『混血のカレコレ』『テイコウペンギン』『全力回避フラグちゃん!』などのショートアニメを展開するPlott社が、経済産業省によるコンテンツ産業の海外展開支援プログラム「IP360」に採択された。
採択されたのは、コンテンツの多言語対応などを支援するメニュー8「海外展開支援(ローカライズ支援)」。
Plott社は今回の支援を活用し、自社のショートアニメIPの多言語化と海外配信体制を整備。複数の作品を継続的に海外展開できる「日本発ショートアニメの海外展開モデル」の構築を目指す。
同社が運営するYouTubeアニメチャンネル群は、海外からの累計再生数が9億回を突破。2026年6月の海外月間再生数は約9500万回に達し、前年同月から約20倍に成長している。

アニメやゲームの海外展開を支援する経産省「IP360」
「IP360」は、経済産業省が令和7年度補正予算で実施する「コンテンツ産業成長投資支援事業」。
政府が掲げる日本発コンテンツの海外売上を2033年までに20兆円へ拡大する目標に向け、アニメ、ゲーム、漫画、音楽、映像などのIP創出から海外展開までを支援する。
Plott社が採択された「海外展開支援(ローカライズ支援)」では、多言語化など海外市場へコンテンツを届けるための取り組みが対象となる。最大4000万円、事業への補助率1/2の支援対象となる。
Plottの採択事業名は「自社保有ショートアニメIPの海外展開」。自社作品の多言語対応と海外配信体制の整備を段階的に進め、特定の作品だけに依存せず、複数タイトルへ応用できる海外展開の仕組みをつくるとしている。
海外再生数が1年で約20倍に成長したPlottのコンテンツとIP戦略
Plott社は、YouTubeやTikTokを中心にショートアニメを制作/配信する企業。
『混血のカレコレ』『テイコウペンギン』『全力回避フラグちゃん!』『私立パラの丸高校』など、YouTube上で展開するチャンネル群の累計登録者数は1400万人、累計再生回数は240億回を突破している。
近年、特に伸びているのが海外からの視聴者だという。海外月間再生数は、2025年6月の約483万回から2026年6月には約9457万回へ増加。前年同月比1877%、約20倍となった。
海外からの累計再生数は9億回を超え、視聴地域も世界230の国と地域まで広がっている。
すでに国内では、ショートアニメを起点にゲーム、漫画、ノベル、音楽などへのメディアミックスを展開。海外視聴者に対しても、動画から別の事業へと接点をつなげていく構想だ。
株式会社Plott取締役でグローバル事業を統括する山田雄介さんは、今回の採択について「YouTubeで生まれ育った日本のショートアニメが、いま世界中で視聴され始めています」とした上で、「数タイトルにわたる再現性のある『日本発ショートアニメの海外展開モデル』を確立してまいります」とコメントを残している。
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