中国の高校生活を舞台にしたビジュアルノベル『紙の家(Sweet Home)』が、9月8日(火)から日本語/英語/韓国語に対応する。
パブリッシャーであるTailtone Gamesが9月3日(木)に発表した。
『紙の家』は2025年8月にSteamでリリースされた作品。中国語版のみで展開されながら、発売から約1か月で20万本以上を販売したことが発表されている。
中国の高校生の青春と、息苦しい家庭環境を描く『紙の家』
『紙の家』は、中国のインディーゲーム開発チーム・开心茶房が手がけるビジュアルノベル。Tailtone Gamesと开心茶房がパブリッシャーをつとめている。
物語の舞台は2018年、中国の小さな街。
主人公の高校生・趙穎(ジャオ・イン)は、家庭内の緊張から逃れるように学校をさぼる日々を送っていた。しかし、ある子犬との出会いをきっかけに、親友やクラスメイト、近所で暮らす少女など、周囲の人々との関係が少しずつ変化していく。

『紙の家』キャラクター紹介/画像はSteamより
プレイヤーの選択によって、3人の主要人物との関係や物語が分岐。3つのメインルートと1つの隠しルート、計12種類のエンディングが用意され、シナリオは20万字以上に及ぶ。一般的な長編小説なら文庫本2冊前後に相当するボリュームだ。
Steamでは「LGBTQ+」「女性主人公」「恋愛シミュレーション」「ビジュアルノベル」などのタグが付けられている一方、学校でのいじめや家庭内暴力、軽度の自傷/暴力表現を含むことも明記されている。

『紙の家』主人公の高校生・趙穎/画像はSteamより
中国語版のみで発売1か月20万本超 Steamでも高評価
『紙の家』は2025年8月18日にSteamでリリース。当初は中国語のみに対応していた。
2026年1月に日本語・英語・韓国語版の制作が発表された際には、発売から約1か月で販売本数20万本を突破したことも明らかにされた。
中華圏のSNSでは、家族やアイデンティティをめぐる描写に対して「現実感がある」「自分の経験と重なる」といった反響が寄せられたという。

Steamの総合評価は「非常に好評」/画像はSteamより
9月3日現在、Steamには9600件以上のユーザーレビューが投稿され、その94%が好評。総合評価は「非常に好評」となっている。
恋愛だけではなく、学校や家庭という逃れにくい環境の中で揺れ動く10代の感情やアイデンティティを描く作品として好意的に受け止められているようだ。
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