ベジータ系女子、エクゾディア系女子!? 新種の○○続々

講談社が発行する想像系新雑誌『ITAN』とヴィレッジヴァンガードのコラボトークイベント「ヴィレヴァン男子とITAN男子」が、11月8日（金）にヴィレッジヴァンガードお茶の水店にて開催される。

「ヴィレヴァン男子」と「ITAN男子」とは……？　新種の○○系男子・女子についても調べてみた。

異端のコミック誌『ITAN』

想像系新雑誌と称される『ITAN』は「世界のはじっこを描き出す新しいコミック誌」をコンセプトとする、講談社から2010年より発行されている隔月刊のコミック誌。商業誌と同人誌のいいとこ取りの、エンターテインメント新雑誌という新たなジャンルを開拓する。

また、そのタイトルとなる「ITAN」は講談社Webサイトでのアンケート投票により決定され「異端」「畏憚」「異譚」「偉譚」などの意味がこめられているという。

そして今回のイベント名には、「ヴィレヴァン男子」「ITAN男子」という気になる文字が。○○系男子・女子という言葉は以前から盛り上がりを見せていたが、最近また新種の○○系男子・女子が登場した模様。この機会に、気になった○○系男子・女子をまとめてみたい。

まずは、このイベントで取り上げられる「ヴィレヴァン男子」「ITAN男子」とはどのように定義されているのだろうか？

ヴィレヴァン男子・ITAN男子？

ヴィレヴァン男子

独自の個性を放つ男性 発表されたイベント情報によると、「ヴィレヴァン男子」はそう定義されるらしい。ちなみにヴィレッジヴァンガードとは「遊べる本屋」を自称する複合書店。書籍以外にインテリアや食品、変装グッズなどの雑貨まで取りそろえ、何でもありなのではと思えるほどの充実した品ぞろえとなっている。それを踏まえると「ヴィレヴァン男子」はヴィレッジバンガードにあるようなキッチュな雑貨やそのサブカルチャー感あふれる内装を好む、独特の世界観をもつ男性のことを言うのかもしれない。

ITAN男子

黒縁メガネでコミティアに集うような男性

と、位置付けられているとのことだ。「コミティア」とは、自主制作かつオリジナル作品のマンガ誌展示即売会のこと。黒縁メガネというのは、いわゆるサブカル好きのステレオタイプなのだろうか？ 一時期しきりに言及された「草食系男子」も連想させるが、コミティアに集う人も千差万別なので、具体的にはどのような人を指しているのか。興味はある。

ここまでが、今回のイベントで気になる○○男子だ。しかし、インターネットには他にも○○系男子・女子が存在する。比較的最近、話題に上ったことのあるものをピックアップしてみた。

エクゾディア系女子・ベジータ系女子？　新種の○○系男子・女子も

仙人男子

一部の女性誌を中心に取沙汰された「仙人男子」とは、いつ会ってもニコニコ笑顔を絶やさない、人当たりの良い、常にポジティブ……要するに器の大きい男性のこと。なんでも前向きに捉える姿勢が、まさに悟りを開いた仙人を彷彿とさせるという理由から命名されているようだ。草食系男子をも超越してしまった彼らは、きっと霞を食べて生活しているのだろう。

エクゾディア系女子

鎖骨や脚、胸など、誰でもきちんと手入れさえすればそこそこ綺麗に見えるところだけを撮影し、その写真をTwitterをはじめとするSNSにアップロードする女性のこと。全体像や顔などではなく、肢体の1部分だけを公開するのが特徴で、主にもてはやされるのが目的とされる。

名前の由来は、マンガを原作とする人気コンテンツ「遊戯王」に登場する「封印されしエクゾディア」。顔以外に両手足がそれぞれ独立したカードとして存在し、5枚のカードをすべて手札に揃えたたその時点で勝利確定という、反則級のキャラだ。

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ベジータ系女子

いわゆる「ツンデレ」の発展型。一見とっつきにくいが、実は照れ屋さんなだけで、いざとなれば力になってくれる。ここまでは普通のツンデレと違いはないが、「ベジータ系女子」の特徴として、強い対抗意識や自負心をもつことが挙げられる。

由来はご存知、「ドラゴンボール」に登場するベジータ。本気で頭にきているかのような「勘違いするな◯◯！」といった強い発言に象徴されるように、とにかくプライドが高めの女子のことを言う。

キラキラ腐女子

アニメやマンガ、その中でも男性同士のカップリングを好む、BL（ボーイズラブ）好きな「腐女子」。しかし、最近増えているという、見た目からは腐女子っぽさを感じさせず、今時のファッションに身を包んだキラキラと輝くリア充系腐女子というのが特徴だそう。実はこれ、メンズファッション誌『メンズノンノ』の2013年10月号で定義づけられたものだが、本当に「キラキラ腐女子」なるものが存在するのか、ネット上では物議をかもしたばかりだ。

いかがだろう。最近ではその多様な定義づけにより、インターネットをはじめ巷をにぎわせているようだ。中には少々毒のある定義も。かつて肉食系女子、草食系男子と呼ばれた方々も、今はまた違ったジャンルに分類されるかも？