『Heikalaイラスト作品集』／画像はAmazonから

POPなポイントを3行で

イラストレーター・ヘイカラが作品集発売
世界で人気を誇るフィンランドの作家
日本文化から深い影響を受けた作風

フィンランド出身のイラストレーター・Heikala（ヘイカラ）さんが、作品集『Heikalaイラスト作品集アートワークとクリエーションの秘密（原題・The Art of Heikala: Works and Thoughts）』の日本版を発売する。

発売日は6月21日（月）。価格は2,200円（税込）。

My artbook The Art of Heikala will be published in Japanese in June! 😭💕

[Heikalaイラスト作品集]が6月に日本語でリリースされます！ https://t.co/RGMbgRuWC4
— Heikala (@heikala_art) May 17, 2021

驚きとなつかしさが詰まった『Heikalaイラスト作品集』

アナログで描く少しの魔法と日常『Heikalaイラスト作品集』

背景を描くスキル、キャラ同士の関係性、構図などを向上するために描いたイラスト『Heikalaイラスト作品集』より／画像はAmazonから

水彩絵の具やインクなど、主にアナログの画材を用いて、どこかなつかしい情景や物語を彷彿とさせる作品で人気を誇るヘイカラさん。

フィンランドと日本の文化から深い影響を受け、オリジナリティ溢れるスタイルで世界中から支持されている。

日本の呉竹の色彩墨「彩墨深美」で作成したイラスト『A Swim in the Spring』を3月に自身のTwitterで発表。ほかのツイートでも、日本の画材紹介やアジアを感じる作品を投稿している。

『A Swim in the Spring』／画像はヘイカラさんTwitterより

作品集ではヘイカラさんが愛用している画材や道具をはじめ、どこからアイデアを手に入れて、どのようにキャラクターや物語を表現しているのかなど、アートワークとクリエーションの秘密が紹介される。

フィンランドから世界で人気のイラストレーターになったヘイカラさんのキャリアについても掲載。

映画『君の名は。』などの背景美術を手がけてきたポーランド出身のイラストレーター・マテウシュ・ウルバノヴィチさんは、「ほんの少しの魔法を絵に染み込ませ、なつかしさや驚きを演出するのです」とHeikalaさんの作品を称賛している。

美しい自然と少しのファンタジーを感じるイラスト『Heikalaイラスト作品集』より／画像はAmazonから

アートワークも掲載『Heikalaイラスト作品集』より／画像はAmazonから

はしがき
はじめに

〈アートへの道のり〉
はじまり／子どものころの影響／学校教育／アーティストアレイ

〈舞台裏〉
仕事場／道具と画材／水彩／カラーインク／消せない画材／紙

〈インスピレーションとアイデア〉
インスピレーションを求めて／イラストの背後にあるアイデア／キャラクターと設定／魔女／ストーリーを語る

〈技法とアプローチ〉
スケッチ／スケッチブックより／フォーマット／線画／色彩／特別な画材と仕上げ／スタイル

〈キャリアを築く〉
作品をSNSで発信する／印刷物／出版／グッズデザイン／グラフィックデザイン／ショートアニメの背景画

〈レッスン〉
水彩／インク／エナメルピンバッジ

おわりに

どのイラストも、温かくてなつかしくてポカポカします。

人体作画の技法書『ポーズの定理』漫画家篠房六郎が制作した800ページの大作

漫画家・篠房六郎さんによるイラストの技法書『ポーズの定理』がBOOTHにて発売された。価格は4400円（税込）。

人体の構造や動作を事細かに解説しており、様々なシチュエーションを図にしているため、800ページの大ボリュームになっている。

『百舌谷さん逆上する』『おやすみシェヘラザード』の篠房六郎

『おや…

kai-you.net

LAM インタビュー「僕は天才ではない、だけど──」

LAMさんの描くイラストの特徴は、攻撃的という表現すら優しく感じるほどに強烈な「目」だ。その目が放つ神秘的な閃光が拭い去れない違和感として残り続け、気づけばその印象は脳裏に強く焼き付けられる。

雷電 pic.twitter.com/Wy8kyCAn2Z— LAM (@ramdayo1122) April 16, 2020

イラストレーターのさいと…

premium.kai-you.net

「口紅型のクレヨン」で大人のお絵描き　子供の頃の妄想が叶っちゃう

子供の頃、母の使う口紅に大人の魅力を感じていた気がします。というか、なんかカッコいいお絵かき道具にしか見えなくて、落書きに使うことを夢見ていました。

実際に怒られた経験がある方も多いのでは（『クレヨンしんちゃん』で、そんな話あった気もします）。

週末開催「デザインフェスタvol.53」で販売される「…

kai-you.net

米山舞インタビュー　絵における「伝える力」を研ぎ澄ますには

刻一刻とその在り方の変わる現在において、それぞれが独自の美術体系を成立させている現代のイラストレーターたち。この連載では群雄割拠のシーンを鮮烈に生きるイラストレーターにフォーカスし、現代におけるイラスト表現の可能性を探求しようと試みている。

同じイラストという表現に取り組んでいるにも関わらず、そ…

premium.kai-you.net

大判画集『SFイラストレーション』宇木敦哉、えすてぃお、PALOW.ら32名が参加

SF系ジャンル特化のイラストアンソロジー『SFイラストレーション-近未来と空想の世界を描くクリエイターズファイル-』が、6月14日（月）に発売される。

現代のクリエイターたちとその作品を約200点収録した大判画集となっており、宇木敦哉さん、えすてぃおさん、坂月さかなさん、JNTHEDさん、PALOW.さん、ろるあさんな…

kai-you.net

「イリヤ・クブシノブ」インタビュー　365日作品を投稿し続けたロシア人イラストレーター

Instagramで100万人を超えるフォロワーを持つ話題のロシア人イラストレーター、イリヤ・クブシノブさん。

これだけの注目を集めながら、イリヤ・クブシノブさんがこれまでに辿ってきた道のりや創作のバックボーンについては、未知の部分が多い。

ゲーム会社からキャリアをスタートさせたご自身の来歴を紐解き、ロシ…

premium.kai-you.net