『シン・エヴァ』冒頭が世界同時上映　緒方恵美「見た役者はみんな『凄い…』」

2020年に公開される『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の冒頭シーン（アヴァン）が、7月6日（土）に世界4カ国で同時上映される。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1（冒頭10分40秒00コマ） 0706版』と題して、新作の冒頭10分40秒を先行公開する通称「0706作戦」の遂行が決定した。

7月4日（木）から7日（日）にフランス・パリで行われる「JAPAN EXPO」の期間中6日、OP曲「残酷な天使のテーゼ」を歌う高橋洋子さんによるステージ「Yoko TAKAHASHI×EVANGELION STAGE」で先行公開。

同時に、アメリカ・ロサンゼルス、中国・上海、そして日本・全国数箇所で上映される。

ええと…勘違いされている方が多いみたいなので、補足します(￣∇￣;)
記事本編にもあるように、今回のは、

「アヴァンだけの上映」

全部を上映するワケではないですよ…？
本編は告知通り「2020年」です。
アフレコは再三お話ししている通り、まだBパートまでなので、私も全貌知りません。#エヴァ

— 緒方恵美 (@Megumi_Ogata) 2019年6月24日

シリーズを通じて主人公・碇シンジを演じている声優・緒方恵美さんは、自身は上映される映像の完成版を見ていないと前置きしつつ、「一部見た役者はみんな『凄い…』のひと言でした」とツイート。

「最後のエヴァ。どうぞ、お楽しみに！」というコメントに続けて、「アフレコは再三お話ししている通り、まだBパートまでなので、私も全貌知りません」と、改めて制作全体の状況を報告した。

社会現象化したアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』

「エヴァンゲリオン」の歴史は、1995年に放送されたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』から始まった。

初回の放送終了後は主にアニメファンを中心に話題になっていたものの、一般層にまでその名が知られることはなかった。

しかし1997年の再放送で地方までその名が波及したことと、完結編（いわゆる旧劇場版）となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』のヒットを受け社会現象化し、その後のアニメにも大きな影響を与えた。 その後10年の沈黙を経て、2007年から新世紀エヴァンゲリオンを再構築した新劇場版シリーズ『：序』『：破』『：Q』が上映され大ヒット。再びブームを巻き起こし、多くの新規ファンを獲得している。 2018年7月に、新劇場版の最後を飾る『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が2020年に決定し、大きな注目が集まっている。

AVANT公開に歓喜する人々

Anywhere can be paradise as long as you have the will to live.
新世紀エヴァンゲリオン pic.twitter.com/bC2G5UYPzS

— Elon Musk (@elonmusk) 2019年6月23日

Netflixでは6月21日からテレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の配信も開始され、注目を集めている「エヴァンゲリオン」。

テスラ・モーターズやスペースXのCEOでありアニメ好きとして知られるイーロン・マスクさんも「新世紀エヴァンゲリオン」と日本語でツイートして反響を呼んでいる。

シンエヴァ終わったら人生終了とほぼ同義な気持ちでいたので、急な余命宣告を受けた感じがある。

— になもり (@Khara4205) 2019年6月24日

シンエヴァが10分も出来上がってるなんて俺はまだ信じないよ。10秒だ10秒。

— oretaka4コマ走り (@oretaka) 2019年6月24日

今自分興奮してます。
シン・エヴァのアバンまでが遂にというかまさかの公開！？！？？？
しかも、、
え、！なに！！全世界！？？！
公式アプリ！？？？！！れ
テスト期間ちょうど終わってるしまじ最高の日にしてくれた！！！！
マジでエヴァどうなんのよ！！！！！
#0706作戦

— リリンからの、カヲシン (@Lilin_extra) 2019年6月24日

そんな同作の劇場版最新作のAVANT（＝アバン、オープニングタイトル前の導入シーン）上映決定に対しても、新作の情報を待ち望んでいたファンからは悲鳴に近い歓喜の声が上がっている。

突然の発表ということもあり、「シンエヴァ終わったら人生終了とほぼ同義な気持ちでいたので、急な余命宣告を受けた感じ」「10分も出来上がってるなんて俺はまだ信じないよ。10秒だ10秒」と、興奮や驚き、戸惑いなどが伝わってくる。

続報は公式アプリ「EVA-EXTRA」で

この「0706作戦」の詳細を含む続報は、7月1日（月）にリリースされる公式アプリ「EVA-EXTRA」で発表される。

「EVA-EXTRA」では「0706作戦」の続報以外にも、過去作品の情報や過去作品のパッケージに収録された特典映像の閲覧、アプリ限定映像など、気になるコンテンツが盛りだくさん。

さらに7月6日（土）の作戦当日もイベント連動のスペシャルコンテンツ公開が予定されており、アプリのリリース後も様々なコンテンツが追加される。

ファンならとりあえずダウンロードしておいて損はなさそうだ。

公式アプリの原点は劇場配布冊子

ちなみにこのアプリの原点は、2009年に「エヴァンゲリオン新劇場版」第2作『：破』の公開に合わせて制作され、毎月無料配布されていた冊子『EVA-EXTRA』。

この冊子は未発表の最新情報が多数掲載されていたため、入手すること自体がイベントになるほどの人気だった。

このたび同名アプリのリリースに伴い、アプリ内で2009年4月から2010年5月まで配布されていた7冊分の『EVA-EXTRA』を読むこともできる。

「0706作戦」の続報を受け取るためにも、これまでの「エヴァンゲリオン」シリーズを改めて堪能するためにも、「EVA-EXTRA」は忘れずにインストールしておきたい。

(c)カラー