ONE OK ROCK、初の本格ドキュメンタリー映画が誕生

監督は、MVの歴史をつくった中野裕之

監督を務めるのは、「Music Videoの歴史をつくった」と言われる、映像作家の中野裕之さん。世界中のアーティストのMV制作を手がけ、日本では今井美樹さんや布袋寅泰さんを長年撮り続けている。

長編映画もいくつも手がけてきた中野監督が、時代を切り開いていくONE OK ROCKの現在進行形の“今”を記録する。今回の発表に際して、監督からのアツいコメントも届いている。

コミックより現実が凄い

かつて「BECK」という音楽コミックを全巻はまって読んだ時、
音楽にビリビリくる若いバンドのメンバーの感覚っていうニュアンスが良く書けてて
音楽って素晴らしいよなって思えて良かった。
海外で日本のバンドが音楽で受け入れられる日が来るといいのになあと思った。

そしてそれよりも凄いことが、現実として目の前でおこっていた。
facebookで連絡を取り合うファンたちは世界中それぞれの国でネットワークを作っていた。
それは想像をはるかに超えた現象だった。

パリで2日前から並んでいた熱烈なファンたちの列は
モンマルトルのメインストリートをぐるりと取り囲んだ。

ヨーロッパもアジアも同じように前日から並んで待つファンたちがいて
みんなネットを通じて音を知り、映像を見て予習はバッチリだった。日本語の歌だってみんな歌える。

そして世界中のライブハウスでぶっちぎりの熱い演奏をやらかして、客もメンバーも一体となって
汗と涙と感動にあけくれる日々を2ヶ月あまりかけて世界中で撮影した。

「音楽のおかげで、僕たちはつながれる」って
TakaがMCで言っていたが、そんな普遍的な真実を目撃できてとても嬉しかった。

ONE OK ROCKの今を凝縮して、最高にカッコイイ
バカなドキュメンタリーを作ろうと思って望み、無謀にも全部のライブを手持ちで撮ってしまった。

最前列は、ロックの最前列でもあり、ファンの愛がバンドの愛とぶつかる溝だった。
最前列で浴びた観客のウオーという歓声が今でも耳から離れることはない。
そしてTakaのアーーーーも。カッコいいんだそれが。

バカカッコイイ
これはカッコいいの中でも最上級だ。だってそれがロックだからね。
FOOL COOL ROCK! 中野裕之監督

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