1日を通して伝わってきた「みんなでつくり上げる」というメッセージ
展示とステージの双方を体験し、改めて「IRIAM」は“個性を見せる場所”である以上に、“個性を育てる場所”でもあるのだと感じた。
そしてそれは、ユーザーの自由な意見を取り込み“文化”として育てていこうとする「IRIAM」の方針に共鳴した人たちが、この空間に集っていたからこそ生み出された空気だろう。
特別な功績を収めたライバーを表彰する「YEARLY IRIAM AWARD 2025」では、1年間毎日配信し続けたライバーの数が、前年より159名増え、442名に達していたことが明らかとなった。
これもまた、「IRIAM」という場自体が愛され、支持されていることの裏付けだといえるだろう。
さらに、展示コンテンツのメッセージを振り返ってみても、「IRIAM大好き」「最高」といった7周年を祝うコメントが多く見られた。
リスナーからのメッセージが詰まったボード
VOCALOIDや歌い手シーンを取材してきた筆者にとっては、こうした前向きなコミュニケーションのやり取りが、VOCALOIDが急成長を遂げていた頃のニコニコ動画を想起させた。
このステージを観る前まで、「IRIAM」という閉鎖的にも思えるアプリで配信を行うということは、配信者にとって、弱みだとも思っていた。
しかし、実際には独自のコミュニティが根付いており、運営と「IRIAM」に関わる人たちの間で「一緒につくり上げていこう」という意識が強く共有されていた。
その「IRIAM」独自の面白さと価値に気付けたのは、今回の取材における大きな収穫となった。

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