水木しげる妖怪画の原点となる絵とは?
賽の河原や極楽浄土が描かれている『六道絵 地獄極楽絵図』。女中をしていた“のんのんばあ”に連れられて、この絵を見ていたという幼少期の水木先生
“六道”とは「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」という6つの世界のことで、この絵を見て水木先生は「別の世界の存在を知った」とされています。正福寺では『六道絵』を前にして法話を行っており、「悪いことをしたら地獄に堕ちる」といった話などに水木先生は妖怪のインスピレーションを受けたのではないか、とのこと。
現在、この『六道絵』は境港市指定文化財となっており、「これは水木先生のおかげ」と住職は言います。正福寺は武良家(水木先生の本名は武良茂)の菩提寺であり、まさに水木先生のルーツともいえる場所なのです。
謎の人気グッズ『目玉おやじ ピタミン』
目玉のおやじを思う存分に潰したりすることが出来てしまうのです!(鬼太郎が聞いたら、怒りそうですが)
勘の良い方はもうお察しでしょう…この人気グッズ・ピタミンも、「目玉のおやじのふしぎ教室」で展開されています!
水木しげるを妖怪に目覚めさせた“のんのんばあ”を訪ねて
“のんのんばあ”の出身地・諸喰。境港市から境水道を超えて島根県の山深くにある、日本海に面した20軒前後の集落。奥に見える島は、その形から「くじら島」と呼ばれているとか
そうして、辿り着いた諸喰には「のんのんばあ 景山フサ 出身地」という木碑が建っています。
石倉さんらが建立した「のんのんばあ 出身地」の木碑。石倉さんの土地を提供している
とても仲の良い石倉ご夫妻。お話をうかがっているときもお二人の掛け合いに思わず笑顔
石倉さんがまとめた資料や、自筆の水木先生と交流の回想記
港に面した水木しげるの生家で妖怪道中を振り返る

水木先生の生家。反対を向くと、境水道と島根の山並みを望むことができる
旅の終着点で黄昏れる鬼太郎。水木先生のルーツをめぐる旅をへて、万感の思いが募ったのかもしれません
水木先生と武良布枝夫人の水木しげる夫妻。『ゲゲゲの女房』テレビドラマ化を記念して建てられた
そんなわけで、ぜひ興味がある人は一度鳥取の米子や境港を訪ねてみてください。もし、鳥取に行くのが難しいという方は、耳タコでしょうが、現在東急ハンズで開催中のゲゲゲのハンズ「目玉のおやじのふしぎ教室」を訪れ、妖怪グッズを手にとってみたり、妖怪手作りイベントに参加してみてはいかがでしょう。そこにいる愛嬌溢れる妖怪たちのバックグラウンドを知れば、もっと水木先生の残した妖怪文化の面白さに気づくことができるはずです。
そして編集長は山へ…
よく見ると、一反木綿の「いったんメモ」が置かれているじゃありませんか
謎の伝言
「……」
イベント情報
東急ハンズ ゲゲゲのハンズ「目玉おやじのふしぎ教室」開校!
期間 | 2016年7月16日(土)〜8月24日(水) |
場所 | 東急ハンズ全店(名古屋店・名古屋ANNEX店を除く) |
内容 | 「妖怪のふしぎ」「宇宙のふしぎ」「実験のふしぎ」「工作のふしぎ」の4つのテーマで展開 |
イベント | アプリを使用した「妖怪ポイントプレゼントキャンペーン」 |
東急ハンズの店舗内で妖怪を探す 「妖怪シルエットクイズ&スタンプラリー」 | |
「ゲゲゲのハンズカフェ」限定メニュー | |
ゲゲゲのハンズ特製のオリジナルグッズ |
【「ゲゲゲのハンズカフェ」開催店舗】
ハンズカフェ全国12店舗(渋谷店・東急プラザ表参道原宿店・ハンズエキスポ東急プラザ銀座店・エトモ中央林間店・ウィング川崎店・コクーンシティ店・もりのみやキューズモール店・梅田店・ピオレ明石店・広島店・福岡パルコ店・アミュプラザ鹿児島店)
※那覇メインプレイス店では開催いたしません。
0件のコメント