固定観念に縛られないための、鍵

──今日はPodcastについても聞かせていただきましたが、それ以前からも雑誌や書籍、テレビ、映画、CMなど様々なメディアに出演されてこられました。そのお二人として、メディア環境の変化が目覚ましい今という時代をどのようにご覧になっていますか?

恭子さん 今年中にも、この環境が変わっていくということを美香さんとも話しています。わたくしたちは海外でよく過ごしていますから、その視点からいろいろと見えるものがあります。わたくしたちからすると、いまだに日本は日本の中でだけやっていて、それが世界にどれほど通用するか、考えたことがあるのかしら?と思ってしまいます。

今後は一層、早く変化に気付いて、その変化に伴って自分の表現したいことをどう実現できるのかということにかかってくるのじゃないでしょうか。でもその変化はきっと、変わってしまってから気付く人もいるし、気付かないでいる人もいるような状態なのかもしれませんね。

──変化という点でお聞きしたいのですが、いつも叶姉妹のお二人は「年齢はただの記号」と言われています。昨今のルッキズムやエイジズムなどについての話題に対しては、どのようにお考えでしょうか?

美香さん いろいろなニュースを見たり聞いたりすると、年齢に対して、例えば「いくつになったら結婚しないといけない」というような決めつけが以前よりもどんどん薄れているように感じます。姉の言うように「年齢はただの記号」という考え方が一般的になって、見た目で判断されることは減っているのではないかと思います。

人生のステージにおいて、年齢で縛られてしまうということが、少しずつなくなっているように私は感じますね。

恭子さん わたくしたちは、人様に対してアドバイスというものを一切しないのです。その方にはその方の生活背景や職業などもありますし、わたくしたちはその一人ひとりの状況を知らなかったりするので、アドバイスはおこがましいと考えているのです。

わたくしたちにとっては「年齢ですか? それって記号でしょう?」と言ってそれで終わりですね。どうやったって、人間にとって一日は24時間。その意味においては平等なので、その時間をどうやって使うかということに、そうした固定観念に縛られないための鍵があるのではないでしょうか。

──最後に、お二人として、ファンの方とはどのような関係性を続けていきたいですか?

恭子さん わたくしたちはわたくしたちで生きていて、ファンの方はファンの方で生きているわけです。ファンの方の中には、長時間並んでイベントでいつも前の方に座ってくださったり、わたくしの髪型を真似て巻き髪をしてきてくださったりする方もいて、とても愛しいなと思うこともありました。ファンの方たちとのコミュニケーションとしては、ファンミーティングですとか、公開収録とかをしていく、それが全てではないでしょうか。

──ありがとうございます。押し付けるでも突き放すでもない、叶姉妹のお二人のお考えが改めて非常によくわかるお話でした。今回のお話含めて、グッズも、力をもらえるものになっていることと思います。

恭子さん そう言っていただけると、わたくしたちもグッズも嬉しいですね。

美香さん 私たちのグッズは縁起が良いなんて言っていただくこともありますので、是非、お守りとしてお持ちいただければ、姉も私も幸せです。

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