『アドベンチャー・タイム』スピンオフが放送へ　中毒性高めのカートゥーン

ファンタジーカートゥーン『アドベンチャー・タイム』のスピンオフ作品『アドベンチャー・タイム：遥か遠い世界で』が、日本で初放送されると発表された。

初回の放送日は5月1日（土）。

『BMO』『Obsidian』『Wizard City』『Together Again』の4エピソードがあるが、このうちどのエピソードがどのように放送されるかはまだ未定。続報を待とう。

＼大発表～📢✨／

「アドベンチャー・タイム」のスピンオフ作品「アドベンチャー・タイム：遥か遠い世界で」（原題／Adventure Time: Distant Lands）の日本初放送が決定‼️

5/1(土)19:00～初回オンエア📺

ｲｴｰｲ‼️| (• ◡•)|╯╰(❍ᴥ❍ʋ) pic.twitter.com/yvP1cuQBi5

— アドベンチャー・タイム【公式】 (@AdventureTimeJP) March 15, 2021

魔法の犬・ジェイクと少年・フィンが繰り広げる冒険劇

『アドベンチャー・タイム』は、少年・フィンと魔法の犬・ジェイクとその仲間たちが繰り広げるシニカルなファンタジー作品。

基本は1話完結で進むストーリーだが、笑いあり、涙あり、驚きあり……過去、未来、宇宙、別次元などなんでもありとエピソードによっての振り幅が大きい。

また随所に伏線が隠されており、どんな展開が起こるかまったく読めないのも魅力だ。

世界観やキャラクターの紹介もなく物語がはじまり視聴者を困惑させるが、徐々に壮大な世界の謎が明らかになっていく。

死生観やLGBTなど、従来のアニメだと重くなりがちなテーマもゆるくかわいいキャラクターを通して、ポップにシニカルに描いている。 日本では2012年5月に放送開始され、2019年10月に最終回を迎えた。いまもカートゥーン ネットワークやNetflixなど、様々なサービスで放送・配信されている。

一方でシュールな展開が多く、ゆるくてカワイイキャラクターたちのグッズも人気。

アニメのアカデミー賞と呼ばれるアニー賞の常連で、最優秀賞・子供向けTV部門など数々の栄冠を手にしている。

過去には第80回の「フードチェイン」の監督・脚本を、日本のアニメーション監督・湯浅政明さんがつとめて話題になった。

個性豊かなキャラクターたち

放送当初、主人公・フィンは12才、英語版の声優をつとめたジェレミー・シャダさんは14才だった。

作中のフィンの成長に合わせて、ジェレミー・シャダさんも成長し、作品の途中から声変わりもしている。

相棒・ジェイクはフィンの大親友で特別な力を持っている犬。魔法というより、物理的に強く身体を自由自在に伸び縮みできる特別な力を持っている。とてもかしこく、いざという時はとても頼りになる相棒だ。

他にも、1000年生きているヴァンパイア・クイーン・マーセリン、魔法の王冠の力で氷を操るアイス王国を治める王様・アイスキングと個性的なキャラクターが脇を固める。

吹き替え版では、主人公・フィンに声優・朴璐美さん、相棒・ジェイクに斎藤志郎さん、キャンディ王国のお姫様・プリンセス・バブルガムに田中理恵さん、フレイムプリンセスに沢城みゆきさんら実力派声優が出演している。

予測不可能な物語展開

また二次創作などでつくられることが多い性別反転を、オフィシャルで作成し話題に。

主人公・フィンは女の子のフィオナに、相棒・ジェイクはメスの猫のケイクに、その他の登場キャラクターたちも性別が反転。

性別の転換にあわせ神谷浩史さんや小野大輔さんら人気声優も起用された。