インターネットの世界から活動をはじめ、ついにメジャーデビューを記念するステージに登場することとなった、DAOKOさん。
MCが終わった後、しばし閉ざされたままの幕を目の前に、会場に集まったファンは静かに登場を待ち望んでいた。
前面に貼られた透過スクリーンの裏に、DAOKOさんをはじめとした「DAOKO THE BAND」の面々の姿がかすかに見えてくる。
「いったい、これから何が始まるのか」という期待感と昂揚感とともに、静けさを増す会場。
アルバム『DAOKO』のリードトラックである「水星」のメロディが流れはじめると、スクリーンには楽曲を反映した映像が流れ出した。
その透過した光を受けて、ファンの前にDAOKOさんの姿がしっかりと浮かび上る。同時に、独特な、ささやくような、儚くも力強いDAOKOさんの歌声が広がる。
DAOKOさんがニコニコ動画から人気を博したように、tofubeatsさんもインターネットレーベルでの活動から人気が広がり、メジャーというフィールドの第一線で活躍している。
フロアとステージの間に投影された映像はどこか、インターネットの繋がっているけど、触れられないような、そんな儚さすら感じさせた。
しかし、確実にそこにあるDAOKOさんをはじめとした「DAOKO THE BAND」の姿に、フロアからは熱い視線が注がれる。
また「DAOKO THE BAND」が奏でる生演奏はライブならではの刺激的な音を届ける。
そして、スクリーンに投影される同曲MVに登場している映像や文字たちが、よりステージを幻想的に見せてゆく。まさに、魔法をかけられるような感覚だ。
つづいてのナンバーは「一番星」。アップテンポな曲調にあわせて、スクリーンの映像もよりポップな演出を見せてゆく。
映像の隙間で見え隠れするDAOKOさんは、可憐な少女の様な姿を見せながらも、確かな存在感を放っていた。
アルバムのサウンドプロデューサーを務めたロックバンド・GREAT3の片寄明人さんが演奏に参加した「高い壁には幾千のドア」、そしてラストナンバーの「きみ」。
客席にひしめき合うファン全員が、デビュー後、はじめて公の場でパフォーマンスするステージ上のDAOKOさんに注目していた。
そんな大きな期待を受けながら、DAOKOさんは甘いウィスパーボイスで全曲を歌い上げた。会場を後にする観客の顔は上気し、充足感に溢れていた。
これまでのファン、これからのファン、誰もが納得いく、デビューに相応しい記念碑的イベントとなっただろう。
しかし、これほど充実したパフォーマンスを披露したDAOKOさんが、舞台袖へと戻ってくる時、「ダメコだったかも」とはにかみながら、小さくこぼしたように聞こえた。
弱冠18歳のDAOKOさん。未来への理想や不安、大きな期待と同等の重圧、すべてを含んだ彼女の未来は遠く、広く続いてゆく。
現状に満足せず遠くを見据えるDAOKOさん、そして新鮮なライブパフォーマンスを目撃した観客の表情から、これからもDAOKOさんの止まることのない成長、そして活躍が続くことを確信した。
MCが終わった後、しばし閉ざされたままの幕を目の前に、会場に集まったファンは静かに登場を待ち望んでいた。
ついに、DAOKOさん登場!
DAOKOさんの登場を待ちわびる観客たちを前に、閉ざされていた幕が静かに上がった。前面に貼られた透過スクリーンの裏に、DAOKOさんをはじめとした「DAOKO THE BAND」の面々の姿がかすかに見えてくる。
「いったい、これから何が始まるのか」という期待感と昂揚感とともに、静けさを増す会場。
アルバム『DAOKO』のリードトラックである「水星」のメロディが流れはじめると、スクリーンには楽曲を反映した映像が流れ出した。
その透過した光を受けて、ファンの前にDAOKOさんの姿がしっかりと浮かび上る。同時に、独特な、ささやくような、儚くも力強いDAOKOさんの歌声が広がる。
インターネットの後光さす、「水星」のパフォーマンス!
DAOKO 『水星』 Music Video
「水星」はもともと、トラックメイカー・tofubeatsさんが盟友・オノマトペ大臣と制作した、2010年代のインターネットミュージックを象徴する楽曲。DAOKOさんがニコニコ動画から人気を博したように、tofubeatsさんもインターネットレーベルでの活動から人気が広がり、メジャーというフィールドの第一線で活躍している。
フロアとステージの間に投影された映像はどこか、インターネットの繋がっているけど、触れられないような、そんな儚さすら感じさせた。
しかし、確実にそこにあるDAOKOさんをはじめとした「DAOKO THE BAND」の姿に、フロアからは熱い視線が注がれる。
「DAOKO THE BAND」のステージは魔法のよう
つづいてアルバム収録曲「かけてあげる」を披露。甘く切なくも、フロアに突き刺さるDAOKOさんのボーカル。また「DAOKO THE BAND」が奏でる生演奏はライブならではの刺激的な音を届ける。
そして、スクリーンに投影される同曲MVに登場している映像や文字たちが、よりステージを幻想的に見せてゆく。まさに、魔法をかけられるような感覚だ。
つづいてのナンバーは「一番星」。アップテンポな曲調にあわせて、スクリーンの映像もよりポップな演出を見せてゆく。
映像の隙間で見え隠れするDAOKOさんは、可憐な少女の様な姿を見せながらも、確かな存在感を放っていた。
18歳の肩にかかった期待の大きさ
そして、DAOKOさんのボーカルを存分に引き出しながらも思わず体が踊りだしたくなるPARKGOLFさんによる「ミュージック」。映像と音楽のマッチによって、時に幻想的に、時にストレートにDAOKOさんの世界観を映しフロアに届ける「ないものねだり」を披露。アルバムのサウンドプロデューサーを務めたロックバンド・GREAT3の片寄明人さんが演奏に参加した「高い壁には幾千のドア」、そしてラストナンバーの「きみ」。
客席にひしめき合うファン全員が、デビュー後、はじめて公の場でパフォーマンスするステージ上のDAOKOさんに注目していた。
そんな大きな期待を受けながら、DAOKOさんは甘いウィスパーボイスで全曲を歌い上げた。会場を後にする観客の顔は上気し、充足感に溢れていた。
これまでのファン、これからのファン、誰もが納得いく、デビューに相応しい記念碑的イベントとなっただろう。
しかし、これほど充実したパフォーマンスを披露したDAOKOさんが、舞台袖へと戻ってくる時、「ダメコだったかも」とはにかみながら、小さくこぼしたように聞こえた。
弱冠18歳のDAOKOさん。未来への理想や不安、大きな期待と同等の重圧、すべてを含んだ彼女の未来は遠く、広く続いてゆく。
現状に満足せず遠くを見据えるDAOKOさん、そして新鮮なライブパフォーマンスを目撃した観客の表情から、これからもDAOKOさんの止まることのない成長、そして活躍が続くことを確信した。
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