神、ガーディアン、人間が存在するニーベルングの世界
━━『ガーディアンズ・ヴァイオレーション』の開発の経緯を教えてください。安藤嶺(以下、安藤) 社内で毎週のようにゲームの企画を提案していたのですが、その中でも特に感触の良かったのが『ガーディアンズ・ヴァイオレーション』で、僕も自信があったので「これはもういくしかない!」と、何度も企画を練り直しながら、最後はゴリ押しして通りました(笑)。
━━満月さんが手がけられたメインビジュアルなど、本作は世界観がとても作り込まれているように感じました。
安藤 ありがとうございます。舞台であるニーベルングの繭から生まれた世界には、神、ガーディアン、人間が存在しています。本来、人間は魔力を持ちませんが、「ライン鉱石」という魔力を持つ石からつくられた指環によってガーディアンを使役し、宿したガーディアンに応じた形状の武器に変化させることができます。「ライン鉱石」は、この世界のエネルギーにもなっていて、電気のような役割も担っています。
そんな世界の中で暮らす人間とガーディアン、そして、かつて戦争していた神との戦いが、再び始まろうとしているんです。 ━━ニーベルングの指環を題材にしたのはなぜでしょうか?
安藤 企画当初は、基本的なゲームの仕様とSFファンタジーという要素しかありませんでした。そんな時、社内でニーベルングの指環を題材にしたコミックの企画があり、せっかくやるのであればそのコミックと連動したゲームアプリをつくろうと、設定を合わせていたんです。ただコミックについては、まだ企画検討中の段階なのですが……。
重厚なストーリーや魅力的なキャラクターをアニメーションで
━━STUDIO4℃が制作しているプロモーションムービーやオープニングアニメーションのクオリティーには驚きました。安藤 先ほども申した通り、このゲームは毎週のように企画書をつくって提案を重ねてきた作品です。それだけ思い入れも強く、時間をかけて開発しました。
とはいえ、世の中には数多くのゲームアプリが存在していて、その中でユーザーさんにこのゲームに懸ける思いをわかりやすく伝えるにはどうしたらいいかと考えた時に、本作の壮大な世界観も一緒に感じてもらえるアニメーションで伝えることにしました。
もしアニメーションを見て、興味を持ってもらえたら、アプリにも触れていただけるとうれしいですね。
━━そんなユーザーさんに向けて、改めて本作の魅力を教えてください。
安藤 実弥島さんが描いたストーリーは、シリアスで時折胸がアツくなるような展開、さらには、クスッと笑える部分があったりと、コンシューマーゲームに劣らないボリュームがあります。しかもその実弥島さんのストーリーがフルボイスで展開されるので、より楽しんでいただけるのではないでしょうか。
また、武器化する美麗なガーディアン(カード)には、かわいらしい女性やイケメン、獣形など、こだわったイラストが豊富に揃っています。アクションRPGやWebのカードゲームが好きな人はもちろん、そうでない人も、ストーリーとビジュアル、どちらか少しでも気になったなら、ぜひ手にとってほしいですね。
カードゲームにアクション性やリアルタイム性を追加
━━カードには、どのような部分にこだわっているのでしょうか?安藤 イラストをお願いした作家さんは、一人一人、それぞれのポートフォリオを参考に選ばせていただきました。
こちらからオーダーしすぎると、作家さんの個性がなくなってしまうので、属性やテーマ、シチュエーションなど、最低限のキャラクターの情報をお伝えするだけで、あとは自由に描いていただいています。
ただ、ラフの段階から監修担当と相談しながら、作家さんにフィードバックをして修正してもらったりと、1枚1枚にかなり時間をかけました。監修担当の人間が優秀というのも、美麗なガーディアンを実現できている要因かもしれません。
━━本作のポイントである“進化した”カードバトルRPGの醍醐味を教えてください。
安藤 デッキがあって、コスト内にガーディアン(カード)を収めていく。リーダーカードやカードごとのスキルがあるという、誰もがわかりやすい一般的なカードゲームの仕組みは踏襲しています。
そのデッキの使い方として、家庭用ゲームに近いアクション性やリアルタイム性を追加することで、従来のカードバトルにはない楽しさを表現しています。プレイしてもらうと、今までのカードバトルとは異なる、ハラハラするような緊張感を感じてもらえるでしょう。
コミカライズやアニメ化などのクロスメディア展開も
━━今後予定している展開などはあるのでしょうか?安藤 ようやくリリースできたので、しばらくはダウンロードしてくださったユーザーさんが楽しめるようなゲーム内イベントを毎月開催予定です。また、操作できるキャラクターが選択できるような機能も計画中です。ぜひ、楽しみに待っていてください。
━━最後にプロデューサーとして、本作をどのように広めていこうと考えていますか?
安藤 まずは濃厚なストーリーをきちんと伝えたいので、実力派の声優さんにご協力いただきながら、ストーリーに興味を持ってもらえるようにアプローチしたいですね。ストーリーやキャラクター、世界観設定などをしっかりとつくり込んでいるので、アプリにとどまらず、様々なメディアで展開できると考えています。将来的には、コミカライズやWebアニメなどのクロスメディア展開などもできたらいいですね。
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ガーディアンズ・ヴァイオレーション 公式サイト(外部リンク)
ガーディアンズ・ヴァイオレーション App Store(外部リンク)
ガーディアンズ・ヴァイオレーション Google play(外部リンク)
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