そして、世界中のアーティストを抱えアンダーグラウンドな曲を精力的にリリースし続ける国籍不明のインターネットラジオ「datafruits.fm」。
両者がタッグを組んだコンピレーションアルバム『OmanticDatafruits』が4月末にリリースされる。
4月28日(日)に東京流通センターで開催される音系・メディアミックス同人即売会「M3」の第二展示場 1F え-16bブースにて頒布。
なおBandcamp(外部リンク)での配信、原宿PARK(外部リンク)での取り扱いはすでに始まっている。 その前日27日(土)には、発売を記念して東京の高円寺4thでリリースパーティー「OmanticDatafruits Release Party」が開催される。
Omantic Recordsの“色”を感じる全22曲
「datafruits.fm」は、2011年の設立以降、世界中の国からインターネットアンダーグラウンドな楽曲をキュレートしてきたインタラクティブなインターネットラジオ局だ。一方のOmantic Recordsは、2010年に設立されたテクノ専門のネットレーベル。レフトフィールドなマシーンミュージックに、スイス派を彷彿とさせるグラフィックと読むものを煙に巻いた煽り文を紐づけた作品が特徴だ。 Omantic Recordsとdatafruits.fm界隈のアーティストによる楽曲を収録したコンピレーションアルバム『OmanticDatafruits』にはオリジナル、リミックス合わせて全22曲を収録。
ジャンルは、Afro Beat、Tribal Techno、Acid House/Acid Techno、Swing House、Filter House、Break Beats、Popsと幅広く、レーベルの色を強く感じられる内容となっている。
世界中のアーティストが楽曲を通してリンクする
『OmanticDatafruits』ではアメリカ、日本、韓国、イギリス、イラン、オーストラリアなど世界中のアーティストがオリジナル楽曲を提供、リミックスで交流したという。マスタリングは、日本のネットレーベル・OMOIDE LABEL(外部リンク)から派生したマスタリング専門チーム「OMOIDE MASTERING」のYZOX(外部リンク)、PIANO FLAVA(外部リンク)が担当。 グラフィック面では、vol.1のジャケットイラストをROMERO ITEM(外部リンク)が手がけている。彼は、インターネット闇市 in ニューヨークのオーガナイザーとしても知られている。 また、vol.2のジャケットはdatafruits.fmの創設者であるfiredrill(外部リンク)が手がけた。参加アーティスト
The Percussionz
Boogie idol
wificellphonekidz
riboooo
Kamaida
Magoichi Suzuki
HYUGA DAICHI
ksd6700
umaneco
dj fingerblast
Dr. Tintin
Cobalt Bomb Alpha Omega
Kamyar Khanzaei
DJ FFFTP
X-NA
Yamada Warp
Fengir
pool water
Gassyoh
firedrill
alptrack
そしてそれらを、Omantic Records / INAGEのデザインを多く手がける覆面ユニット・WAVIRUS(外部リンク)が、スイス派っぽくもどこか1990年代から2000年代のオタクグラフィックを感じさせるデザインにまとめ上げている。
そして、A&RをOmantic Records / INAGEのksd6700(外部リンク)、firedrill(datafruits.fm)が担当している。
vol.1, 2どちらのバージョンも欠かさずチェックしたい。
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Kawarayama
煽り文専門ライター/エディター。スーパーローカルな電子音楽が専門。別名義で文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦、メディア芸術クリエイター育成事業受託など。Web媒体/フリーペーパーを中心に執筆・編集を行う。時間と空間が紐づいた事象をディグることで新しい流れをキュレート。インターネットを通過した昭和軽薄体である『平成軽薄体』の流れを意識した薄っぺらい文章の書き手。新時代の文体『令和軽薄体』を日々模索する。
西千葉大学 MAD川口教授の一番弟子。情報幸福主義、ウルトラフラットの提唱者としても有名。
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