アニメ『TIGER ＆ BUNNY』劇場版の後を描く完全新作　21年には10周年企画

TVアニメ『TIGER & BUNNY』（通称・タイバニ）の新シリーズ『TIGER & BUNNY 2』が2022年にスタートする。

新ビジュアルも公開され、『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』のその後を描く、完全新作になることが明らかになった。

企業のスポンサードで戦うヒーローを描く『TIGER & BUNNY』

『TIGER & BUNNY』は、“NEXT”と呼ばれる特殊能力者が、スポンサーロゴを背負って街の平和を守る異色のヒーローたちの活躍を描いた物語。

落ち目のベテランヒーロー・ワイルドタイガー（鏑木・T・虎徹）と、生意気なスーパールーキー・バーナビー・ブルックスJr.がコンビを組み、ヒーローとしての活躍を描いていく「バディもの」。“「NEXT」と呼ばれる特殊能力者が、スポンサーロゴを背負って街の平和を守る” というストーリーだ。

2011年4月から9月まで全25話がTVで放送され、2012年9月に『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』、2014年2月に『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』 が公開された。 また、今ではアニソン楽曲を多く手がけるUNISON SQUARE GARDENが、第1期OP曲の「オリオンをなぞる」を提供。作品の中でも印象的なテーマソングとなっている。

スポンサー企業をリアルで募集、「牛角さん」も人気キャラに

『TIGER & BUNNY』の斬新な試みとして、スポンサー企業のサポートで活躍するヒーローという劇中の設定をリアルに持ち込んだ点にある。

実際に企業からスポンサーを「キャラクタープレイスメント協賛社」として募集。当時は日本経済新聞に掲載された募集広告も話題を呼んだ。

具体的な企業としては、 S.H.Figuarts、SoftBank、ファミリーマートなどの有名企業ロゴがヒーローのスーツにプリントされた。

特にヒーローの1人・ロックバイソンに刻印された「牛角」はモチーフとの相性の良さからも「牛角さん」と呼ばれ親しまれていたほどだ。

西田征史がシリーズ構成、桂正和がキャラクター・ヒーローデザイン

新シリーズは西田征史さんがシリーズ構成、桂正和さんがキャラクターデザイン・ヒーローデザインを担当する。

TVアニメ、劇場版と全シリーズに携わってきた両者が再びタッグを組み、新たに加瀬充子監督を迎え続編を描く。

また、放送開始から10周年となる2021年には、10周年記念で『TIGER & BUNNY』プロジェクトをさらに盛り上げる企画も予定。

6年の沈黙を破り、再び動き出した大ヒットシリーズの今後に注目だ。

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