Riot Gamesが、基本プレイ無料の格闘ゲーム『2XKO(ツーエックスケーオー)』について、2026年末をもって積極的な開発を終了すると発表した。
2027年以降もサーバーは稼働を継続。PC/PlayStation 5/Xbox Series X|Sで引き続き無料でダウンロードでき、オンライン対戦もプレイ可能となる。現時点でサービス終了の予定はない。
Riot Gamesは今回の決断について、熱心なコミュニティは形成された一方、「継続的なサービス維持に繋がるほどのプレイヤーの定着は見られなかった」と説明。
さらに、運営コストがゲームから得られる収益を上回っており、大型アップデートを実施してもエンゲージメントがほぼ横ばいだったことを明らかにしている。
ラックス、サミーラを実装後に大型アップデート終了
『2XKO』は、『League of Legends』(LoL)やアニメ『Arcane』のキャラクターたちが登場する2対2のタッグ形式の格闘ゲーム。
ソロで2人のキャラクターを操作するほか、2人のプレイヤーが1キャラクターずつ担当するデュオプレイにも対応している。
今後は、9月9日(水)の更新で新キャラクター・ラックスが登場。あわせて全キャラクターを無料開放し、バトルパスやゲーム内通貨「KOポイント」、シーズン、イベントなどを廃止する。
また、プレイヤー人口を一つのマッチングプールに集約するためランク戦も廃止。カジュアルロビーでは、引き続きスキルベースのマッチングが行われる。
10月には最後の新キャラクターとなるサミーラを実装。同月の更新が最後の大型コンテンツアップデートとなり、12月には必要に応じてバグ修正を中心とした最終パッチを配信する。
さらにRiot Gamesは、8月21日(金)までに行われた『2XKO』への課金について返金を実施する。
日本および韓国のプレイヤーには、現地法令に基づいて返金手続きを行うとしており、詳細は今後発表される。
正式ローンチから約7か月、2月には開発チームを縮小
『2XKO』は、「Project L」のコードネームで2019年に発表されたRiot Games初の格闘ゲーム。
2025年10月8日にPC版のアーリーアクセスがスタート。2026年1月21日にはSeason 1の開幕と共にPlayStation 5/Xbox Series X|S版がリリースされ、正式にローンチされた。
しかし、正式ローンチから約3週間後、Riot Gamesは『2XKO』の開発チームを縮小すると発表(外部リンク)。
当時すでに、熱心なコアプレイヤーから支持されている一方で、従来のチーム規模を長期的に維持できるほどの勢いには達していないと説明していた。
一方で、この時点では「私たちの歩みが終わったことを示すものでもありません」とも言及。規模を縮小したチームでゲームを改善し、持続可能な運営を目指す方針を示していた。
その後もアカリ、セナ、スレッシュなどの新キャラクターや、PvEモード「The Climb」などを追加。Riot Gamesによれば、それぞれプレイヤーから好意的な反応を得たものの、ゲーム全体の状況を持続的に改善するまでには至らなかったという。
「格闘ゲームをより身近に」Riotが掲げた挑戦
Riot Gamesは『2XKO』で、格闘ゲームコミュニティ(FGC)が抱えてきた課題へのアプローチを試みていた。
基本プレイ無料によって新規プレイヤーの参入障壁を下げるほか、オンライン対戦の通信環境、ランク戦で生じる孤独感、アップデート頻度などを改善。まずコアな格闘ゲームファンから信頼を得た上で、より幅広いプレイヤーへとコミュニティを広げる構想だった。
実際、2025年10月のアーリーアクセス以降には、世界各地で1500以上のコミュニティ大会が開催されている。2026年には年間20大会からなる公式競技シリーズも展開されていた。
しかしRiot Gamesは今回、熱狂的なタッグ格闘ゲームのプレイヤーには受け入れられたものの、それ以外の多くの格闘ゲームプレイヤーに「本作をプレイし続ける理由」を提供できなかったと振り返っている。
なお、2026年の公式競技シリーズは予定通り11月まで継続。国内大会「2XKO Japan Series」も年内は開催され、賞金総額にも変更はない。
2027年以降についても、コミュニティの大会主催者はガイドラインに沿ってオンライン/オフライン大会を開催できる。
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