本日12月5日(木)に報道されている、アニメ制作会社・ガイナックスの役員が準強制わいせつの疑いで逮捕された報道の内容について、強く抗議する内容となっている。
一部報道において、容疑者と、かつてガイナックスが制作した『新世紀エヴァンゲリオン』やそれに関わるクリエイターとを紐づけた報道がなされていることを受けて、『新世紀エヴァンゲリオン』を含む「エヴァンゲリオン」シリーズに容疑者が関与したこともなければ、現在同シリーズについて、株式会社ガイナックスは一切の権利を有していないことを強調。
報道を控えてほしい旨を呼びかけると共に、「これ以降、同様の事象が継続した場合、当社は、当社及び当社作品に関するブランド価値の毀損、並びに当社作品の制作に従事するクリエイターらの名誉声望に対する侵害として、法的措置を含めた対応について検討させていただくことにつき、予めご案内申し上げます。」としている。
最後に、同事件をうけて、2020年6月公開予定の最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』制作・上映への影響がないこと、また被害者の回復を祈る言葉で締めくくっている。
今般、株式会社ガイナックス(代表取締役:巻智博)代表者を被疑者とする刑事事件に関する報道につきまして、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品の名称を付した一部報道がされております。
『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社は、当該被疑者と一切関係ございません。また、当社代表取締役、『エヴァンゲリオン』シリーズの原作・総監督等である庵野秀明及び当社取締役、同シリーズで監督・副監督等を務めた鶴巻和哉のいずれも、当該被疑者と一切の面識や関わりはございません。さらに、当社、庵野秀明及び鶴巻和哉は現在、株式会社ガイナックス及びこれに類する称号を有する法人との間に映像製作上、一切の取引関係を有しておらず、かつ、株式会社ガイナックスは、『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品について、何ら権利を有しておりません。
なお、2016年12月にご案内のとおり、当社は、株式会社ガイナックスに対して貸付金の返還を求めており、現在もなお係争中です。
上記のとおり、当該被疑者は『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品と全く無関係であるにも関わらず、今般一部報道において、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に関する言及のあったことは誠に遺憾であり、強く抗議いたします。関係各位におかれましては、今後、同様の報道はお控えください。これ以降、同様の事象が継続した場合、当社は、当社及び当社作品に関するブランド価値の毀損、並びに当社作品の制作に従事するクリエイターらの名誉声望に対する侵害として、法的措置を含めた対応について検討させていただくことにつき、予めご案内申し上げます。
なお、2020年6月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作及び上映について、今般事件による影響はございません。最後に、被害者にお見舞い申し上げると共に、1日も早い被害からの回復をお祈り申し上げます。 当社作品に係る一部報道について | 株式会社カラー
庵野秀明という作家
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