GEZAN
げざん
GEZAN(ゲザン)は、日本のオルタナティブロックバンド。2009年に大阪で「下山」として結成され、2012年に活動拠点を東京へ移した。
ノイズロック、パンク、サイケデリックロック、ダブ、フォーク、電子音楽などを横断する音楽性と、マヒトゥ・ザ・ピーポーによる切実な歌詞、観客を巻き込むライブパフォーマンスを特徴とする。
概要
バンド活動と並行して自主レーベル「十三月」を主宰。入場無料や投げ銭制、フードフリーなど、既存の音楽イベントとは異なる仕組みを取り入れた野外フェス「全感覚祭」を開催してきた。音源制作、ライブ、レーベル運営、映画、出版、社会的な活動を連続した表現として展開する、日本のインディペンデントシーンを代表するバンドの一つである。
メンバー
- マヒトゥ・ザ・ピーポー:ボーカル、ギター
- イーグル・タカ:ギター、バグパイプ
- ヤクモア:ベース
- 石原ロスカル:ドラム
主な元メンバー
- カルロス尾崎:ベース
- シャーク安江:ギター
カルロス尾崎は長年ベーシストを務め、『Silence Will Speak』『狂(KLUE)』などの時期を支えた。2026年の日本武道館公演では、カルロス尾崎やシャーク安江を含む元メンバーもゲストとして出演している。
自主フェス「全感覚祭」を主催
「全感覚祭」は、GEZANと十三月が主催する音楽イベント。
「面白さの価値は自分で決めてほしい」という考えをもとに、入場無料の投げ銭制を採用。ロック、ヒップホップ、電子音楽、民謡、実験音楽など、ジャンルを限定せずに国内外のアーティストを招いてきた。音楽ライブだけでなく、アート展示やパフォーマンスなども行われる。
2019年には、入場無料と投げ銭制に加えて、来場者へ食事を無料で提供する「フードフリー」を導入。イベント運営に必要な資金は、関連商品の販売や事前寄付などを通じて集められた。
同年の東京公演は台風の影響で野外開催が中止されたが、渋谷の複数のライブハウスを使用する深夜イベント「SHIBUYA全感覚祭」として急きょ開催された。
コロナ禍を経た2023年には、約4年ぶりの全感覚祭となる「Road Trip To 全感覚祭」を神奈川県川崎市のちどり公園で開催。事前募金やボランティアによって支えられる、独立性を継続した。
2026年、一定期間の活動休止を発表
2026年7月29日、GEZANは一定期間活動を休止することを発表。
公式声明では、ボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーによる性加害事案が発生し、被害者に苦痛と傷を負わせたと説明。被害者への対応を最優先に協議を進めているとし、予定されていたライブやイベントを中止、または出演辞退したことを明らかにした。
バンドは、当事者本人による責任ある対応を前提に、再発防止に向けた体制の見直しと必要な取り組みを進めるとしている。また、被害者の特定、詮索、誹謗中傷、憶測に基づく情報の拡散や、加害行為を擁護・正当化する発信を控えるよう呼びかけた。
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