ABEMAと『ポケカ』が中高生大会を共同開催　“子供の遊び”復活なるか

中高生を対象とした『ポケモンカードゲーム』の大会「ポケモンカードゲームバトルツアー」が、11月18日（土）から開催される。

大会はABEMAと『ポケモンカードゲーム』の共同開催。大会形式は、exスタートデッキのみを対象とした固定デッキのチーム戦（3対3）だ。

11月18日から全国各地でエリア予選がスタート。決勝大会は2024年4月4日（木）に東京のZepp Shinjuku(TOKYO)で行われる。

開催発表にあわせて、北海道エリア予選キービジュアルが公開された。

【画像】予選大会応援ソングを提供するアーティスト

「Zeppで、ポケカやろうぜ。」中高生対象の全国大会

「ポケモンカードゲームバトルツアー」は、ABEMAと『ポケモンカードゲーム』が共同で開催する全国の中高生を対象とした大会。

「Zeppで、ポケカやろうぜ。」をコンセプトに、全国各地10ヶ所での予選大会を経て、2024年4月に東京で決勝大会を開催。決勝大会の模様はABEMAで生中継が予定されている。

大会は3対3のチーム戦。使用できるのは、2023年7月7日に発売された『ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット』のexスタートデッキ「草」「炎」「水」「雷」「超」「闘」「悪」「鋼」の8種類のみ。

10月18日から順次、参加応募を受付開始。対戦ルールを理解していることが応募条件だ。

応援ソングアーティストにAliA、fhána、鬼頭明里ら

予選大会応援ソングとして、4組のアーティストが担当。

代表曲「かくれんぼ」がショート動画を中心に話題を呼んだロックバンド・AliA、多くのアニメ主題歌などを担当してきたfhána、TVアニメ『鬼滅の刃』竈門禰豆子役などで知られる声優／アーティストの鬼頭明里さん、TikTokなどで「ぱ ぴ ぷ ぺ POP!」が注目を集める7人組アイドルグループ・Appare!が、書き下ろし楽曲を提供する。

また、ABEMAオリジナル番組『今日、好きになりました。』とのタイアップ企画も実施。

なお、キービジュアルは、YOASOBIやももいろクローバーZなどのMVを手がける映像ディレクター・長添雅嗣さんが制作した。

現代TCGを牽引する『ポケモンカードゲーム』

急速に拡大するトレーディングカードゲーム（TCG）市場を牽引する『ポケモンカードゲーム』。

「ポケットモンスター」という世界的キャラクターコンテンツというブランド力はもちろん、ゲーム性やカードイラストなどが人気を集め、子供から大人まで幅広い世代から楽しまれている。

その人気によって、特にレアカードの価格が高騰。転売ヤーやポケカ投資家による買い占めが横行し、たびたび窃盗や暴行事件に発展するなど社会現象化。

一方で、今回開催される「ポケモンカードゲームバトルツアー」の対象は中高生であり、デッキも構築済みのexスタートデッキのみ。

品薄による手の出しづらさや、転売を巡るネガティブなイメージと少し距離を置いた大会は、『ポケモンカードゲーム』シーンにどのような影響を与えるのだろうか。