星野源の初冠番組『おげんさんといっしょ』生放送　話題の理由は？

2017年最大のポップアイコン・星野源さん初となるTVの冠番組『おげんさんといっしょ』が放送となる。

NHK総合で5月4日（木）22時50分から、しかも60分間の生放送だ。

星野源さんは、おげんさん一家の母役「おげんさん」で登場。父役に高畑充希さん、長女役に藤井隆さん、長男役に細野晴臣さん。さらに、おげんさんちの謎のペットにして進行のネズミ役に声優の宮野真守さんという豪華すぎる家族だ。 異色の家族による生放送特別番組が、放送前から話題を呼んでいる。

豪華すぎるけど異色な組み合わせ？ 共通点は「音楽」

俳優・音楽家である星野源さんを筆頭に、今をときめく女優に俳優、日本を代表するミュージシャン、声優界のプリンス…あまりに豪勢な一家であることが数日前に明かされたばかり。

その共通点は、全員が音楽活動を行っているということだろう。

星野源さんは、2000年に結成し2015年に解散したインストバンド・SAKEROCKの中心メンバーでもあり、現在も音楽家として精力的に活動を続けている。昨年は、自身が主演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のED「恋」がダンス演出もあって空前のヒットを生んだことも記憶に新しい。 高畑充希さんも、コブクロの小渕健太郎さんにその声を買われて歌手デビューした人物。2007放送の隠れた名作ドラマ『セクシーボイスアンドロボ』主題歌の「ひとつだけ」や、2013年の連続テレビ小説『ごちそうさん』で美しい歌声を披露して話題に。 『逃げるは恥だが役に立つ』で星野源さんと共演した藤井隆さんは、2000年に「ナンダカンダ」で鮮烈な歌手デビュー。2010年代を代表するトラックメイカー・tofubeatsさんの「ディスコの神様」で、衰えぬ歌声とリズム感を見せつけた。 細野晴臣さんに至っては、言わずもがな、日本を代表するミュージシャンだ。坂本龍一さんらと結成したイエロー・マジック・オーケストラ（Y.M.O.）の活動でも知られている。 宮野真守さんも、声優活動と歌手活動の両輪を続けている。力強い歌声でファンを沸かし、そのCD売り上げはオリコントップテンにもチャートインするほど。

放送前から大きな話題　「現代のポップアイコン」星野源の初冠番組

一見異色な組み合わせにも映るが、彼らが演じる家族たちによる番組内容は音楽がテーマと聞けば腑に落ちることだろう。

放送では、音楽好きにはたまらない「偏愛音楽トーク」や「即興セッション」。Twitterを使って繰り広げられる「視聴者参加型トーク」などが予定されている。

音楽だけではなく、おげんさんの完全なる趣味だという「くしゃみ」動画もなぜか番組では紹介。深夜放送では“飯テロ”扱いされそうな「うまそ〜！」なグルメ画像・動画と共に、視聴者からの投稿を募集中だ。 「現代のポップアイコン」として、今最も熱い注目を集める星野源さんの「偏愛」と「こだわり」がつまった番組内容はもちろん、濃すぎる面子、生放送とTwitter連動という試みなどから、放送前からTwitter上でも大きな反響を呼んでいる。

番組公式Twitterも4月24日から始まったばかりだが、すでに7万フォロワーを突破。ファンからの期待値の高さがうかがい知れる。

＼いよいよ明日！／
早いもので、もう明日です。準備はできてるかな？#おげんさん とつぶやけば、おげんさんちで紹介されるかも。なんてったって生放送、何が起こるか分かりません。スマホ片手に見てみてね♪「おげんさんといっしょ」明日よる10:50スタートです～( C・> #星野源 pic.twitter.com/aOa4MYNFv4

— おげんさんちのねずみ～(C・＞ (@nhk_ogensan) 2017年5月3日

追記：『おげんさんといっしょ』放送後も大反響、ネットはお祭り騒ぎ

満を持して放送された『おげんさんといっしょ』。放送前の期待を裏切ることない内容で、あらゆる角度から話題になった。

発表されていたおげんさん一家に加え、ライブでは、細野晴臣さんはもちろん、東京事変の浮雲としても知られる長岡亮介さんやハマ・オカモトさん、林立夫さんといった超一流ミュージシャンを加えたバンド編成で、星野源さんの名曲『SUN』や『恋』を演奏。

さらに細野晴臣さんが作詞作曲を手がけた『絹街道』も披露された。

『おげんさんといっしょ』
なんか家族でカラオケ行ってるみたいな感じでほっこりする、おげんさん一家。リズム隊はまた描きます。
何も考えずにほっこりと心がじんわりと暖かく見れる番組。まさかNHKで実現するとは…。良い…。#おげんさんといっしょ #おげんさん pic.twitter.com/mSnUKfHZre

— お文具 (@imoko_iimo) 2017年5月4日

細野晴臣がベースを弾き、林立夫がドラムを叩き、星野源が自身の大ヒット曲「恋」を歌うというエンディングで、ジャパニーズポップスの長い長い文脈の一つの到達点を見た気がするよ… #おげんさんといっしょ #おげんさん

— おなか (@HNamachiri) 2017年5月4日

本当にゆるーい空気感で、星野源さんが影響を受けたマイケル・ジャクソン伝説のライブ登場シーンを真似して、出演者みんなで数秒間黙ってみるという放送事故級の企画（？）が行われたり、事前募集していた視聴者の「くしゃみ動画」に星野源さん以外の出演者が困惑気味だったりと、やりたい放題。

ネズミの声役・宮野真守さんも歌に参加したり、イケボで「子猫ちゃん、愛してるよ」と囁いたり、最後に宮野真守さん自身も姿を現す自体に。

#おげんさんといっしょ #宮野真守

おげんさんの「中の人はプリンスだからね」からのﾏﾓが「ねずプリ、ねずプリw」もう、最高です?❤️?
ねずみが歌上手すぎてまじ草wwwwww pic.twitter.com/L7Tc2d0klq

— 玲@ｱｲｺﾝは寝てた僕、撮られた笑 (@rena701) 2017年5月4日

とても1時間の特番とは思えない豪華なセットや出演者によるお祭り騒ぎが繰り広げられ、放送からしばらく経っても番組関連ワードがいくつもTwitterのトレンド入りを果たしていた。