ラッパーによる「あるある喧嘩MCバトル」 FRANKENが中学生にボコられる

Zeebraの著書を根底に生まれた『東京プリズン』動画

映像を最後まで見た人ならおわかりだと思いますが、「『東京プリズン』presents「あるある喧嘩MCバトル選手権」」はスマートフォン向けゲームアプリ『東京プリズン』をモチーフにした動画です。 廃墟の東京を舞台に5つの勢力が覇権を争い合う『東京プリズン』とラッパーたちによるMCバトル……一見、何の関係もないような気がしますね。

しかし、その両者を結びつけたのが、Zeebraさんの著書『ジブラの日本語ラップメソッド』と聞くと、俄然興味がわいてきませんか。

「映像の根底には『ジブラの日本語ラップメソッド』がある」と語るのは、アプリを開発したカヤックの天野清之さん。

「“韻を踏んでない本は売れない”と豪語する出版社の方に勧められて読んだのですが、ラッパーの方々はなんて頭がいいんだろうとびっくりしました。まず、即興で韻を踏むのが難しい。言葉が瞬間的にチョイスできて、なおかつ韻を踏むってどういう脳のつくり方になってるんだろうと思います」

さらに、言葉とともに構築されるストーリーにも感嘆したそう。

「ビートを頭の中で映像化してストーリー構築するらしいのですが、それも訓練以上にセンスや頭の良さが必要になりそうです。さらに、BPMやグルーヴなんかも考慮しているわけです。すごすぎませんか!? この衝撃をきっかけに、『東京プリズン』の魅力をラップを使って伝えられないかと思ったんです」

情報が多い時代だから選んだラップという伝え方

『東京プリズン』は“大規模喧嘩タクティクス”というキャッチコピーのもと、荒廃した東京を舞台にユーザーが自分のキャラクターを育てながら、喧嘩で頂点を決めるゲームです。

天野さんは、この喧嘩という部分に着目し、喧嘩をテーマにラップバトルする動画でゲームのコピーを訴求しようと決意。ゲームの魅力を伝える方法として、現代だからこそラップが持つ力が活きると考えました。

「情報過多な時代において、テンポよくそれでいて聴いていて面白いと思える方法として、ラップを用いるのが最適だろうと」

たしかにラップのもつリズミカルなテンポの良さは、自然と耳に入りやすいですよね。とはいえ、喧嘩の内容をフリースタイルラップで表現するには、実力者の出演が不可欠。 特にZeebraさんの出演はどんな経緯で実現したのか。どうやら映像監督の篠田利隆（アマナ異次元）さんが知り合いに相談したことをきっかけに、Zeebraさんの出演へとつながったようです。

篠田さんによると「『東京プリズン』の魅力をMCバトルで表現するということで、いつもお仕事をご一緒しているコレオグラファーのチノさんに相談したところ、Zeebraさんを紹介していただけて、夢のようなコラボが実現しました」とのこと。

「素敵なMCの方にたくさん参加していただけたので、やっぱりガチなバトルを撮りたいと思ったので、やらせ一切無しにこだわりました。Zeebraさんをはじめ、MCの方々の素晴らしいライムに感謝とリスペクトです！」と、映像に対するこだわりを語りました。 天野さんも「篠田さんからZeebraさんにご協力いただけると聞いて、企画の根っこに『ジブラの日本語ラップメソッド』があったので、なんて素晴らしい出来事なんだと感動しました」と、当時を振り返っています。

最後に天野さんは、「『東京プリズン』は誕生したばかりの新しいゲーム。この動画をきっかけに、頭の片隅に（ゲームのことが）少し残るだけでも十分だと思っています。それ以上に、映像を観て、ゲーム好きなユーザーだけでなく、ラップ好きの人にも楽しんでもらえる内容になっていれば幸いです」と締めくくりました。

『東京プリズン』とは

スマートフォンゲーム『東京プリズン』は、廃墟と化した東京を舞台に5つの勢力が覇権を争い合う、カヤックオリジナルの大規模喧嘩タクティクスです。 プレイヤーは5人のカリスマが率いる勢力「ユニオン」に所属して、東京中の拠点を奪い合います。バトルの結果次第で、ストーリーは変化していきます。 バトルシステムは連携プレイの面白さを追求した3vs3のターン制リアルタイム共闘バトル。 もちろん、1人でゆっくり楽しめるストーリーモードも。自分好みのキャラクター育成できるシステムなど、やりこみ要素も多く、自分にぴったりな遊び方で楽しめます。

韻を踏める人もそうでない人も注目の『東京プリズン』で、ガチの喧嘩バトルの面白さを体感してみてはいかがでしょうか！

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