を満たさないものは選考外とします。
※表現については注意点がありますので、詳しくは「淳の休日」公式Webサイトをご確認ください。

優勝(グランプリ):100万円分のTENGA
準グランプリ:50万円分のTENGA
各部門賞(4組):各20万円分のTENGA
淳賞:10万円分TENGA
松本賞:10万円分のTENGA
ノミネート賞(12組):4万円相当のTENGA
参加賞で「TENGA×淳の休日」オリジナルステッカーを応募者全員にプレゼント

関連情報をもっと読む

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る

音楽・映像の週間ランキング

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ