ヨルシカ、2年ぶりワンマンツアー開催　アルバム『エルマ』で先行予約

ボカロP／コンポーザー・n-buna（ナブナ）さんとシンガー・suis（スイ）さんによる2人組ユニット・ヨルシカが、およそ2年ぶりのワンマン東名阪ツアー開催を発表した。

「ヨルシカ LIVE TOUR 2019『月光』」と題された今回のツアーは、8月28日（水）に発売するアルバム『エルマ』に、チケットの最速先行予約に申し込めるシリアルコードが封入される。

切ない歌声に惹きつけられるヨルシカ

ヨルシカは2017年に結成した2人組ユニット。

以前からボカロPとして多くの楽曲を手がけ、『花と水飴、最終電車』や『月を歩いている』などの作品を全国流通盤として発表してきたn-bunaさんが、さらに人間的な表現を形にするためにヨルシカを結成。

キャッチーなバンドサウンドに繊細な感情を歌い上げるsuisさんの声が乗ったヨルシカの音楽は、発表されるとすぐに大きな話題を集めた。 2019年4月に発売した1stフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた』と同名の表題曲は、MVが公開されるとTwitterのトレンド1位を飾った。公開から4ヶ月経った現在、再生回数は1950万回と、驚異的な数字を叩き出している。

前作に続くコンセプトアルバム

今月に発売される新作『エルマ』は、前作『だから僕は音楽を辞めた』に継ぐコンセプトアルバム。

『だから僕は音楽を辞めた』は、音楽を辞めた「青年」が「エルマ」に向けてつくった楽曲を収録した作品で、リスナーは物語とともにヨルシカの音楽を楽しむことができる作品に仕上がっていた。

新作『エルマ』では、「青年」から音楽や手紙を受け取った「エルマ」が、その贈りものから影響を受けてつくった楽曲14曲が収録されている“続編”である。

初回限定盤「エルマが書いた日記帳仕様」には、「青年」が旅した軌跡を辿って「エルマ」が撮った写真や、その土地でつづった日記帳が封入されており、前作に続き「青年」と「エルマ」の物語を体験できる。 また、リリースに先立って先行配信およびMVが公開されている「心に穴が空いた」は、前作『だから僕は音楽を辞めた』の焦燥感を残しつつ、少しノスタルジーさを感じる楽曲に。 同じく先行配信、MVが公開されている「雨とカプチーノ」は特徴的な疾走感のある曲調とはまた違い、ゆったりしたメロディアスな楽曲に仕上がっており、歌詞はどこか「エルマ」が「青年」の影を探しているかのような印象を受ける。

どちらの曲も今回のアルバムへの期待を膨らませる1曲だ。

2ndアルバム『エルマ』収録内容

01 車窓
02 憂一乗
03 夕凪、某、花惑い
04 雨とカプチーノ
05 湖の街
06 神様のダンス
07 雨晴るる
08 歩く
09 心に穴が空いた
10 森の教会
11 声
12 エイミー
13 海底、月明かり
14 ノーチラス

なお、アルバム購入者特典のワンマンツアー最速先行予約の受付は8月28日（水）から9月9日（月）の23時59分まで。

ヨルシカの音楽を生で浴びることができる絶好の機会を逃さないようにしよう。

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